カテゴリー
海外旅行

パリ~ハンガリー その2

(一日目)

 今日はハンガリーに向かいます。パリのストの影響を心配しましたが、何事も無くオルリー空港に着きました。ハンガリーには格安航空WIZZ AIRで行きます。格安航空なので、行きの飛行機が到着し乗客が降りている最中にもかかわらず、搭乗口への入場が始まり、搭乗も、前のドアと後ろのドアから一斉に行います。Time is money ですね。

 2時間ほどで、リスト・フェレンツ国際空港に着きます。飛行機を降りるとき、こちらでも前と後から一斉です。ここは国際空港ですが、ターミナルは2つで、こぢんまりしています。

 空港までは息子が迎えに来てくれました。息子の自宅に寄り土産を渡した後は、夕食会場に直行です。お店は、ブダペスト市内を見下ろすゲッレールトの丘にある「Búsuló Juhász」です。最初に、養命酒に似た味のunicumを一気にのみ、その後、ビール、ワインを頂きました。食事は、豚肉と鶏肉の料理にします。子供によると、ハンガリーの牛肉は固く、あくが強いとのこと。帰る頃には日も暮れ、ゲッレールトの丘からはドナウ川沿いの夜景がよく見えます。食事後、ホテルに戻りますが、ホテル前からはドナウ川、川の向こうには国会議事堂が見えます。

(二日目)

 息子の車で、土曜日はブダペスト郊外、日曜日はウイーンに行くこととします。朝食前に、ホテルの周辺を散策します。ホテルのそばの鎖橋は、ホテル側は現在工事中で、反対側は終了しています。(従って夜景も左右で異なります)

 今日、最初は、「センテンドレ」です。ブダペストから北に車で小一時間の所です。オスマン帝国から逃れてきたセルビア人が定住し、今もセルビア文化が残っているの町とのことです。土曜日で時間も早いので、駐車場は空いています。「Pゾーン」は有料駐車エリアとのことで、管理人はおらず、ネットで料金を払います。払わないと反則切符が出ます。

 川沿いに町に向かいます。町自体は小さく1時間も歩けば、大概の所には行けそうです。ハンガリーはパプリカが名産で、どこの土産物屋にも乾燥したパプリカや粉末のパプリカが置いてあります。

 日も高く、暑くなってきましたので、ジェラートを頂きました。センテンドレで最も高い鐘楼のあるベオグラード大聖堂セルビア正教教会に向かいます。入口で寄付をしたのち、教会の中に入ります。壁一面にイコンが有り、壮麗です。

 次は、ハンガリー名物の軽食「ランゴーシュ」を食べに、「Fantazia」に向かいます。ランゴーシュは大きな揚げパンの上にサワークリームとチーズがトッピングされているのが定番です。一見重い食べものに見えますが、割とさっぱりしています。

 センテンドレの次は「エステルゴム」です。30分程で到着です。エステルゴムは、ハンガリー正教の総本山で、その巨大な大聖堂が有名です。大聖堂から見える蛇行したドナウ川の眺めが有名です。大聖堂の上には上れますが、今回は断念。

 代わりに、対岸のスロヴァキアに渡ってみることとします。あっという間です。ハンガリーは7カ国から囲まれていますが、日本人からは想像できませんね。売店で、水を買いました。ハンガリーはフリントですが、ここはユーロです。

帰り際、車をとめ、ハンガリーの大地を体感してみました。一面の麦畑です。

 今日の夕食は、スペイン料理の店「La nube」 に行きます。時間もまだありますので、ドナウ川沿いに徒歩で行くこととします。途中、王宮の庭があり、道の反対側には、夜、ライトアップされる王宮の庭や、その上の王宮の丘を見るための長いベンチがあります。ひょっとしたら世界一の長さ?

 「La nube」では、タパスを10種類ほど、ワインも大量に頂きました。メニューは英語でも書かれていましたが、よく分からないので適当に注文しています。

 帰りは、歩く元気もなくなったので、ホテルまでトラムで帰ります。トラムでは、進行方向の左には王宮の庭や王宮の丘、右にはドナウ川が見え、とてもロマンチックです。

 

(三日目)

 今日は、車でオーストリア、ウイーンに行きます。国境は、昔の検問所跡を、素通りです。ウイーンでは、駐車場は、オペラ座前の地下駐車場です。ベストです。

 3時間弱のドライブでしたので、休憩のため、有名カフェのツェントラルを目指します。オペラ座のファサードの下をくぐり、アルベルティーナ美術館を左に見ます。確かに馬車が至る所を走っています。が、馬糞が匂う。

 ヘレンガッセ(ガッセは通り)を更に進みます。左手、王宮の前には、母マリア・テレジアとともに共同統治を行っていたヨーゼフ2世の像があります。通りの右側にはチョコレート屋、おいしそう!とほほ。ツェントラルは予想通り、長蛇の列でした。

