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散歩

荏原七福神

 今年の七福神巡りはは、品川区の荏原に行ってきました。これは、町おこしのため1991年に生まれたそうです。スタートは、東急目黒線の西小山駅です。西小山商店街を抜け、10分程歩くと、1番目の小山八幡神社(大黒天)に到着します。ここは、小高い丘の上にあり、眼下に品川の住宅街が一望できます。ここで、朱印を押す色紙を頂きます(2000円)。

 次は、哲学者の散歩道と命名された,細い坂道を下り、摩耶寺(寿老人)に向かいます。

 ここまではグーグルを使って来ましたが、以降は道に案内板があり、それに従っていくことができます。次は法連寺(恵比寿)です。昭和大学の前を通り、旗の台駅で三間通り商店街に入ります。しばらく歩くと、道案内の看板がありますので、左に曲がると法連寺は直ぐそこです。

 お参りを済ますと、13時頃ですので、昼食とします。三間通り商店街に面した「BISTRON」で頂くこととします。ランチセットですが+100円でソフトドリンクをワイン(スパークリング含む)に変更できる!ので、牡蛎とほうれん草のペペロンチーノとスパークリングワインをお願いしました。ここは、大人の隠れ家レストランに選ばれているようです。夜も来てみたい感じです。

 昼食後は、案内板に沿って、蛇窪神社(弁財天)に向かいます。この辺りは、1932年、東京に市制が引かれる前は、蛇窪と呼ばれていたようです。それに合わせ、蛇窪駅も戸越公園駅に改称されたとのことです。蛇窪は、蛇行が著しい水路に由来するようです。ここ蛇窪神社には、法密稲荷、蛇窪龍神社、白蛇弁財天等多くのお社が有るほか、願掛け水掛宝珠、おもかる狐石、撫で白蛇、銭回し、銭洗い所等いろいろなアトラクション?が有ります・

 次は、養玉院(布袋尊)です。ここには、「大井の大仏(おおぼとけ)」と呼ばれる、大日如来を中心とした五体の大きな(3m)如来像が横一列に安置されています。

 15時近くになってきましたので、先を急ぎます。次は東光寺(毘沙門天)です。

 いよいよ最後は、大井蔵王権現神社(福禄寿)です。大井駅近くのビルの一角にあります。ここの押印で色紙完成。社色紙に色紙に確認の「開運招福」の印と絵馬を頂きました。「もう一つの七福神めぐり」(キャラクター版)も完成しました。

 最後は、神社の側の「hinata cafe」で珈琲(ケニヤ)を頂き、帰宅しました。

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国内旅行

京都(泉涌寺、東福寺、修学院、東寺)

<一日目>

 インバウンド旅行者も増えそうなので、年の瀬も押し迫っていますが、京都に行くこととしました。まずは朝食。前田珈琲でクロワッサンサンドを頂きます・

 ホテルに荷物を預け、泉涌寺に向かいます。東福寺駅で降り、泉涌寺道を上ったところに、総門がそびえます。門をくぐり、長い参道を歩きます。

 参道をしばらく歩くと、泉涌寺の塔頭(たっちゅう)である戒光寺が左手にあります。ここは、運慶・湛慶父子の合作である丈六の大きな、総高10mの釈迦如来立像が有名です。本堂に入りさっそくお参りしました。本堂の脇の生け花は見事です。

 次は今熊野観音寺にお参りです。西国三十三所の15番目の札所です。参道をしばらく歩くと、今熊野鳥居橋があり、そこを渡ったところに山門があります。本堂の手前には、子まもり大師、ぼけ封じ観音が鎮座しています。

 ようやく泉涌寺に辿り着きました。大門の左の石碑にあるように、ここは御寺(みてら)で、皇室の菩提寺です。入り口で受付を済ませ中に入ります。初めに見えるのは、大きな仏殿と舎利殿です。仏殿の三尊仏にお参りした後、御座所に向かいます。

 御座所の門を入ると、案内所の入り口があり、受付します。皇室の菩提寺ですので、玉座等皇室関係の調度品、お部屋があります。お庭は、昭和天皇も愛でられたそうです。東山山系が借景となっています。当然ですが、御座所の御車寄せは、閉まっています。

 浴室の前を通り、楊貴妃観音像のお参りをして、今度は東福寺に向かいます。

 東福寺への道の途中には、泉涌寺の塔頭である悲田院や、清水焼の工房、工房が経営している喫茶店などがあります。20分程で東福寺、通天橋道の石碑に着きます。

東福寺の途中には、一般道である臥雲橋が架かっています。向こうには、これから行く東福寺の通天橋が見えます。紅葉の時期はさぞやきれいだったと思います。通天橋では、結婚式の撮影が行われているようです。

 日下門から入り、受付をし、通天橋に向かいます。今度は向こうに、臥雲橋が見えます。紅葉は少し残っています。11月10日〜11月30日は拝観料が高くなっていますので、その頃が見頃なのでしょう。

 木製の通路を上り、開山堂・普門院に向かいます。通路を過ぎると、開山堂・普門院の庭園に出ます。庭の手水鉢の水は凍っていますね。普門院の前庭は市松模様の石庭です。開山堂・普門院から戻り、反対側にある愛染堂をお参りします。

 通天橋をもどり、今度は方丈の八相の庭の見学です。庫裏で受付をし、順番に見学していきます。南庭は枯山水、渦巻く砂紋は八海、向こうの築山は五山を意味しています。結婚式の写真撮影が続いているようです。東庭は円柱で北斗七星、生垣で天の川を模しています。北庭、西庭は、いずれも市松模様です。

 最後は、本堂、山門を見学し、勅使門から東福寺を去ります。

 次は、京阪電鉄で伏見桃山駅に向かいます。駅を降り、駅前の大手筋を直進します。昼食は「伏見酒蔵小路」でと考えていましたが、重くなりそうなのでもう少しブラブラ歩いて探すことにしました。左に折れ、納屋町商店街を通ります。道が狭いので、アーケードが高く感じます。

 竜馬通り商店街に入ります。しばらくして寺田屋に着きました。が、なんと月曜日は定休日です。竜馬は、寺田屋事件の時、濠川を使って薩摩屋敷まで逃れたとも言われているのお思いだし、逢来橋からの豪川を眺めました。近くの黄桜記念館で、一杯と思い、行ったところこちらも、売店は営業していますが、記念館は定休日です。

 月桂冠はどうかな、と思い行ってみましたが、幸いに記念館は営業中。入館料を支払い中に入ります。その際、利き酒のおちょこと、コイン3枚(利き酒3回分)を渡されます。説明ビデオを見てから、記念館の内部を見学します。最後はお楽しみの利き酒です。利き酒マシンでは、一番高い笠置屋(4500円/720ml)⑥や絞りたての純米大吟醸②などを頂きました。酔い覚ましには、外にある「さかみず」の水をのむことにします。

 ところで、昼食はまだです。夕食も近いので、商店街に戻り、たこ焼きを買って公園のベンチで食べて済ますこととします。駅の反対側にある、松平筑前公園を目指し、そこで頂きました。途中、御香宮神社の鳥居の鳥居を通ります。

