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国内旅行

大沼公園、鹿部、南茅部

<一日目>

 今回は道南の函館と函館周辺を回ってみたいと思います。はじめは函館空港に隣接している、続日本百名城の志苔館(しのりだて)跡を見学します。 ここは、西には志海苔川(のりの漢字が館と違っています)、南は海に面した丘陵上に立地しています。ここは、14~15世紀頃に和人(本州から渡来した日本人)によって築かれた中世の館城ですが、アイヌとの抗争があり、最終的には館を放棄し、松前に逃れているため、16世紀以降は廃館となっています。現在は、土塁と空堀があるだけですが、北側には函館空港の滑走路が走っており、飛行機の離着陸が間近で見えます。

 さて、次は七飯(ななえ)町にある大沼公園に向かいます。七飯は元々は「七重」でしたが、飯田村との統合の際「七飯」にしています。大沼公園は、新日本三景(他は、三保の松原と耶馬溪)に選定されており、活火山である駒ヶ岳とその麓に広がっている大沼湖や小沼湖には126の小島があります。一部は橋でつながれ、散策ルートとなっていますので回ってみます。島の一つ、西大島には、作家の新井満がここのログハウスで、森を吹き渡る風に着想を得て「千の風になって」を作ったことを記念するモニュメントがあります。丁度この時期はスイレンの開花の時期で、ピンクや白、黄色と微妙に色の異なるスイレンを見ることができました。

 公園散策後、小腹も空いたので、大沼公園駅前にある大沼だんごの老舗として有名な「沼の家」で、お団子を頂くことにします。ごまと餡子の2種類がありますので、両方頂きました。この団子は、ゴールデンカムイでは、五稜郭包囲戦の前に、鯉登から鶴見への差し入れとして登場しています。食後は、大沼公園駅を覗いてみます。丁度、列車が到着しました。ホームは直ぐそばです。

 昼食は車で30分程の所にある、道の駅「しかべ間欠泉公園」で取ることにします。ここは、道の駅で食材を購入し、蒸し処で自ら蒸して食べるスタイルです。早速、ホタテの稚貝、甘エビ、ホタテ饅頭を購入し、蒸し処で蒸してみます。100度の温泉がもうもうと出ますので、10分間程度で蒸し上がります。

 食事後、道の駅に隣接している間欠泉を見学します。10分ほどの周期で、噴出高約15メートル、温度103度の熱湯が地面から噴出してきます。予想以上の迫力です!眺望の館の1階は通称「洞窟の道」となっており、パネルやビデオで、活火山である駒ヶ岳の噴火による被害や間歇泉のしくみ等がパネルやビデオで紹介されています。しかべ焼きが売られていましたので、頂きましたが、味も形も明石焼きです。

 次は、2021年に世界文化遺産に登録された「北海道・北東北の縄文遺跡群」を見学します。最初は大船遺跡です。途中、三味線滝がありましたので、車を降りて、マイナスイオンに浸かります。この遺跡は、5500~4000年前の1500年にわたって営まれた集落で、床を深く彫り込んだ(中には2m超も)縦穴建物が特徴です。発掘された縦穴は、年代を経る毎に囲炉裏が大きくなっています。説明頂いた係の方によると、寒冷化の影響と言うことです。管理棟の脇にはこれまで発掘された石皿が大量に並べられていました。

 次は、垣ノ島遺跡です。遺跡には函館市縄文文化交流センターがありますので、見学します。ここには縄文時代の土器や狩猟道具が数多く展示されていますが、ここから車で10分程先にある著保内(ちょぼない)遺跡で発見された、北海道唯一の国宝、中空土偶が展示されています。垣ノ島遺跡の入口から遺跡内に入ると、目の前には広大な草原が広がっており、地面の下には縦穴建物群が埋まっているとのことです。ここは、大船遺跡より古く、9000~3000年前の定住の跡です。

 日も傾いてきましたので、函館に向います。途中、道の駅「なとわ・えさん」の展望デッキで、恵山岬と津軽海峡を一望しながら、はこだてプリンとコーヒーを頂きました。「なとわ」は方言で「あなたとわたし」という意味です。国道沿いには、北海道本州最短の地や、汐首岬灯台、旧戸井線アーチ橋がありますので、車を止めて見学します。

 夕食は、ホテルのガイドブックにあった「函館山」で頂きます。 ホテルの明日の朝食は、お寿司のバイキングなので、お刺身系以外の物を注文してみました。お酒は、国稀(増毛)と絹雪(旭川)です。

 食事後は、函館山に上り、函館の夜景を見たいと思います。行く途中、下から山頂をみると、ガスっています。ロープウェイでは、途中までは市街の夜景が美しく見えましたが、山頂からは、残念ながら、ガスでぼんやりとしか見えませんでした。これで今日の観光は終了し、宿泊先の函館駅に隣接しているJRINNに戻ります。