 ツェントラルのそばの、フライウイングパサージュに入ってみます。今日は、日曜日なのでお店は皆休業です。

 昼食は、 どこも混んでいましたので人通りの比較的少ない場所にあった「Toni’s」 のテラス席で頂きます。車で来ているので、お酒が飲めなかったのが心残りです。

 食事後は、やはり有名カフェに行ってみたい。王宮の正面にあるデメールを目指します。が、残念、ここも長蛇の列。時間が無いので並ぶのは諦めます。次回に持ち越し。

 時間も無くなりましたので、駐車場に戻ることとします。王宮の前を左に曲がり、アルベルティーナ美術館の前を通り抜けます。その前に行列がありますが、ホットドッグ屋のビッツィンガーでした。すごい人気店なので、食べてみたいのですが、時間がかかりそうです。

 オペラ座の道の反対側に老舗ののゲルストナーがあり、覗いてみましたが、ここも満員。結局は、その店の対面にあるスタバでコーヒーをテイクアウトし、帰りしな車中で飲むこととなりました。ブダペストに戻り本日終了。

カテゴリー
海外旅行

パリ~ハンガリー その1

 コロナも一段落、季節も良くなって来ましたので、子供の駐在しているハンガリーに行くこととしました。海外旅行は4年ぶりです。久々のパリを散策してから、ハンガリーに向かうこととします。当初はボルドーにも行く予定でしたが、フランスのストが心配で取りやめしました。

(一日目)

 夕刻着の便で、パリ到着。飛行機は、アラスカ、グリーンランド経由なので、これまでより、数時間多くかかります。そのせいか、とても疲れましたので、今日はホテル近くの、オランピア劇場の辺りをブラブラして終了。この劇場では、先月29日、小説家でミュージシャン(?)の辻仁成が出演し、大喝采を浴びたそうです。そのときの、ファサードには「TSUJI」の赤い文字がありました。

(二日目)

 今日は、買い物メインで行きます。ストの影響はあるのでしょうか。まずはその前に、明後日オルリーバスで空港に行きますので、出発地点であるDenfert Rochereau駅の確認です。駅前には、骸骨が600万体あると言われるカタコンブがありますが、やはり混んでいました。何回かトライしましたが、まだ見学出来ていません。

 以前、パリ水道局で、パリの子供たちが使っているという水筒を購入したのですが、とてもかわいいので、是非また手に入れたいと思い、再度訪れました。場所はミラボー橋を渡って直ぐ左です。水道局内部は展示スペースとなっており、水道水の試飲コーナーもあります。残念ながら、売店は無くなったとのことで、市役所の売店に行くように指示されました。

 バスに乗り、市役所に向かいます。途中、通常ルートとは外れ、右岸から左岸に向かいます。どうやらストの集会が行われている辺りを避けているようです。しばらくしてから右岸に戻りましたので、市役所前で下車します。市役所の売店に行ってみましたが、お目当てのモノはありませんでした。

 道の反対側にあるLe BHV Maraisに立ち寄り、トイレをお借りします。パリは、公共のトイレが非常に少なく、情報ではマレ地区ではここだけ、それも大きなデパートなのに1カ所だけです。次に、ここ最近パリジェンヌに大人気のブランド「Sezane」を見に行きます。ストで交通機関の状況が不明なので、歩いて行きます。フランスは丁度バカンス前ということで、大胆な色合いのバカンス用の服がメインで、残念ながら、これはという服はありませんでした。

 雑貨を見に、Merciまで歩きます。月並みですが、パリっぽいお皿を買いました。

 ユニクロを見に、オペラに行きます。オペラ・ガルニエは現在工事中(2024年末まで)で、建物のファサードには、シャネルの全面広告が見えます。道の反対にあるユニクロも、改修工事のためか残念ながら休業中です。オペラ大通りを歩いているとテイルと、長い行列があります。パテシエCédric Groletのお店です。

 その近くに、モノプリのピラミド店があります。今回は、そこでエコバッグを9個購入しました。お土産用です。

 この日の夕食は、モンパルナスのLe Bistrot du Domeで頂きます。向かいの本家Du Domeよりおいしいという人もいるようです。もともとは魚屋やですので、魚介料理がメインです。FRUITS DE MERと舌平目のムニエルを頂きました。

(三日目)

 今日は、最初に、ビュット・ショーモン公園の散策です。行きすがら、オランピア劇場の前を通ると、出演者の看板の工事をしていました。季節も丁度良く、多くの人が、のんびりと休息しています。公園は斜面にありますので、下には池が、上からは遠くにパリの町並みが見えます。

 ノートルダム大聖堂の修復工事を見に行くこととします。2019年の火災後、5年で復活と宣言していましたので、来年完工のはずです。オリンピックに間に合わせるのでしょうか。