 駅に帰りしな、御香宮神社に参拝していきます。この神社は、鳥羽伏見の戦いの際、薩摩軍の屯所となったようです。社務所脇に積まれている酒樽は、やはり月桂冠と黄桜です。

 伏見桃山駅に向かう途中、黒田節誕生の地があったり、鳥羽伏見戦の弾痕の跡があったりで、京都には、そこら中に歴史が有るな、と感じました。

 夕食は三条駅近くの、白川放水路沿いにある「MARCO & SARA」にします。ワインビュッフェ付きのステーキのコースです。サラダ、前菜、メイン、デザートはボリュームもあり、おいしかったです。ワインビュッフェはなじみがありませんでしたが、直ぐ慣れました。注ぎ放題ですね。ここは、犬の同伴を積極的に受け入れている店で、コースターや飾りがそれっぽいです。

<二日目>

 四条烏丸のバス停から、バスに乗り、京都芸術大学前で下車します。今日のメインは修学院離宮です。当日受付は11時からですので、その前にいくつか回りたいと思います。白川通をしばらく歩き、詩仙堂に向かいます。途中に、宮本武蔵が吉岡一門と戦った下り松がありました。それに関係する八大神社の鳥居が側にあります。

 清々しい小有洞を通り、詩仙堂の受付に行きます。朝早いので、見学者はまだいません。至楽巣(読書室)、詩仙の間と建物の中を歩きます。眼前には見事に掃き清められた庭園があります。樹木の葉にはまだ霜がが残っています。ダイアナ妃もここを訪れたようです。建物見学の後、庭園を散策しますが、鹿おどしの音が風情を感じさせます。

 詩仙堂の隣に八大神社が有りますので、お参りします。参道の掲示板には、過去の宮本武蔵関係の映画等のポスターが掲示されていました。

 11時近くなりましたので、修学院離宮に行き、当日受付に並びます。30分程前に着きましたが、1番でした。11時に受付証を頂きます。

 13時30分までは時間がありますので、延暦寺の塔頭である赤山(せきざん)禅院にお参りします。ここはお寺ですが、赤山大明神がご本尊です。ここは都の東北(表鬼門)に当たることから、鬼門避けとして祀られています。拝殿の屋根に置かれているのは鬼門除けの猿です。猿は、邪気を払う力があるとされているそうです。

 昼食時となりましたので、近くの小林家で食事をとります。外は非常に寒いので、暖かい鍋焼きうどんを頼みました。壁には、科捜研の女の出演者のサインがありました。この辺りで松の内に撮影していたのでしょうね。

 まだ時間がありますので、今度は蔓殊院に向かいます。蔓殊院のHPには「小さな桂離宮」とありますが、桂離宮を完成させた兄の智忠親王のアドバイスを受け良尚(りょうしょう)法親王が造営されたとのことです。枯山水庭園が有名です。

 修学院離宮に戻る途中に、鷺森(さぎのもり)神社が有りますので、お参りしていきます。境内には、触れると良縁はもとよりたくさんの神徳が授かる「八重垣」の石がありますので、触れてきました。「八重垣」ですが、素盞嗚尊(すさのおのみこと)が読んだ和歌に由来するようです。

 時間になりましたので、修学院離宮に戻ります。受付で確認後、参観者休所で見学開始を待ちます。

 見学は、まず下離宮からです。御幸門を入りしばらく歩くと、眼前に庭園が開け、寿月観の前にでます。扁額「寿月観」は後水尾上皇の筆です。ここは、おもてなしの建物だったようです。流れの先の三角の石は小さいですが富士山を、そこからの流れは白糸の滝を表現しています。

 次は中離宮です。松並木を歩きます。昔は畦道だったとのことです。表門ではなく、脇の出入口から入ります。中離宮には、光子内親王の御殿であった楽只軒と、東福門院(後水尾天皇の中宮、2代将軍徳川秀忠の五女)のお住まいであった客殿が有ります。客殿は、女性の住まいであったことや徳川の権勢から、楽只軒に比べ華やかな作りとなっています。

 松並木を抜け、いよいよ上離宮です。御成門の脇から中に入ります。まだ、上り坂です。登り切ったとき、後ろを振り返ると、まさに絶景。後水尾上皇の贅沢三昧の世界です。上皇の気分で、隣雲亭の縁側に腰を下ろし、上皇の気分に浸りました。

 雄大な眺めを鑑賞した後は、浴龍池に流れ込む水の流れに沿って、浴龍池まで下りていきます。上離宮の茶室である窮𨗉亭に立ち寄ります。扁額「窮𨗉」は後水尾上皇の筆です。浴龍池を回ります。この池は、かつてより水深があり、大型の船が浮かんでいたそうです。帰り際、土手を覆う大刈込が見えます。維持は大変だそうです。修学院離宮の記念に、匂い袋のセットを購入しました。

 夕食はホテルの近くの、風屋杉原に行きました。前回京都に来た折、店の前を通り、気になっていました。お料理をいろいろ頂きましたが、どれも期待通りおいしかったです。岩の原ワイン(上越市)が出されましたので、理由を伺うと、杉原さんは、以前、新潟の上越市の方で料理を研鑽されたそうです。締めは、お寿司とお蕎麦としました。大満足です。

<三日目>

 今日は12月21日です。東寺では、毎月21日、境内全域で弘法市が開かれますが、特に12月は、終い弘法(しまいこうぼう)と言われるそうなので、行ってみます。その後は、大阪で吉本の漫才を見たいと思います。京都駅から東寺に向かってしばらく歩きます。東寺慶賀門に近づくと、既に行列があり、門を入ると、境内一面出店です。

 人混みでごった返えしているエリアを抜け、門を入ると、太子堂(御影堂)のエリアになります。太子堂の中で、僧侶が護摩木を焚いています。私たちも護摩木にお願いを書いて焚いて頂くこととしました。

 太子堂の反対側の正面では、大師堂で祈願を待つ人で、混んでいました。近くに高野山遙拝所があり、ここから南方の高野山にお参りしました。。

 太子堂エリアから出ますが、いろいろな出店があります。

 有料の拝観エリアに入ります。入口の近くに茶店がありましたので、景色を見ながらお汁粉を頂きました。

 茶店の前には、不二桜がありますが、残念ながら今は冬です。五重塔(国宝)、講堂(重文)、金堂(国宝)と順に見学しました。ライトアップ設備もあり、桜の頃はとても映えるのでしょうね。

 東寺をでて、隣の観智院を見学します。ここには、床の間に宮本武蔵の水墨画があります。これは、宮本武蔵が、一日目で見た吉岡一門との決闘後、報復を逃れるためここに三年間身を潜め、その間、長谷川等伯に画を習った成果とのことです。

