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国内旅行

平戸

<一日目>

 今回は、長崎市以外の長崎を、北から南に行ってみます。台風24号が来ており、飛行機が飛ぶか心配でしたが、幸いなことにコースはそれました。長崎空港からは、長崎の北端平戸を目指します。平戸港交流広場に駐車しますが、そこから対岸には、平戸城が見えます。昼時ですので、ちゃんぽんで有名な一楽に向かいます。途中、広場にはポルトガル船入港碑やじゃがたら娘像があります。この像は、オランダ貿易時代に、商館の外国人と一緒になった日本人母子が、じゃがたら(現インドネシア)に追放されたことを忍び、設置されたとのことです。

 昼食は一楽で頂きます。この店は、 1964年に開店し、以来つけ足してきた歴史有るチャンポンスープが有名ですので、早速「平戸ちゃんぽん」お願いしました。野菜も他の具もびっくりするくらいの量で、食べきるのに一苦労でした。

 お腹も膨れてきましたので、腹ごなしに平戸城に向かいます。昼食を食べた一楽の前には幸橋、その先は幸橋御門で、城に続く坂道になっています。昔は、城と城下町との往来は船で、 1669年、そこに幸橋と呼ばれた木橋を架けられました。 1702年、これを石橋に改架していますが、オランダ商館の石造り建築に従事した石工によって架橋されたことから、オランダ橋とも呼ばれています。 1984年に解体して改修復元され、同時に幸橋御門も復元されています。幸橋御門の脇には英國商館遺址之碑があります。坂道を10分程進むと、城の入口の北虎口門があります。

 平戸城は、別名亀岡城と呼ばれ、平戸瀬戸に突出した平山城です。三方を海に囲まれ、天然の堀とし、亀岡山(標高約53m)の頭頂部に本丸が築かれ、その南側に二の丸、東側に三の丸が配されています。明治の廃城令で廃城となりましたが、1962年復元(天守閣三層五階建)され、日本100名城のひとつとなっています。天守閣五階まで上り、外の展望台をぐるっと一周します。当日は台風の余波のためか、非常に風が強く、眼鏡が飛ばされそうなくらいです。しかしながら、眺めは良く、遠く平戸大橋や対岸の平戸市街が一望できます。

 天守閣の東側には、見奏(けんそう)櫓や懐柔櫓が、平戸瀬戸に睨みをきかせています。平戸城本丸跡にある「亀岡神社」は、この地を治めた松浦藩主を祀った神社です。1880年に平戸城下にあった四社(七郎神社、乙宮神社、八幡神社、霊椿山神社)を合祀してできた神社です。

 平戸城から坂道を下り、平戸港交流広場に戻ります。広場にはチューリップの椅子がありますが、オランダから送られた椅子のようです。広場から平戸オランダ商館は400m程ですので、徒歩で海岸に沿って向かいます。この白亜の建物は2011年に復元された石造りの倉庫です。外観や構造はオランダの、屋根は日本の建築技術が使われた和洋折衷の建物で、館内では平戸とオランダの交流の歴史が展示されています。

 最後に、松浦史料博物館を見学します。ここは平戸藩主松浦家の旧邸宅を利用した博物館で、1893年に当主の私邸として建てられています。平安時代から、明治維新で華族となるまで1000年も続いた松浦家に伝来する約3万点の文化財が展示されています。博物館へは急な階段を上りますが、この階段は、七十八段で、縁起のよい「七転び八起き」にあやかっているようです。

 平戸を去るにあたって、平戸大橋を二か所から見学してみました。一つ目は平戸瀬戸市場から、もう一つは田平公園からです。後者の写真は見栄えがしますね。次は平戸から今日の宿泊先の佐世保に向かいます。

 佐世保の夕食はさるくシティ4○3アーケードの近くにある、「ささいずみ」を予約しています。庶民の料亭として、創業100年を超えるお店とのことで、長崎のブランド魚「長崎ハーブ鯖」や活きあじのたたき、すり身揚げ、佐世保レモンステーキなど佐世保の名物を地酒とともに一通り頼んでみました。噂にたがわず美味しい店でした。台風のせいでイカの水揚げがなく、食べられなかったことが残念です。帰り際、夜のさるくシティ4○3アーケードを進んでみましたが、全長約1キロで一直線のアーケードとしては日本一ということで、最後までは行けず、途中で引き返しました。