 次は、ボンマルシェに行きます。途中、クリュニュー・ラ・ソルボンヌの地下鉄の駅に入ると、天井には無数のサイン。これはジーン・バゼンによって作成された、作家、詩人、哲学者、研究者、王の名前で、本人の署名をモザイクで再現しているそうです。ボンマルシェは、ラファイエットやプランタンに比べ、落ち着いた雰囲気があります。トイレは、ものすごく広い。こちらは逆に落ち着かない感じです。

 靴は、ボンマルシェの道の反対側にある「BOCAGE」で買いました。昼も遅くなりましたので、いったんホテルに戻ります。

 ホテルで休憩した後、セーヌ川方面に向かいます。「デモがあるので、中心部へは行かないように」と外務省のHPには書かれています。大統領府であるエリゼ宮の前を通りますが、特段、緊張感はありません。デモは終了したようです。シャンゼリゼ大通りを横切り、グラン・パレの前を通ります。

 セーヌ川に到着。コンコルド橋の袂では、エッフェル塔を背景に、映画の撮影をしているようです。

 当日は、日差しが強いので、なるべく木陰に入りながら、エッフェル塔を目指します。セーヌ川とエッフェル塔は絵になりますね。エッフェル塔の対岸では、日本風の屋台がセットされていました。夜になると、映えるのかもしれません。

 今度はセーヌ川から、シャンリゼ大通りを目指し手歩くと、凱旋門に突き当たります。側面と正面は大分イメージが違いますね。

 シャンリゼ大通りをコンコルド広場の方にしばらく歩きます。左に曲がり、Marbeuf通りに入り、今日の夕食の場所、「Le Relais de l’Entrecote」を目指します。今は18時半、19時からなので十分間に合うと考えていました。が、なんと既に50名程の列となっていました。私たちの後からも、何組も来ます。幸いなことに、一回目のターンで座ることが出来ました。ここは、メインのメニューはステーキ(2枚)のみです。周りは、全員観光客のようです。パリはこれで終了。明日は、ハンガリーに向かいます。

カテゴリー
国内旅行

四国遍路(高松~松山)

<一日目> 

今回は、香川、愛媛を旅します。これまで気にもとめていなかった四国遍路、今回は、お参りしたいと思います。高松空港から栗林公園への途中に、83番一宮寺が有りますので、早速参拝します。西門から手水舎を通ると、本堂があります。お参りの後、脇の納札入に納め札をお納めします。本堂のそばに、薬師如来の小さな祠があります。これは「地獄の釜」と呼ばれ、悪いことをする人が、祠に頭を入れると頭が抜けなくなるいう言い伝えがあるそうです。

 栗林公園に到着しました。南庭回遊コースと、北庭回遊ーコースが有り、それぞれ1時間程とのこと。今回は南コースとしました。公園の松は300年間手入れされてきたとのことで、どれも盆栽のように枝がくねくねしています。30分程お庭を回遊した後、掬月亭(きくげつてい)で一服することとします。

 入り口で、入亭料を払い、中で、抹茶とお菓子を頂きます。その後、掬月亭一ノ間を見学しますが、そこから眺める庭園は絶景です。湖畔を渡った5月のそよ風が、気持ちよく、ず~と畳に寝そべっていました。ふと見ると、天井に池のさざ波の光が反射しています。いつまでもは居られないので、泣く泣く亭を出ました。

 回遊も終盤となり、掬月亭を横に見ながら、ビューポイントである、飛来峰、芙蓉峰に登ります。南湖と北湖の間には、和船の乗り場があります。

 次は、高さ日本一の石垣を有する丸亀城です。高いだけあって、坂は急で長い。この坂は、見返り坂と呼ばれていますが、急なので、時々立ち止まって振り返りたくため、そう言われてるそうです。その石垣に鎮座する天守は、現存十二天守の一つです。天守からは、丸亀市内が良く見えます。

 お昼時ですので、道の途中にある「こがね製麺所」で、温玉ぶっかけ「中」とたこの天ぷらを頂きました。「中」はうどん2玉の意味とは、うどんが出てから分かりました。多かった!

 昼食後、次は、こんぴらさんに向かいます。駐車場は、あまり考えず、琴電琴平駅の近くにしてしまいました。参道まで、少し歩きます。参道1段目から、大門までは土産物屋が左右に続きます。大門で365段目、そこからは境内になります。飴を売っている五人百姓を通り、桜馬場西詰銅鳥居(431段)まで行きます。ここでちょっと休憩。

 ここでようやく半分になります。桜馬場西詰銅鳥居のそばには、今治造船所が奉納した巨大なプロペラがあります。そこから階段を登った先に、書院があります。丁度若冲の絵の特別展がされていました。旭社の手前の階段で、上りと下りが分かれますので、右側を登ります。さて、いよいよ御前四段坂が最後の階段です。御本宮へは、785段でした。

 日も大分傾いてきましたので、フォトジェニックなエリア(琴弾公園、父母ヶ浜)に向かいます。途中、68番神恵院、69番観音寺に参拝します。ここは、四国で唯一境内に二つの寺院があることで有名です。

 名勝・琴弾(ことひき)公園に車を止め、銭形展望台に行くこととします。急な山道を、15分程登ります。今日はこれで、3回目のクライミングです。今日は良く登ったので、明日しんどいかも。展望台からは、銭形の東西122m、南北90m、周囲345mもある巨大な砂絵が見えます。これを見れば健康で長生きし、お金に不自由しないといわれていますが、本当かな?