 この鯛焼きの出店は長蛇の列で、大量に買う人もいます。有名どころなのでしょうか。北総門から出て京都駅に向かい、大阪を目指します。

 大阪は、天王寺駅で降ります。目の前には、あべのハルカスが、遠くには通天閣が見えます。

 昼食は、天王寺公園の「SPOONBILL天王寺」でランチセットとワインを頂きました。意外とワインの量が多かったです。

 難波、よしもと漫才劇場に着きました。チケットを購入し、劇場に入ります。カウントダウンが始まり、開演です。8組でましたが、私はフースーヤが一番面白いと思いました。

 夕食のため、難波のアーケードを歩きます。551が有りましたので、入ってみました。551点心セットと麻婆豆腐(量が多い)を頂きました。

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国内旅行

三嶋大社、来宮神社、みかん狩り

 旅行支援も最終局面となりましたので、それを最大限活用してみることとしました。四季の旅のバスツアー、「三嶋大社と来宮神社+みかん狩り」は旅行代金6,980円ー補助金2,700円=4,280円、他に昼食、みかんのお土産付きです。

 集合場所はいつものように、新宿都庁バス停前集合です。時間もありましたので、新美の巨人たち(12月3日)で放映されたライオンと猫の像を、改めて確認してみることとしました。最初は西口のライオン像です。銘板を読むと明治39年にロンドン水道協会から贈呈された由。隣にライオンズクラブのライオンが置かれていますがそちらの方が目立ちますね。

 次は、東口に回り、新宿の目を通り新宿住友ビルの三角広場に向かいます。広場手前のエレベーターホールに猫の玉ちゃんがいました。三角広場では、今日はベルギービールフェスタがあるようです。

 住友ビルの向こうが都庁のバス駐車場ですので、道を渡ります。バス出発後、参加者には電子クーポン3,000円が配られました!

 2時間ほどで、三嶋大社に到着します。この大社は、伊豆に流された源頼朝が深く崇敬し、源氏再興が成功したことで有名です。大鳥居をくぐると、参道の右側には、でんと、たたり石があります。この石は、もともとは街道(東海道と下田街道)を行き交う人の流れを整理する役目を果たした(たたり(絡垜)は糸のもつれを防ぐ具であり整理を意味する)そうです。そばには若山牧水(かつて三島に居住)の歌碑もあります

 参道を進みますが、やはり「鎌倉殿」を強く意識しています。途中に相生の松がありますが、黒松と赤松が同じ根から成長しています。次に立派な総門をくぐります。

 次には神門があります。神門と本殿の間には、舞殿があります。本殿は、総けやき素木造りで、精緻な彫刻施されています。

 参拝後、境内を散策します。神門のそばに、頼朝、政子が平家追討の心願をした際座ったという腰掛石があります。その隣には神馬舎があります。神馬は毎朝神様を乗せて箱根山に登るという伝説があるそうです。

 最後に、樹齢300年超といわれる大楠の御神木に触れ、霊気を頂くこととします。帰り際、境内の福太郎茶屋に立ち寄り、お茶セットを頂きました。

 昼食は、伊豆フルーツパークの2階の食堂で頂きます。2階は一面昼食がセットされ、団体客が、続々と到着します。土産物等で電子クーポンを使う機会はここしかないので、昼食は大分安価に提供しているのかもしれませんね。

 昼食後は、徒歩でみかん狩りの場所に向かいます。みかん畑の隣が茶畑で、静岡らしいと感じました。みかんもそんなには食べられませんね。出発の際、みかんのお土産を頂きました。

 最後は、来宮(きのみや)神社に向かいます。バスは来宮駅前の駐車場に駐車しますので、そこから5分ほど歩きます。レトロな感じの来宮駅を過ぎ、線路の下のトンネルを抜けると来宮神社があります。

 ここ来宮神社は、平安初期、征夷大将軍坂上田村麻呂公が戦の勝利をここで祈願し、各地に御分霊を祀ったと伝えられ、現在、全国四十四社のキノミヤジンジャの総社となっているそうです。まず鳥居から、参道を歩きます。本殿の手前にある参集殿(授与所)は素敵なブーランジェリーのようです。参拝の後は、樹齢2100年超といわれる大楠の御神木(本州1位の大きさだそうです)で、また気を頂きます。

 来宮弁財天にお参り後、境内を散策します。ツアーガイドさんによると、今日ほど空いていることはないそうです。普段は、人が多く、茶寮等も座るところが無いそうです。神社にはあちこちにスマホを置く台があり、二人連れ、映える、を意識していますね。

 最後に、稲荷社に参拝します。こじんまりしていますが、ここも映えるように設計されていますね。

 ツアー終了後、夕食は、新宿高島屋の13階、「ディキシーダイナー」で、ビーフ&ビーフとガーリックライスのプレートを頂きました。

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国内旅行

三峯神社、秩父神社、寶登山神社

 新美の巨人たち(テレビ東京10月22日)で、秩父を放映していました。まだ行ったことが無かったので、四季の旅催行のバスツアーに参加し、秩父三社を巡ってみることとしました。当日はあいにくの雨です。新宿都庁前から、朝7時に出発です。

 雨はますます、強くなっています。荒川の上流、二瀬ダムを過ぎたあたりから、道幅の狭いくねくね道になります。ようやく三峰(みねは、神社は峯、住所は峰です)駐車場に着きました。ガスがかかっている中、階段を上り、山麓亭(いもでんがくが有名)、大島屋(わらじとんかつが有名)の前を通り過ぎます。

 ほどなくすると三ツ鳥居に着きます。拝殿に行く前に、奥宮遥拝殿と日本武尊(やまとたける)像に行ってみます。参道から急な階段を上ると奥宮遥拝殿があります。晴れていれば妙法ヶ岳の奥宮が遥拝できるそうですが、今日は辺り一面真っ白です。

 参道の先に、日本武津の銅像があります。三峯神社の創始者です。東征中、碓氷峠に向かう途中で三峯神社を創建したそうです。

 参道に戻り、随身門に向かいます。門の両側には、狛犬の代わりに、神の使いである狼の像が置かれています。門の中にいらっしゃる方はどなたでしょうか(調査中)。門を過ぎると灯篭が両側にある参道となります。

 参拝を更に進みます。参道の突き当りに、拝殿への階段があります。普段は、階段から、参拝者の長い列があるそうですが、今日は幸い雨で、短い列です。

 拝殿に向かって、右側には1857年に建立された木製の大型の灯篭、左側には極彩色の1853年に建立された手水舎があります。拝殿もカラフルです。

 拝殿の左下の石畳には、2012年に突如現れたという赤い目をした龍神があります。拝殿下には、御神木があり、「氣」を頂きます。

 参拝後、お札を頂きたいと思います。記入台で、必要な頂き物を用紙にチェックし、授与所で頂きます。

 昼食は、いろいろ迷いましたが、境内の興雲閣としました。名物のしいたけ丼とひれかつ丼、そして御神酒を頂きました。秩父産キウイも買ってみました。

 昼食後は、拝殿と反対にある、縁結びの木と御仮屋宮に向かいます。道の両側の木は立派で歴史を感じさせます。縁結びの木の由来は、モミの木と檜がピッタリ寄り添っていることから来ているそうです。

