カテゴリー
国内旅行

村上、新潟

<一日目>

 今回は新潟県の北部を旅行します。はじめに村上市にある村上城(続100名城)に上ります。この城は、標高135mの臥牛山(がぎゅうさん)に築かれた城で、戦国時代には本庄氏の本拠地でしたが、江戸時代には、村上氏・堀氏・松平氏と城主は入れ替わっています。登山口の前にある村上城跡保存育英会で続100名城のスタンプを押した後、登山口から七曲がり道、高低差100mを、一気に上ります。15分程で、城の入口である四つ門が見えてきます。この門は、山頂部の最もくびれた部分に位置しており、一つの門で城内、場外の左右の通路仕切っていることかから、その名がついているようです。

 二の丸から本丸に近づくと、細い城道を見下ろすように出櫓があり、その下には山頂部の本丸と二ノ丸を画している黒門がありました。更に道を上ると、本丸唯一の出入り口にあたる冠木門があります。その門を入ると、本丸と天守台があり、そこからは、市内、その先には日本海のパノラマが広がっています。

 お昼時になりました。今日はせっかく村上に来ましたので、鮭料理の「千年鮭きっかわ井筒屋」に行ってみます。ここは昔、松尾芭蕉が泊まった宿だったようです。ここでは鮭料理八品のセットをお願いしました。先付けで、鮭の酒びたし、手まり寿司、白子の寒風干しが出ます。続いて、鮭の塩引と酒びたし皮が出されますので、ミニ七輪でさっと焼きます。酒びたし皮は、チリチリと丸まり、おどり焼きになります。最後はご飯と一緒に残りの鮭料理が出てきます。ご飯は一膳目は塩引き鮭と一緒に頂き、二膳目は出汁で、茶漬けで頂きました。何れもおいしく頂きましたが、少し塩分は多めです。

 食事後、同じ通りにある「千年鮭きっかわ」を見学します。ここは、塩引き酒や酒の酒びたしなど村上伝統の料理を加工販売する老舗です。築140年の町屋では、天井から吊り下げられた千匹の鮭が見られます。

 商店街の通りから、脇の道に入ります。ここ安善小路は、黒い板の塀で統一され、村上市街の中で、最も城下町の風性が感じられるところです。道の中程には400年ほど前に創建された安善寺があり、下層に屋根のない二階造りの楼門は、往時をしのばせます。

 最後は、駐車場に戻り、同じ敷地にある三か所の資料館を順に見学していきます。最初は、若林家住宅で、二百数十年前から明治期まで、村上藩士若林家とその子孫が生活していた建物です。若林家は150石の者頭(ものがしら)で、17人の足軽を指揮していたようです。庭に面した縁側には、村上らしく、鮭が干されていました。

 続いて、村上歴史文化館を見学します。外観は村上市にあった明治時代後期の病院を参考に設計されたとのことです。村上市所蔵の民俗資料や歴史資料が展示されています。食文化では、江戸時代の祝い膳が展示されていましたが、酒の肴は今と全く同じですね。

 最後は、おしゃぎり会館です。毎年7月に開催される村上大祭で引き回される「おしゃぎり」と呼ばれる大きな山車を、1、2階福抜けのブースで展示しています。ここの2階には、村上歴代城主の関連資料や刀剣、甲冑などの歴史資料が展示されています。

 次は、村上市街を離れ、笹川流れに向かいます。笹川流れとは、国指定名勝天然記念物で県立自然公園に指定されている景勝地で、約11㎞の海岸線には、激しい荒波により侵食されて作られた奇岩が多くあり、変化に富んでいます。とりあえず道の駅笹川流れの夕日会館に立ち寄り、ソフトクリームを頂きます。展望台から海岸線をみます。ここは恋人の聖地ではありませんが、柵には鍵が多くかけられていました。

 観光案内のパンフレットでは、遊覧船から眺めるのがおすすめとありますが、日本海の荒波、揺れると具合が悪くなりますので、国道から奇岩を眺めることに止めました。

 新潟市に戻り、今日の宿泊先であるアパホテルに到着しました。一服してから、徒歩で、新潟日報メディアシップ20階の展望フロア「そらの広場」に向かいます。ここは地上約100mに位置しており、眼下には信濃川や新潟市中心部、遠くには日本海を、望むことができます。萬代橋の近くには新潟ブルースの歌碑が有りました。

 今日の夕食は萬代橋のたもとに有り、新潟ブランド牛を味わえるというビストロ椿に行くことにします。村上は鮭と牛が2大グルメですが、牛は食べていなかったので、店の方に村上牛を頂けるか伺ったところ、タリアータは村上牛とのことなので、それをお願いしました。出された料理は何れもおいしく、ボリュームもそこそこあり、いい店だと思います。帰る際、萬代橋からは、遠くに朱鷺メッセやホテル日航の夜景が見えます。

 新潟日報メディアシップの展望フロアは、夜も11時までやってるということなので、ホテルに戻る前に、夜景を見に再度上ってみます。明るい時とは違って、夜景はロマンチックですね。