 最後は、ウユニ塩湖のような天空の鏡で有名な父母ヶ浜(ちちぶがはま)に行ってみます。たまたま今は、風がなく、干潮で、べストタイミングです。大勢、砂浜にでて、砂浜に現れている水たまり(潮溜り)で撮影をしていました。

 今日の宿は、リーガロイヤル新居浜です。夕食は、昼のうどんの量が多く、炭水化物はとりたくない感じなので、ホテルのそばのビッグボーイで、ステーキとしました。今日はこれで終了。

<二日目>

 新居浜に来ていますので、住友のルーツ、別子銅山採掘場跡を訪れることとします。山に入ると道はどんどん急になり、最後は車のすれ違いができない道を、15分ほど上り、東洋のマチュピチュと言われる東平(とうなる)地区に到着します。資料館やマイン工房は10時からなので、人は居ません。さっそく、展望台に上り産業遺産を見学します。本当にマチュピチュに見えますね。遠くには新居浜市街、瀬戸内海も見えます。

 帰る途中、道の駅「マイントピア別子」に立ち寄りました。ここには、鉱山鉄道や観光坑道があります。入場券を買って、時速10㎞の鉱山鉄道に5分程乗車し、観光坑道に向かいます。

 観光坑道は、全長333mあるとのこと。坑道の中には、昔の採掘風景のジオラマや、体験ゾーンがあります。坑道内はひんやりしています。

 鉱山見学のあと、道の駅に隣接している「旧端出場(はでば)水力発電所」を見学しました。この発電所は1897年から1970年まで稼働していました。最盛期は、ここから精錬工場のあった瀬戸内海の四阪島まで送電していたそうです。

 山での観光はこれで切り上げ、しまなみ海道に向かいます。お昼近くになりましたので、途中、今治の「CALULU」で、バーガーセットを頂きました。お店の雰囲気は、南国調です。

 しまなみ海道では、まず、来島海峡大橋で大島に渡り、隈研吾設計の亀老山展望台に行くこととします。そこからは、来島海峡大橋や対岸の今治市街がよく見えます。ここの藻塩ジェラートは有名なので頂いてみました。ちょっとしょっぱいです。汗をかく夏はいいかもしれません。

 次は、大島の対岸にある村上海賊ミュージアムに行きます。玄関には、村上水軍が、かつて使った機動力が高い小型船「小早船」が復元展示されています。館内は島の地理、海賊の活躍・歴史が常設展示されています。展望デッキからは、村上海賊の本拠地「能島」がよく見えます。本当に小さな島です。

 能島をよく見るため、近くのカレイ山展望台に向かいます。展望台からは、伯方・大島大橋、伯方島、鵜島、能島が見下ろせます。

 最後は、伯方・大島大橋、大三島橋を通り大三島に渡り、伊予国一宮の大山祇(おおやまづみ)神社に参拝します。三島神社や大山祇神社の総本社であり、日本総鎮守、山の神・海の神・戦いの神です。ここは奈良時代、778年(宝亀九年)勧進ということでとても由緒があり、境内には、樹齢2600年の楠の御神木も鎮座しています。

 夕食は、松山市、五志喜に入りました。媛会食と松山鯛飯セット、お酒は雪雀を頂きました。媛会食は、宇和島鯛めし、ミニ五色そうめん、今治せんざんき、じゃこ天、釜揚げちりめんサラダ、ふくめん、天婦羅、緋のかぶら漬け、みかんいなり、と、愛媛がつまっているとのこと。店の隣は郵便局ですが、ポストの上には明日行く予定の松山城が乗っていました。

 今日の宿は八千代です。部屋には源泉使用の温泉露天風呂が付いています。部屋は、和室・食事処・寝室の3間があり、とても贅沢な造りとなっています。今晩は、のんびりします。

<三日目>

 朝食前に、道後温泉の町を散歩します。ハイカラ通りに行ってみますが、朝なのでどこも閉まっています。道後温泉駅を経由して、湯神社を参拝します。高台にある神社からは、道後温泉本館の工事風景がよく見えます。道後温泉椿の湯、道後温泉別館飛鳥の前を通って帰ります。

 松山城に行く前に、道後温泉にある51番石手寺を参拝します。ここにはたくさんのパワースプットがあります。まずは仁王門の大きなわらじ。お賽銭のお金が沢山埋め込まれていますが、このわらじを触った手で、身体の悪い部分を触ると治るとか。本堂左側には、元気再生石と罪障消滅・再生くぐり輪があります。その先には、160mもあるマントラ洞窟があり、薄暗く、ひんやりとした空気の中で、密教の世界を体感できます。更には、四国八十八霊場お砂なでがあり、撫でると全ての霊場を巡るのと同じご利益があるそうです。参道には、正岡子規の句碑がありますが、市内には子規の句碑は100カ所ほどもあるようです。