 縁結びの木の先には、神の使者である狼を祀っている御仮屋宮があります。

 バスツアーの休憩時間は2時間半ですが、そろそろです。駐車場に向かいます。途中拝殿脇を通り、摂末社をお参りします。伊勢神宮をはじめ、三峯神社とゆかりのある全国23社が集結しているそうです。

 三峯神社の次は、秩父神社の参拝です。バスは秩父市の中央、秩父鉄道秩父駅(地場産業センター)駐車場に駐車します。そこから徒歩で、秩父神社に向かいます。大鳥居、神門を通って本殿に向かいます。残念ながら、本殿は改修中で、正面は見ることが出来ません。

 本殿左側に向かいます。親の心得と有名なお元気三猿「よく見て・よく聞いて・よく話す」の彫り物があります。

 次に本殿右側に向かいます。こちら側には、龍が悪さをしないように鎖で繋ぎ止めている「つなぎの龍」があります。つなぎの龍の彫刻は、左甚五郎作と言われています。

 本殿を時計回りに巡りました。覆いが無ければ、本殿正面に左甚五郎作と言われる「子宝 子育ての虎」の彫刻を見ることが出来たはずです。12月1日には可能らしいです。参拝後、神門をくぐり、大鳥居から正面の番場通りに向かいます。

 番場通りを数分歩くと、レトロな建物があります。

 最後は、寶登山(ほどさん)のふもと、長瀞駅近くにある寶登山神社に向かいます。ここも、創立のいわれは三峰神社と同じく、日本武尊にあるとのことです。滞在時間は30分だけでしたので参拝がメインとなりました。丁度紅葉は見頃です。神社からはロープウエーも出ていますので、次回は長瀞も兼ねて山頂の奥宮も訪れてみたいと思います。

 雨ということもあり、帰りの高速道路は驚くほど空いていました。そのため、18時前には新宿に到着することができました。夕食は、西新宿「Di PUNTO」で頂きました。

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国内旅行

京都(上賀茂神社、比叡山、桂離宮)

<一日目>

 紅葉の季節となりました。半年ぶりで、京都に行くこととします。早朝に家を出ていますので、まずは朝食です。今回は、錦市場そばの小川珈琲堺町錦店で頂くこととします。町屋をリノベしたカフェで、落ち着いた中庭があります。九条ネギとシラスの卵サンドとクロックムッシュをお願いしました。コーヒーはなみなみ2杯分です。

 食後、地下鉄で上賀茂神社に向かいます。北大路駅で降り、賀茂川に向かいます。北大路橋を渡り、加茂川沿いに歩きます。土手沿いにけや木並木があり、黄葉しています。土手のけや木も黄葉です。

 北大路大橋の近くに、歩行可能な飛び石があります。本来は、川床の安定のためにあるようです。途中ひし形の大きな石がありますが、それはすれ違い用とか。川を渡ってみましたが、大変心地よかったです。そばにはシロサギが大勢いました。

 土手をさらに歩きます。遠くには五山の送り火の船形が見えます。足元には、ピンクのハナカタバミの花が咲いています。

 20分程で上賀茂神社に到着します。大鳥居と一の鳥居が出迎えます。

 参道を進み、二の鳥居の前に神馬(しんめ)舎があります。ここは、乗馬発祥の地と言われています。鳥居をくぐって中に入ると陰陽の白砂の山があります。よく見るとてっぺんには松の葉が刺さっており神様はこれを目印に降りてきます。楼門をくぐって直来殿でお参りします。特別拝観の日は、中に入って、国宝の本殿、権殿が拝観できます。

 境内を流れる川は合流して、ならの小川となり、境内の外では明神川となり社家町を流れます。傍らに紫式部の歌碑があります。神社の東に神宮寺山という小山があり、そこに二葉姫稲荷神社がお祭されています。高いところにあるため、大文字山等も見えます。

 上賀茂神社の境内をでると、神社関係者の住まいである社家町に出ます。明神川が家の脇を流れていますが、お清めのため、家の中に引き込まれているそうです。ブラタモリで通った道です。道の反対側には、なりた上賀茂本店がありましたので、名物のすぐき漬を買いました。

 途中、藤木社があります。明神川の守護神です。御神木の楠は樹齢500年とか。

 道を進むと、上賀茂神社の境外摂社の太田神社があります。賀茂地区最古の社で上賀茂神社より古いそうです。本殿わきの御神木は見上げる大きさです。神社の傍には北大路魯山人生誕の碑があります。

 地下鉄の駅に向かう途中には、すぐき畑があちこちに有ります。露地栽培もあればハウス栽培もあります。もうすぐ収穫のようです。途中の公園には、すぐき発祥の地の石碑があります。

 地下鉄に乗り、今出川で降ります。お腹も空きましたので、堀川通に面したタコ焼屋で、へんこ焼きを頂きました。

 食事の後、歩いて清明神社に向かいます。期待が大きかったせいか、第一印象は、思ったほどパワースポット感が無い、というものでした。授与品の種類は多いです。

 次は、御金(みかね)神社に参拝します。金の鳥居が出迎えます。平日にもかかわらず、多くの参拝者がいます。お札やお守りをなどの授与品を求める人が並んでいます。御神木の銀杏の葉を模した絵馬が、束になっています。

 夕食まで時間がありますので、買い物を少し。まず、創業慶応元年という「かづら清老舗」に行き、ハンドクリームとリップクリームを買いました。

 次は、創業200年といわれる「齋(いつき)造酢店」に行きます。戸が閉まっており入りにくいのですが、思い切って入ります。ポン酢とすし酢を買いました。

 最後は、1200年の木版画技術を継承するという「竹笹堂」で布巾とポチ袋を買いました。(青と白の市松模様は三日目の桂離宮の茶室にもあります)

 夕食は、河原町のJumelle(ジュメル)29にします。ジュメルはフランス語で双子という意味ですが、オーナーのお子さんにちなんでいるそうです。29は肉。大通りから離れているため、静かで落ち着いたビストロです。ワインは、ハンガリーワインを頂きました。

 今日は、延暦寺に行きますが、その前に、八瀬比叡山口にある瑠璃光院に立ち寄ります。叡山電鉄の八瀬比叡口駅の周辺や、駅の下の高野川の両岸も、すでに紅葉が始まっていました。

<二日目>

 瑠璃光院の予約時間は10時です。早めに着いたので、近くの御蔭(みかげ)神社に参拝することとします。ここは下鴨神社の境外摂社です。山道を15分ほど登ったところにあります。不便なところにあるせいか、誰も居ません。深い森の中にありますので、空気はすがすがしいです。パワースポット感は有ります。

 予約時間も近づいてきましたので瑠璃光院に戻ります。予約者は並んでいます。時間が来ましたので、門をくぐります。窓から山の紅葉がよく見えます。いよいよ書院二階、写経机に始まったばかりの紅葉が反射しています。参拝者は皆さん机の前で写真を撮ります。瑠璃光院は廊下を含め何処もつるつるに磨きこまれています。参拝者全員に写経セットが配布されますので、書経している人も大勢います。私は次があるのでパスしました。

