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海外旅行

チンクエッテレ

<七日目>

 ブリニョールを7時56分出発し、チンクエッテレの最初の駅であるモンテロッソには9時5分に着きます。途中、車窓からはジェノバ湾の青々とした海が見え、これからの期待をそそらせます。モンテロッソ到着後、下車してみます。モンテロッソ駅の上には、眺めのいいカフェテリアあります。ここに来るまでは、チンクエッテレ(イタリア語で5の村)には特別の観光列車が走っている、と思っていましたが、実際には、イタリア国鉄の線路でイタリア国鉄が乗り降り自由の特別区間を運営している、と言う仕組みでした。特別区間の運営(シーズン開始)は、今月14日(土曜日)からということでしたので、今回の旅行のタイミングは、非常にラッキーでした。

 駅に隣接する村の観光案内所で、特別区間の時刻表をもらい、モンテロッソ駅からチンクエッテレ最後の村、リオマジョーレに向かいます。時刻表を見ると一時間に3本くらい列車は出ているようです。リオマッジョーレ駅は、断崖の狭間にありますので、村に行くには100mほどの地下道を通っていきます。

 トンネルを抜けると、目の前に視界がぱっと開き、青い空と青い海が目の前に広がります。更に進み、岬の先から街を振り返ると、カラフルな家並みが現れ、これぞチンクエッテレという風景です。その先は、岩礁となって、ジェノバ湾となります。岬の反対側は、各岩に杭が打ち込まれており、崩れそうな感じがしましたので、進むのはやめました。

 リオマッジョーレ村の中心通りを歩いていると、遠くにリオマッジョーレ城が見えます。駅のそばにあるエレベーターで崖の上に行き、城を目指します。眼下には、山に挟まれているリオマッジョーレ駅が見えます。急峻な斜面には、BS日テレの「イタリアの小さな村」に出てくるようなレモン畑があります。Googleで道を探すのですが、城への道はなかなか見つかりません。「愛の小道のトレッキング」に11時で予約していますので、行くのをあきらめ、戻ることにします。

 「愛の小道のトレッキング」とは、リオマッジョーレから隣村のマナローラへと続く海岸沿いの約1㎞の道です。昔この村の恋人がそこで愛を語ったことからそう呼ばれているそうですが、観光客が大勢押し寄せたことから、今は事前の予約が無いと通ることが出来ません。愛の小道の出発点に来たところ、一昨日の豪雨で、崖崩れが発生し、途中で引き返すことになるとのこと。了承したうえで進みます。崖に通された道は、落石防止の金網が至る所に張られ、危険なところはトンネルになっていたりで、確かに危険な気がします。全体の感じは、日本海の柱状節理の海岸沿いに進んでいるような感じがします。10分程歩くと、「地滑りのためクローズ」と書かれた地点に来ましたので、引き返します。

 お昼時となりましたので、ここリオマッジョーレで取ることにします。AIで「魚介のスパゲッティ」の食べられるところと検索したところ、ダウ・チラという店を勧めてきましたので、そこに向かいます。運の良いことに、今日は観光客が少ないため、見晴らしの良いレストランで見晴らしの良い席に座ることが出来ました。食事は、魚介のパスタとTrofiette(ジェノヴァ生まれの 、ねじねじ形のバジルペーストのショートパスタ) 、ワインは勧められたチンクエッテレを頂きます。青い空と青い海を見ながら、至福の時間を過ごしました。

 次はリオマッジョーレ駅から電車に乗り、観光客の一番多いヴェルナッツァに向かいます。車窓は、青く輝いた海が見えます。電車の掲示板には、日立のロゴが大きく掲げられています。イタリアの国鉄は大半が日立製のようです。ヴェルナッツァは、予想通りたくさんの観光客であふれています。

 ヴェルナッツァ駅から、メインストリートを通り、港を目指します。港の防波堤の突堤から街を望むと、海に突き出たジェノヴァロマネスクの教会St. Margaret of Antiochやカラフルな町並みが見えます。

 次は高台から街を見下ろしたいと思い、家と家との間の狭い坂道を通って、丘を登っていきます。丘の上からは、中世の雰囲気を残すヴェルナッツァの街が、絵はがきのように望むことができす。反対側を見ると、急峻な丘の段々畑や谷間のトンネルが見えます。

 最後は、朝、一番先に降りたモンテロッソに行きます。チンクエテッレで唯一広い砂浜のある村です。町の中心地は駅から遠くに見えるアウロラ要塞砦(現在は個人宅で見学不可)の奥にあります。駅と砦の間は、砂浜が続き、ハイシーズンはここにビーチパラソルが隙間無く並び、一大観光地となるようです。

 モンテロッソの中心地は、一般の住宅がメインのようで、観光客はあまりいません。店もハイシーズンで無いためか、大部分が閉っています。ジェラート屋があいていましたので、今回のイタリア旅行で初めて、ジェラートを買いました。帰りの列車は16時、そろそろなので駅に向かうことにします。

 今日の夕食は、昨日買ったフォッカチェリアの隣にあるパニフィッチョというフォッカチェリアで、フォッカチオを買ってみました。飲み物は、イタリアのビールを飲みたかったのですが、カルフールではハイネケンしか冷えたビールが置いていませんでしたので、泣く泣くそれを買いました。明日は、ジェノバを観光して、夕方ミラノに向かいます。