 いよいよ松山城です。下からは、ロープウェイとリフトが併走していますが、今日は天気が良いので、リフトに乗り、天守を目指します。本丸の最初の戸無門には当初から門が無く、次の筒井門に誘うために設置されたと言われてます。

 天守まで、多くの門を通り、いよいよ内部に入ります。内部には、武具や歴史の資料が展示されていますが、ここは火縄銃や日本刀、甲冑のレプリカが有り、実際触って重さを体感することができます。天守からは、瀬戸内海がよく見えます。

 リフトに乗って、下に戻ります。ロープウェイ駅のある通りには、土産物屋が多くありますが、えひめ観光物産館では、100円で「蛇口からみかんジュース」を体験し、山田屋まんじゅう店では、二個おまんじゅうを買ったところ、お茶も頂きました。

 次は、今、旬な、大洲を散策します。オランダの非営利団体「グリーン・デスティネーションズ」は、世界100の都市を「持続可能な観光地」として毎年、発表していまが、大洲市は「文化・伝統保全」の部門で、今年、1位を受賞しています。大洲市の、城下町の歴史を生かしつつ観光客を誘致する点が評価されたようです。松山からは、車で1時間ほどで、大洲総合案内所の駐車場に到着です。今日は暑く、30度を超えています。お昼時ですので、案内所に隣接してる「分油屋」で豚肉が入った栗ご飯「とんくりまぶし」とお酒「鵜州」(養老大洲市大洲市)を頂きました。ダシをかけてお茶漬けにしても頂きました。

 ここは城下町ですので、早速、大洲城の見学です。狭い町ですので、徒歩10分程で到着します。天守は、2004年に復元工事が完成しています。眼下には、肱川(ひじかわ)が流れています。

 次は、街の反対側にある臥龍山荘に向かいます。途中、今回の賞で評価された、「市内に点在する古民家を、昔ながらの外観を生かしつつホテルに改装」の実際や、保全された町並みを見ていきます。

 臥龍山荘は、元々は大洲藩の遊勝地でした。2011年には、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで一つ星となっています。そこに建つ臥龍院は、桂離宮や修学院離宮を参考に造られたとされおり、京都の雰囲気があります。

 帰りの時間も近づいてきましたので、そばの臥龍茶屋で、抹茶セットで一服。その後、松山空港に向かいます。

(おまけ)愛媛空港のJALサクララウンジには、なんと、山田屋のまんじゅうと、「蛇口からみかんジュース」がありました!これが愛媛の象徴?

カテゴリー
国内旅行

野島崎(のじまざき)

 今日は、HISバスツアーで千葉県最南端、野島埼に行ってみます。野島崎は、国土地理院の表記で、海上保安庁では「野島埼(のじまさき)」です。難しい!午後から晴れるとのことですが、雨はざんざん降りです。連休明けで道は空いており、東京駅を出発し、40分程で海ほたるに到着しました。駐車場の窓から見ると、海は大荒れです。

 1時間半ほどで、野島崎に到着しました。雨は、ほぼ止んでいます。まずは野島埼灯台を目指します。この灯台は、1869年(明治2年)に、日本で最初に点灯した対岸の観音埼灯台に呼応して、2番目に点灯したとのことです。道が三叉路になっていますので、中央を進み、灯台に向かいます。入口で入場券を買います。

 階段は77段、その後急なはしごのような細い階段を登り、展望デッキに出ます。そこからは360度の風景です。荒い波が見えます。

 帰りは、厳島神社を通って、遊歩道に行くことにします。厳島神社の御祭神は天照大御神が生んだ三柱の女神で、海上の守護神です。拝殿の脇には「平和の愛鍵」という、恋と子宝に恵まれる祠があります。

 遊歩道の入口には、伊弉諾尊と伊弉册尊をお祀りする三峯神社の、鳥居と祠があります。遊歩道をしばらく歩きましたが、集合時間になりましたので戻ります。

 次は、おまちかね「とみうらマート」でビワの食べ放題です。20個ほど頂きました。普段は食べないので、一生分かな?産地でも贈答用のビワは高価ですね。

 ビワに食べ飽きた後は、隣にある道の駅「枇杷倶楽部」で買い物です。地元も食材をいろいろ買いました。ここには、日本テレビのアナウンサーも来たようです。

 今日の昼食は、「浜焼市場きよっぱち」で、お刺身と浜焼きの食べ放題です。今日は空いていましたので、牡蛎の殻むきはお店の方にお願いできました。刺身類は、ご飯にのせ海鮮丼も造ります。お酒も頂きます。あっという間の1時間でした。