 拝観も一通り終わりましたので、抹茶セット(1500円/人)を頂くこととします。掛け軸には、「無事これ貴人」とあります。

 瑠璃光院を後にして、ケーブルカー、ロープウエーと乗り継ぎ、比叡山頂駅からシャトルバスで延暦寺バスセンターに向かいます。

 バスセンターのそばに、東塔巡拝受付がありますので、そこから中に入ります。まず大講堂があり、近くに鐘楼があります。鐘の下には「冥加料1打50円、連打不可」とありますので叩いてみました。

 昼食時ですので、延暦寺会館で頂くこととします。食堂は二階にあり、眼下に琵琶湖が一面に広がっています。

 昼食後、拝観を続けます。まず文殊院。延暦寺会館の高さから、20メートルほど急な階段を上ります。

 次は根本中堂ですが、今度は急な階段を下っていきます。現在、根本中堂は2026年まで10年をかけて大掛かりな改修を行っています。不滅の法灯がある内部は撮影禁止ですが、工事部分は撮影可能です。ARで完成予想図も配信しています。

 東塔方面に向かいます、根本中堂の階段を上った先に、蕎麦屋を兼ねた一隅会館(休憩所)や大黒堂があります。

 東塔の前には、戒壇院があります。戒律を授ける(授戒)ことで正式な僧として認められるので、この施設は大変重要な場所です。東塔に行くのもまた急で長い階段があります。阿弥陀堂東塔はいずれも昭和の時代に建立されています。次は、バスセンターからシャトルバスに乗り、横川(よかわ)地区に向かいます。

 横川は、延暦寺の3エリアでは一番下のほうにありますが、それでも紅葉は始まっています。参道を抜けると、横川中堂があります。ここは落雷で全焼し、1971年に再建されています。

 途中、鐘楼がありました。特段の説明書きもありませんでしたので、鐘を打ってみました。

 元三大師堂は慈恵大師(元三大師)良源の住居跡と伝えられています。また、良源が現在のおみくじの形を考えたといわれ、おみくじの元祖となっています。

 横川地区参拝を終え、西塔地区にシャトルバスで向かいます。両側が、常行堂と法華堂になっているにない堂を抜け、長い階段を下ると釈迦堂があります。延暦寺最古の建物が釈迦堂とのことです。鐘楼は長い階段を上らないといけないので、今回は打つのをやめました。にない堂は、弁慶が担ったという言い伝えからにない堂と呼ばれるようになったようです。

 西塔地区の特別展示は椿堂のご本尊(千手観世音菩薩像)です。椿堂の由来は、聖徳太子が比叡山に登った時に使った椿の杖が地に挿されたまま残され、やがて芽を出し大きく育ったという伝説によるとのこと。

 西塔地区からの帰りは、シャトルバスに乗らず、徒歩でロープウエー比叡山頂駅を目指すこととします。途中には伝教大師最澄の御廟がある浄土院があります。このあたりは延暦寺で最も清浄な聖域と言われています。そこから上りの長~い坂道が続きます。

 長~い坂道の先には、延暦寺第5代座主円珍が住んでいたといわれる山王院堂があります。ここから東海自然歩道を、ロープウエーの比叡山頂駅まで20分ほど更に登っていきます。開けたところに展望台があり、大原方面がよく見えます。

 比叡山頂駅からは、来た時とは逆に、ロープウエー、ケーブルカーと乗り継ぎます。叡山電鉄では途中の一条寺で降り、啓文社一条寺店で、オリジナルノートとボールペンを買いました。

 食事場所は、河原町界隈をぶらぶらしながら探します。当日は月食で、上も見ながら歩きます。明るいイタリアンの店があったので入ってみました。従業員が2週間南イタリアで研修してきたとのことで、それにちなんだメニューがあります。値段が書いていないので若干不安ではありましたが、いくつか頼んでみました。食器類もイタリア製で、全体的に雰囲気が良いお店です。

<三日目>

 今日は、桂離宮9:00で予約しています。早めにホテルを出て、桂駅前のオークフードで朝食を頂きます。

 9時近くなりましたので入場することとします。入り口近くには当日予約の列がありました。

 ガイドの方先頭に、10人程度の集団で見学開始です。参観者で入口から入り、御幸道を御幸門まで歩きます。表門は特別の時以外は開かないとのこと。表門に向かって先が狭くなっており遠近感を強調しています。

 訪れた客は、御幸門をくぐり、待合腰掛である外腰掛に向かいます。吹き曝しなので、冬は寒そうです。対面は蘇鉄山で、蘇鉄は薩摩藩からの献上品です。入り口近くに灯籠がありますが、桂離宮の灯籠は、月見のため、皆丈は低いです。

 桂離宮で最も格の高い松琴亭(茶室)に向かいます。途中には岬の灯台に見立てた灯籠や天橋立に見立てた石橋があります。一の間の襖の青と白の大胆な市松模様は今でも通用します。水辺には船着き場があり、船で訪れる場合もあったようです。

 次は池の中島にある築山を登ります。登りきった所に、峠の茶屋風の賞花亭があります。消夏のための小亭です。深山のイメージです。賞花亭の近くに園林(おんりん)堂があります。かつては宮家代々の位牌が安置されていましたが、今は何も置かれていません。

 中島から土橋を渡り、笑意軒に向かいます。田舎風の茶室です。扁額も笑っているような書体ですね。円窓や下地窓もそれぞれ組み方が微妙に異なっています。腰壁も市松模様に稲妻風の金箔と意匠が斬新です。

 3棟からなる書院は現在補修工事の最中です。左の新御殿は、工事が終了したようです。

 最後は月波楼です。池辺の高みにあり、月見(池の反映も)のための茶亭です。屋根裏の竹の垂木で舟のような形に組んでいます。仮設感を出すためとか。

 ようやく出発点に戻ってきました。正面に住吉の松がありますが、庭の全体を一度に見せない趣向とのことです。それでは入ってきた木戸から参観者休憩所に戻ります。

 最後に売店で鏡付きの脂取り紙を買いました。当日申込ですが、今日はまだ空きがあるようです。

 桂から阪急で嵐山に向かいます。まずは、駅そばの法輪寺に参拝です。山門は紅葉が映えます。本堂の右手には舞台と呼ばれる見晴台があり、ここからは、渡月橋や東山がよく見えます。石段の中ごろに電電宮、電電塔があります。電電明神にちなんで建立されたようです。

 渡月小橋を渡って、渡月橋に向かいます。休日は渡月橋大混雑!と聞いていましたが、今日は平日で、それ程でもありませんでした。嵐山の紅葉はまだのようです。

 渡月橋を渡り、まずは天龍寺への参拝です。当日は、法堂の天井に描かれた加山又造「雲龍図」が特別展示されていました。雲龍図を見た後、庫裏から天龍寺に入ります。玄関正面の達磨図(前管長、平田精耕老師の筆)が出迎えます。天龍寺と言えば、夢窓国師作の曹源池庭園です。曹源池の右には嵐山、中央正面には巨岩の龍門の滝が見えます。