 昼食後は、亀岩の洞窟を見学します。洞窟を見下ろす場所に、幸運の鐘がありましたので鳴らしてみます。川に降りるとそばに亀岩の洞窟がありますが、今日は昨日からの雨で濁流となっています。3月、9月の早朝、洞窟の向こうから日が差し込みハートに見えるそうです。

 帰路は、三井アウトレットパーク木更津に2時間滞在しました。アクアラインでバスの車窓から海を見ると、朝とは違い穏やかになっています。

カテゴリー
散歩

亀戸天神社(藤まつり)

 亀戸天神社の藤が見頃と言うことで、天気も良いので行ってみます。ついでに来月の四国旅行に備え、納経帳を浅草で買います。JR亀戸駅で降り、亀戸天神社に向かいます。途中、亀戸餃子の前を通りましたが、お昼前でしたが、長蛇の列です。亀戸梅屋敷も覗いてみました。

 15分程で亀戸天神社に到着します。平日にもかかわらず、大勢の人が、花見?参拝?に来ています。藤まつりは今年は4月15日~5月5日までですが、温暖化のためか、今日辺りがピークのようです。太鼓橋を渡って、境内の大きな心字池に沿って藤の花を観賞していきます。

 肝心の、参拝ですが。拝殿からは順番待ちの長い列があり、断念。御朱印(記念の飴付き)だけ頂きました。

 今日は拝殿の脇で、「りゅうきと大河」の猿回しをやっていました。

 正面の鳥居から、境内を離れます。昼食は、門前横のそばや「にし田」に並びました。進捗は早くありません。10人ほどでしたが、並んで45分。着席してから10分くらいでしょうか。その代わり、天せいろを頂きましたが、天ぷらは揚げたてです。お酒を頂いて、丁度いい間合い?です。店を出るときは、閉店になっていました。帰り際に船橋屋の前を通ると、店前の藤棚がここも満開でした。

 徒歩でスカイツリーを目指します。途中、本所消防署に併設されている本所防災館に立ち寄ります。ここでは、水害、火災、地震などいろいろ体験ができるそうですが、2時間程度必要とのことで、見学だけに留めました。

 スカイツリー駅にようやく到着しましたので、地下鉄で浅草に向かいます。雷門の前は、平日にもかかわらず観光客で賑わっています。最後は、念珠堂で、目的であった四国旅行用の納経帳を買って、帰宅することとしました。

カテゴリー
日帰旅行

鋸山(のこぎりやま)

 今日は房総半島の先にある、鋸山に行くこととします。当初はバスツアーの予定でしたが、催行人数が集まらず、中止となったため、個人で行くことになりました。浜金谷駅には10時頃到着です。

 早いですが、まずは昼食です。ザ・フィッシュでの食事は11時からですので、10時30分から開いている、道の反対側に有る「金谷食堂」に入ります。地魚刺身定食と三色丼、それと黄金アジのフライを頂きました。刺身は大ぶりで新鮮、アジのフライも極厚でさっぱり、房総に来て良かった!

 食事後、ロープウェイ駅に向かいます。途中、「孤独のグルメ」で登場した旅館と食堂が有りました。12時開店ですが、もう並んでいます。道を左に曲がると、直ぐにロープウェイ駅です。切符を買って、さっそく乗車します。

 今日の行程ですが、ロープウェイの頂上駅から、黄、赤の線に沿って歩きます。案内図からも分かりますが、全て階段か坂道です。3時間くらいでしたが、本当に地獄巡りです。

 頂上展望台からは、房総の海や海岸と対岸の三浦半島がよく見えます。頂上にポストがありますが、「シャロン・ポストーン」といいます。ポスト(post)と石(stone)の造語に、房州石のポストが女の子であるという設定と、恋愛に強いイメージを表現するため、女優シャロン・ストーンの名前をかけているそうです。

 最初は、地獄のぞきです。日本寺の西口管理所から入場します。10分程急な坂道を登ると、空中に浮き出た、地獄のぞきがあります。下を覗くと、断崖で、何もありません。地獄のぞきへは、最後に急な坂道を登る必要がありますが、急な上に、足下が滑りやすく、ここの上り下りも怖いです。動けなくなる人もいるようです。

 次は、ひたすら階段や坂道を下っていきます。途中、石像窟をお参りしていきます。

 更に、階段を下っていきます。石山ですので、木の根は石の上をつたっていくようです。

 更に階段を下っていきます。ようやく、最後の、護摩窟まで辿り着きました。

 大仏広場までは、比較的平坦な大仏前参道を5分程歩きます。広場では、正面に、日本一の大仏(高さ31m)が鎮座しています。ちなみに奈良の大仏は18mとのこと。広場には、お願い地蔵尊ごあり、そのそばには、お願いが書かれた5㎝ほどの地蔵尊がたくさん置かれています。

 ここから15分程、一気にスタート地点である西口管理所に登ります。ハードです!今度は地獄のぞきには行かず、百尺観音方向に進みます。切り立った石切場を抜けると、巨大な百尺観音が現れます。

 百尺観音のそばにある北口管理者から寺の境内の外へ出ます。急な坂道をおり、展望台の前に、垂直に切り立った「ラピュタの壁」が現れます。展望台も、下は垂直。今度は、ここから急な階段を登ります。

 今度は岩肌をくり抜いた「岩舞台」が見えます。その右側上方には、今回、最初に行った地獄のぞきが見えます。この先はひたすら下り坂です。かつては、鋸山の山頂の石切場から切り出した石材は、この道を通って下に下ろされていました。

 坂道の途中に、観月台があります。ここからも、東京湾がよく見えます。今日はガスがかかっていて、残念ながら富士山は見えません。まだ階段は続きます。5分程でようやく終点です。この坂は、関東ふれあいの道と言うそうです。

 鋸山を下って、帰りの電車まで、ザ・フィッシュで一休みです。お酒(ザ・フィッシュ 和蔵酒造 富津市)とサザエのお造り、コーヒーフロートを頂きました。ザ・フィッシュの隣にある金谷フェリーターミナルは全国で約60カ所ある恋人の聖地の一つです。駐車場にある「幸せの鐘」を夕暮れ時にカップルで鳴らすと、永遠の恋が成就するとか。そろそろ電車の時間も近づいてきましたので、今日はこれで帰ります。

カテゴリー
日帰旅行

久能山東照宮、静岡浅間神社

 今回は、家康ゆかりの地をバスツアーで行きます。人気のツアーらしく、バスは4台で出発とのこと。そのためか、今回は東京駅近くの丸の内鍛冶橋駐車場発です。感染対策が変更になったためか、座席の透明仕切り板は無くなっています。

 早いですが、日本平の清水屋で昼食です。今日は「シラス・桜海老・鰻など8貫の寿司と鍋御膳」です。お酒は「臥竜梅」を頂きました。割とすっきりした味わいです。買い物時間はここしか無いので、お土産は、ここで買いました。

 昼食後は、直ぐそばの日本平ロープウェイに乗り、久能山東照宮に向かいます。平日にもかかわらず、ツアー客(外国人も)が多く、5分間隔で運行していましたが、ロープウェイは長蛇の列です。ここのロープウェイは下に向かうロープウェイです。ゴンドラは葵のご紋があり、姫様の籠と殿様の籠をイメージしているようです。

 久能山は、元々は武田信玄の築いた久能山城に造られているため、石垣はそのまま使われています。ロープウェイ久能山駅からは駿河湾、石垣いちごのハウスがよく見えます。さっそく楼門から中に入ります。

 楼門をくぐり、境内に入ります。鳥居がありその先に、唐門があります。唐門は、現在、閉鎖されていますので、脇の階段を登ります。途中、奉納された御神酒の樽に目が行きます。昼に頂いた、臥竜梅も有りますね。

 脇の階段を登り、御社殿にお参りします。

 御社殿左から、廟門をくぐり、廟所参道に入り、階段を登ると家康公の廟の前に出ます。雰囲気は、日光東照宮にそっくりです。

 次は家康が晩年過ごした駿府城に向かいます。現在は、巽櫓や東御門が復元されています。桜祭りが週末予定されているようで、テントが並んでいました。

 公園散策の後は、家康が元服を行った静岡浅間神社に向かいます。その前に、境内に設置された「どうする家康静岡大河ドラマ館」でドラマの紹介、衣裳等ノ展示を見学します。浜松と岡崎にも似たような施設があるようです。

 見学後は静岡浅間(せんげん)神社の参拝です。静岡浅間神社は、神部(かんべ)神社、浅間(あさま)神社、大歳御祖(おおとしみおや)神社の総称です。他に境内社として、麓山(はやま)神社、少彦名(すくなひこな)神社、八千戈(やちほこ)神社、玉鉾(たまほこ)神社の4社があります。1時間ほどで7社にお参りしたいと思います。社務所で、7社参りの御朱印札を頂き、印を受領していきたいと思います。

 まずは八千戈神社です。次は、境内の最も高いところにある麓山神社に向かいます。そのためには「百段階段」を一気に登る必要があります。手すりや踊り場はなく、ひたすら登る必要があります。途中で転げ落ちたら死ぬかもしれません。これまで、落ちた人はいないのでしょうか。登り切った後に、まだ石段があります。

 階段を戻るのは、怖いので、迂回路で下ります。下った先に、大歳御祖神社が有ります。次は、神部神社と浅間神社です。拝殿、本殿とも同じ棟にあり。右が神部神社、左が浅間神社となっています。

 最後は北回廊を抜け、少彦名神社、玉鉾神社に参拝し、これで7社参りの御朱印札が成就しました。楼門を通ってバスに戻ります。

  東京駅には8時頃に戻りました。神田まで歩き、店を探します。金曜の夜でどこもいっぱいでしたが、東京ブッチャーズ神田店が空いていましたので、入りました。名前の通り、ボリュームも多く、コスパは良かったです