 曹源池庭園をじっくり観賞した後は、庭園の反対側(こちらが大方丈の正面)を見つつ、小方丈、後醍醐天皇の尊像を祀っている多宝殿を見学しました。

 次は竹林を抜け、縁結び・子宝のパワースポット、野宮神社に向かいます。かつて皇族の方も来られているようです。ここの鳥居は、クヌギの樹皮を剥かずにそのまま使用した「黒木の鳥居」です。保存の難しさや、原木のクヌギの入手が困難なことから、現在日本で唯一とのことです。

 昼食は、丸太町通りに面した、ル・ブション・ティ・マサコで、鮭と京野菜サラダ・おばんざいのボウルセットを頂きました。

 前回、壬生を訪れたとき、新選組隊士の墓地がある光縁寺を参拝していませんでした。今回は、表札には「見物・見学お断り」とありますが、思い切って中に入ってみます。中で、目的は隊士の墓参りと伝えると、住職は親切に、隊士の墓があるいわれを教えて頂きました。当時壬生地区では乱暴者の新選組は嫌われていましたが、当時の住職と新選組隊長の山南啓介が懇意だったためこの寺で弔って頂いたようです。

 京都の最後は、関西圏の喫茶チェーンのホリーズカフェで抹茶のホットケーキを頂きました。

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国内旅行

白樺湖、勝沼ぶどう狩り

 今回はぶどう狩りに行くこととします。HISのツアー、『黄金色に輝く「黄金アカシアの丘」絶景空中散歩と蓼科牛のすき焼き御膳!巨峰狩り食べ放題&シャインマスカット1房お土産♪』(長いタイトル!)に参加。新宿7時発です。

 初めに、一番遠い目的地の白樺湖に向かいます。天候も良く、少し紅葉のはじまった緑が美しいまずは、展望リフトで絶景空中散歩?に出発です。リフトの下は、コルチカムの花が満開です。

 黄金アカシアの丘の頂上では、ハロウィンにちなんで、ピーターラビットのイベントが開催されていました。ピーターラビットのジオラマが展示されています。

 頂上からは、下り坂を散策していきます。多くの種類のコスモスや黄色く色付いたアカシアを眺めていきます。チョコレートコスモスの花弁はココアの香りがします。

 昼食は池の平レイクサイドプラザの2階です。池の平ホテル本館は4月までリニューアル工事をしています。蓼科牛のすき焼き鍋御膳です。長野の地酒神渡(みわたり)も頂きました。

 昼食の後は、蓼科高原チーズケーキ工房に向かいます。コロナ前は売店の前の庭のベンチでケーキを頂けたそうですが今日は不可です。残念。帰り際、ツアー名にある通り、シャインマスカットとクッキーを渡されました。

 次は清泉寮です。清泉寮建設の条件は、日本の象徴である富士山が見える場所、という通り、富士山がよ~く見えます。食べ物では特に、清泉寮ソフトクリームは有名です。時間があれば足湯をしながら頂けたのに。

 終戦後、荒廃した清泉寮の再建に尽力したのがポール・ラッシュ博士ということで博士の銅像があります。

 ツアーの最後はお待ちかね、勝沼の一古園でのぶどう狩りです。バスを降りて、はさみとかご、そして食べかすを入れるビニール袋を渡されます。ぶどう園へは数分です。見渡す限り巨峰、食べ放題とは言うものの、大きい一房で満腹です。

 夕方、5時近くということで、一古園の内にはほとんど客はいません。最盛期はぶどう棚のバーベキュー場も満員になるのかしら。ワイン売り場で勧められるままに日本酒に似た香りのワインとナイアガラ種のワインを買いました。

 新宿到着は19時頃。帰りは、西口の居酒屋「北九州酒場」に立ち寄り軽く飲んで帰りました。刺身ですが、量はほどほどにあるのですが、お皿が大きすぎて、一見少なく見えるのが残念。お酒は北九州の地酒「天心」です。

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散歩

川越(蚤の市)

  川越の「成田山川越別院本行院」(川越不動尊)で、毎月28日に蚤の市(川越骨董市)が開催されていることを知りました。気候も良くなったので見学することにしました。川越不動尊には、JR川越駅で降り、クレアモール商店街~喜多院不動通りで行くこととします。

 川越不動尊の境内には骨董屋が100軒ほど、更に門の外にも出店しています。パリの蚤の市と雰囲気が似ており、そのせいか、外国人も割と来ています。色々見てみましたが、結局何も買いませんでした。

 不動尊境内の一角に、四国霊場御砂踏があります。四国八十八ケ所の御砂を踏むことで、八十八か所にお参りしたことになるとのことなので、早速、ぐるりと御砂を踏んでみました。

 昼食は喜多院の門前にある寿庵でとることにします。入り口には時の鐘を模したモニュメントがあり、その下をくぐって入ります。わりこそば5段とお酒「時の鐘」を頂きました。

 食事の後は、喜多院にお参りします。参道から入ると、立派な二体の竜の手水舎が見えます。右側には、庫裏、奥には客殿(徳川家光誕生の間)、書院(春日局化粧の間)がありいずれも江戸城から移築したものです。拝観料(五百羅漢含む)を寺務所で支払い見学しました。内部の撮影は禁止でしたが、見どころ満載です。

 喜多院には、日本三大五百羅漢の一つがあります。他は、徳蔵寺(栃木県)建長寺(神奈川県)羅漢寺(大分県)だそうで、四大五百羅漢が正解?。売店の脇を通ると、門の中に538体の羅漢が鎮座しています。

 喜多院の隣には、日光、久能山と並ぶ三大東照宮の一、仙波東照宮があります。開門は、日曜のみなので、当日は残念ながら閉まっていました。徳川家康の遺骸を久能山から日光に改葬するにあたって、途中、喜多院で法要を行った縁で建てられたとのことです。

 折角ですので、川越市立美術館に寄ってみます。途中、川越高校がありました。美術館は、今日は地元出身の、小茂田青樹(日本画)と相原求一朗(北海道の油絵)の作品が展示されていました。

 美術館の前の通りを、札の辻に向け10分ほど歩きます。例によって、蔵通りをぶらぶら散策します。

 最後は、蔵通りの先にある、小江戸里蔵に立ち寄り、さつまいもとクリームあんみつセットを頂いて帰りました。次回は川越七福神を回りたいと思います。

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国内旅行

碓氷峠、富岡製糸場

 テレビ東京、ぶらぶら美術館(9月13日)で世界遺産、富岡製糸場を見ました。まだ、行ったことが無いので、はとバスツアー(碓氷峠と富岡製糸場)に参加し、明治の遺産を見学することとします。

 ツアーの最初は、碓氷峠鉄道文化むらです。1997年、長野新幹線の開通と同時に碓氷線は廃線となりましたが、横川駅に隣接する横川運転区の跡地にこの施設は1999年に開業しています。

 入り口左側に、鉄道資料館(旧運転区の建物を活用)があり、HOゲージ、列車約100両の大きなジオラマがあります。また、電車でGOのビデオゲームや鉄道関係のガチャガチャのコーナーもあります。走行音付き電車運転台を買ってみました。

 屋外展示スペースには、電車が多く展示されています。D51やDD53-1に連結された除雪車もありました。

 園内にはEF63のシミュレーターがあります。更には、講習を受けると旧信越本線400mの運転体験ができるそうです。鉄道博物館の壁には、運転体験資格習得者の名札がかけられています。

 次は、碓氷峠にかかる碓氷第三橋梁(通称めがね橋)の見学です。駐車場から5分ほど歩くとめがね橋の下に着きます。碓氷線の開通した1893年からアプトの旧線が廃線となる1963年まで使用されたとのことです。橋の上までは約100段登ります。

 斜面上には、アプト廃線後の信越本線(新線)の橋が見えます。橋の反対側には6号トンネル(546m)があります。橋の下には碓氷川が流れています。紅葉は美しそうですね。

 丁度、お昼となりました。10分程で、峠の釜めし「おぎのや」に到着です。例によって釜めしを頂きました。

 食事の後は、いよいよ今日の目的地の富岡製糸場です。入り口

 解説員(ボランティア)から、富岡製糸場の概略の説明を受け、順に見学です。初めは、繰糸所です。現在ある設備は製、片倉工業が1987年まで使用していた設備(日産製)です。

 創業当時の先進性の一環として、診療所・病室があったことが挙げれれています。技術指導を行った仏人ブリューナは破格の待遇で、大きな屋敷と大臣並みの報酬が支払われていたとのこと。

 見学の最後は西置繭所(国宝)です。製糸場の歴史や構造などが展示されています(なぜか撮影禁止)。正面向かって右側は多目的ホールとなっており、借りることが出来るとのこと(半日55,000円)。当日は結婚式がされていました。

 帰路ですが、3連休の最終日、事故も数件重なり、新宿着18時の予定が、20時となってしまいました。夕食は、西新宿をぶらぶらし、クアルト西新宿へ。3品注文しましたが、味もしっかりし、ボリュームもあり、コスパがよいと感じました。

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国内旅行

小樽、札幌、層雲峡、美瑛

<一日目> 

9月に入りまだ暑い日が続きます。今回は、北海道(道央)に行くこととします。千歳空港から高速道路で小樽に向かいます。小樽の駐車場ですが、最初、かま栄蒲鉾の駐車場に入れましたが、近くの駐車場との料金の差が結構ありましたので入れ直すことにしました。

 まずは例によって運河沿いに歩くこととします。運河の左端には老朽化で一時解体の危機にあった旧北海製缶小樽工場第3倉庫があります。そこから右に向かって、運河沿いに倉庫群が続きます。

 倉庫群と運河を挟んで道路沿いにも倉庫があります。その一角に小樽市総合博物館運河館があります。小樽の歴史が解説され、北前船、それで運んだ物資の模型が展示されています。小樽の倉庫群の特徴は、地元の凝灰岩の壁、松の柱、若狭の瓦、鯱とロの字の配置だそうです。ゴールデンカムイですが小樽地区は杉本佐一のはずですがなんで鶴見中尉がお出迎えなのでしょう?

 次は、小樽の金融街、その中心の日本銀行旧小樽支店に向かいます。正面を入ると、カウンターがあります。その上には、アイヌの伝説の守り神としてのフクロウのレリーフがあります。大金庫が公開されており、入り口を入ると、お札が積まれています。イミテーションですが。

 昼時になりましたの。小樽といえば、お寿司屋さんです。旧手宮線跡を抜け、「おたる都通り」アーケードを通り、魚真に向かいます。ところがなんと今日は臨時休業とのこと。

 特に当てもなく、別のお店を探します。「サンモール一番街」のアーケードを抜け、寿司屋通りを横断(何軒かありましたが、少し高そうなので、更にトライ)し、函館本線の高架下に「きた家」を見つけました。特上で税込み2310円也です。ビールと辛口純米柴田(札幌)を頂きました。

 食事の後は、線路沿いに、少し歩きます。小樽駅に着きました。上野駅とは同時期に造られているため似ていますね駅前から中央通りを下り、おたる都通りのアーケードを抜け、屋台村のあるレンガ横丁を通り、堺町通りを目指します。

 途中、似鳥美術館があります。次回来た時、入りたいと思います。遠くに出抜小路のシンボルの火の見櫓が見えます。小樽芸術村の一角にウニソフトの店がありましたので立ち寄ってみました。バニラの味が強く、ウニの味はあまりしません。ソフトの茶色はチョコではなく醤油です。

 やっと堺町通りに到着です。定番ですが、北一硝子を見学し、石油ランプの北一ホールで休憩です。幻想的な空間ですが、やはり石油のにおいがします。

 小樽観光の後は、札幌、大倉山ジャンプ競技場に向かいます。ジャンプ場の頂上までは、長いエスカレーターと、リフトで到着します。頂上からは札幌市内が良く見えます。ジャンプ台の助走路は見た目直角で上からは見えません。

 ジャンプ台の後は、札幌オリンピックミュージアムを見学します。スキージャンプ、ボブスレイ、アイスホッケーのシミュレーターやスケートのトレーニング台があり結構楽しめます。札幌オリンピックのジャンプで金銀銅を獲得した笠谷、金野、青地各選手のスキー板も展示されていました。

 夕食は、当日、大通公園で「さっぽろオータムフェスト2022」が開催されていましたのでそこで軽く取ることとします。10丁目会場、Oh!ドーリファーム“お肉じゅっ丁目”であずまジンギスカン本舗の塩コロジンギスカンとおたるナイアガラスパークリングワインを頂きました。

 夕食後は、晴れているので、夜景観賞とします。会場傍から市電でロープウエー入口駅へ、そこから徒歩で、もいわロープウエー駅に向かいます。もいわ山山頂展望台へはロープウエーとミニケーブルカーで到着します。確かに札幌の街並みが一望でき「日本新三大夜景」と言えますね。あとは、北九州と長崎だそうです。

 市電ですすきのに戻り、ラーメン横丁へ。なんとなくで天鳳に入ります。B’zのプロモーションビデオ(love me,I love you)に出ているそうです。醤油とみそ、餃子とビールを頂きました。オーソドックスな味と思います。夜も更けましたが、宿までは歩いて帰ります。長い1日でした。

<二日目>

 ホテルの窓からは本来は、レンガ作りの北海道庁旧本庁舎が見えるはずでしたが、補修工事中でネットで覆われています。

 朝は北海道大学からスタートします。南門から入りましたが、構内は広々とし、緑一杯です。勉学に打ち込めそうです。クラーク像、新渡戸稲造像、ポプラ並木を見学しました。大学から出て、札幌駅を越え、定番の時計台をちらりと観察。

 札幌の最後は、ホテルの前の北海道庁旧本庁舎の見学です。正門からは庁舎が見えますが、残念ながら工事中です。左右に池がありますが、都会の真ん中とは思えない、モネ風の池です。

 札幌の日差しは思ったより強いので、早めに層雲峡に向かうこととします。札幌から車で3時間ほどで、大雪山層雲峡の黒岳ロープウエー駅に着きます。そこから7分ほどで黒岳5合目(標高1300M)に到着です。そこでリフトに乗り換えます。紅葉もちらほら見え、下にはりんどうの花が咲いています。ここまでくるとかなり涼しく、サマーセーターを羽織りました。

 リフトに15分揺られると、黒岳7合目(標高1520M)に着きます。7合目からは朝暘山をはじめ、北見山地の山々が見えます。ロッジでココアを頂きました。

 7合目のロッジから、「黒岳カムイの森の道」を行くとあまりょうの滝があります。340M、往復30分とのことですが、アップダウンがあり、かなり疲れます。

 ロープウエー駅に戻ると雷雨で、運転停止となっています。先ほどまで晴天でしたが、急に雲が湧いています。30分ほど待ちましたが、運転再開です。ロープウエーは雨雲に入りましたが、下界に来ると視界が開けます。

 今日の宿は、朝暘リゾートホテルです。石狩川に面し対岸は大雪山系です。窓からも石狩川が樹木の間から見えます。食事はビュッフェで、北海道の屋根と呼ばれる大雪山系をヨーロッパのアルプスになぞらえたアルプス周辺4ヶ国風のアレンジ料理でした。

<三日目>

 朝の散歩では、層雲峡温泉街に向かいます。層雲峡の柱状節理が道(石狩川)の両側によく見えます。昨日は気が付きませんでしたが、ロープウエー駅も柱状節理の真下にあります。朝の7時ですが、すでに観光客が来ています。(この時期は6時から営業)ビジターセンターは工事中でした。帰りがけ、層雲峡神社に立ち寄り、安全を祈願しました。

 朝食はビュッフェです。帰りがけ、酒の自動販売機を見ましたが、350㎖缶が250円でほぼ定価です。安いですね。

 層雲峡を石狩川沿いに進み、長い銀河トンネルを抜けると、石狩川を堰き止めている層雲峡発電所本流ダムがあります。ダム湖の周辺は紅葉がはじまっています。時間の都合もあり、この先の大雪ダムへは行かず引き返します。

 銀河トンネルの手前から、国道を脇に入ると、銀河の滝(落差120m)、流星の滝(落差90m)を見ることが出来ます。日本の滝百選に選ばれているそうで、落差も大きく、水量も豊富で壮観です。下からは片方ずつしか見えませんが、双瀑台からは両方の滝が一緒に見えるようです。が、登り片道20分ということなので断念しました。

 青い池に行く途中、道の駅びえいに立ち寄り、昼食をとります。ハンバーガーショップは混んでいましたので、キッチンカーのカレーを頂きました。

 昼食後、青い池に向かいます。この池は1988年に噴火した十勝岳の堆積物による災害を防ぐため建設された堰堤に水が溜まったもので、人工の池です。とは言え、白緑色に白樺の立ち木は神秘さを感じます。

 この界隈は白樺街道と呼ばれていますが、確かに道の両側は白樺並木です。

 白髭の滝を目指しますが、それらしき看板はなく、探すのに一苦労でした。車を白金観光センターに停め、ブルーリバー橋に向かいます。橋の上からのぞくと、確かに青い川に白い髭のような滝が注いでいます。水は伏流水なので注ぐ川はありません。

 十勝岳望岳台に向かいます。あいにく十勝岳(2077m)は雲に覆われ見えませんが、望岳台(930m)からは、美瑛の町が一望できます。ここから頂上までは往復6時間とのことです。駐車場の隣に、防災シェルターがあります。年表をみると30年周期くらいで噴火していますのでそろそろかもしれません。

 十勝岳を下って、四季彩の丘に向かいます。遠くから、原色の畑が目に飛び込んで来ます。入園料(500円)は7~9月のみ、ということなので、今が見どころということでしょうか。男爵イモコロッケをほうばりました。

 とうもろこし畑の真ん中の赤い屋根の家。多くのカメラマンが、美瑛を象徴する風景として好んで撮影する有名なフォトスポットだそうです。

 丘の町美瑛には、多くの有名な丘があります。ふれあい牧場に隣接し、映画「糸」のロケ地にもなった千代田の丘展望台もその一つです。牧場からの登り道は超悪路、穴ぼこです。しかし、2階の展望台からは、美瑛の美しい景色や大雪山・十勝岳連峰の景色が堪能できます。ロマンティックな雰囲気がありますので、新婚さんもいらっしゃいました。

 三愛の丘は、高台にこじんまりとした赤い屋根の展望所を設置する公園です。ここからも美瑛の広大な丘陵地帯を一望することができます。

 夕方になりました。美瑛最後は、CM等で有名な木の見学です。初めは、愛のスカイラインの「ケンとメリーの木」、その近くにはケンとメリーというペンションがありますね。続いでセブンスターの木、最後は親子の木です。

 旅行最後の食事は、車を美瑛駅前に置き、近くの「やきとり七福」で軽く一杯。旭川空港到着時の気温は14℃!、寒いくらいでした。

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散歩

横浜 元町

 猛烈に暑い日が続いています。海の傍は涼しめ?と考え、横浜元町に出かけました。まずは、腹ごしらえ。石川町駅の近くにある「IMPASTO」に入ります。Bコース(サラダ、前菜、パスタまたはピザ、カフェ)をお願いしました。食材も見た目にも美しくおいしいのですが、ピザもパスタもボリュームがあり二人でシェアして丁度よいくらいです。

 食事後は元町をぶらぶら。イトー屋で素敵な扇子が目に留まり、買うことにしました。i

 商店街が終わって、横浜で一番歴史のあるウチキパンを過ぎます。その後、外人墓地沿いに坂道をしばらく登ります。暑いです。下の横浜のマンホールに癒されます。

 坂の先にはアメリカ山公園があります。横浜港やマリンタワーが良く見えます。

 アメリカ山公園から、外人墓地沿いに、港の見える丘公園に向かいます。やはり暑い。途中自動販売機で水を買って飲みながら歩きます。港の見える丘公園からは横浜港の全景が見えます。レインボーブリッジも見えますが、倉庫群、工場群がメインで京浜工業地帯の中心ということがわかります。

 山下公園に戻り、一休みは歴史と伝統のあるホテルニューグランドでしようと思い行ってみました。が、平日の午後にもかかわらず、カフェもテラスも満席とのこと。公園通りを横浜方向に歩きます。道の向こうには、日本郵船の氷川丸が見えます。

 公園通りを少し歩いて、カフェドラペで一休みすることにします。幸い窓際の席が空いていました。窓からは通りの反対側に、内航信号所の信号が見えます。Iの点滅は、入港のみ可、Fの点滅は入・出航とも可とのことです。港町ですね。