カテゴリー
日帰旅行

諏訪大社(四社参り)

 今日は、信濃国の一の宮、諏訪大社の4社を訪れます。諏訪湖の北にある下社(秋宮・春宮)、次に南の上社(前宮(まえみや)・本宮(ほんみや))の順に参拝します。いつものように、新宿都庁前から出発です(8時発)。

 バスは、11時に下社秋宮に到着しました。早いですが、まずは昼食です。門前からの続く大社通りの「山猫亭はなれ」でお蕎麦を頂きました。地酒の高天はすっきりしておいしいですね。壁に漫画家のサインが、直接書かれているのにビックリ。

 食事後は、参拝です。国譲りの神話では、大国主神の次男である建御名方神(たけみなかたのかみ)が、国譲りに反対したものの、建御雷神に負けてしまい、諏訪まで逃れ、信濃国の国造りをしたとなっています。神橋を渡り、鳥居をくぐると、正面に樹齢800年の根入りの杉があります。諏訪大社七不思議の一つ、丑三ツ時に枝を三寸下げて眠り、幹に耳を当てるといびきが聞こえる、といわれています。

 先に進むと、幣拝殿の前に立派な神楽殿があります。正面の大注連縄(おおしめなわ)は、かつて出雲の人々の指導を受けて作られたそうで、出雲大社のものに似ていますね。幣拝殿の右に一の御柱、左に二の御柱が祀られています。三の御柱、四の御柱は時計回りにありますが、ここからは見えません。

 神楽殿の前に鎮座する狛犬は、青銅製としては日本一(身長1.7m)とのこと。境内には他に、安産ひしゃく納所、御神湯(温泉です!)などがあります。この場所は高台に有りますので、駐車場からは、諏訪湖がよく見えます。

 次は、徒歩で旧中山道で春宮を目指します。1㎞ほどの行程です。旧中山道にある春宮の一の鳥居を右折します。手水舎を過ぎ、二の鳥居をくぐります。

 正面には、神楽殿があり、その後ろに幣拝殿が有ります。幣拝殿の右に一の御柱、左に二の御柱が祀られています。秋宮と造りは、全く同様です。境内右側には「結びの杉」があります。恋愛のパワースポットらしいです。

 春宮のそばを、諏訪湖に注いでいる砥(と)川が流れています。ます。川の中にある島は浮島と言いますが、どんな大水でも流れないということで、これも七不思議の一つでだそうです。浮島橋を渡ると、万治の石仏が有ります。願い事を心で唱えながら石仏の周りを時計回りに三周すると叶う、ということなのでやってみました。岡本太郎は、「こんなに面白いものは見たことがない」と絶賛しています。

 上宮へは、バスで30分程です。ここは高台で、豊富な水や日照が得られる土地のため、御祭神が最初に居を構え、諏訪信仰発祥の地と言われています。

 内御玉殿から200m程坂道を登ると、前宮の御本殿があります。ここも、御本殿の左右に御柱がありますが、御本殿の左右に道があるため三の御柱、四の御柱を見ることができます。本殿の左側を、水眼の清流が流れています。

 最後は、上社の本宮です。前宮から2㎞ほどです。全国に一万余ある諏訪神社の総本社です。東参道(表参道)から入ります。御門を入ると廊下になるのですが、ここは布橋と呼ばれています。なぜ布橋というのかは、諸説有るようです。布橋の左側に、勅使殿がありますので、勅使がお出ましの際、布を引いたのでは?

 参拝所へは、塀重門を通り過ぎ、入口門から入ります。諏訪大社の社と異なり、弊拝殿の両側には御柱はあ参拝のため参拝のため弊拝殿に並んでいる途中、塀重門を覗くと、下に北参道が見えました。

 帰りは、北参道から戻ります。一の御柱はこちら側の神楽殿のそばにあります。ここにも明神湯が出ていますが、諏訪大社周辺は、下社も上社も温泉地帯のようです。奉納されている諏訪の地酒を見ると、昼に頂いた高天もありました。最後は大鳥居をくぐり、駐車場に向かいます。

 今日は、「四社参り」し、四社でそれぞれ御朱印を頂きまので、諏訪大社から記念に「小銭入れ」を頂きました。記念品は、年により変わるようです。新宿には8時頃戻りました。夕食は、ヨドバシカメラ近くの「マイアミ・ガーデン」でピザ、パスタ、ミラノカツレツを頂きました。

カテゴリー
国内旅行

伊勢神宮

<一日目>

 先月、東国三社を参拝しましたので、今回はいよいよ伊勢神宮です。今回のツアーは、朝10時30分新幹線乗車、豊橋でバスに乗り換え、伊勢神宮(外宮)到着は15時30分というものです。慣例通り、外宮(豊受大神宮)からの参拝となっています。最初に、表参道の衛士見張所で、案内図を頂きます。

 外宮は、左側通行です(内宮は反対)。表参道火除橋を渡り、手水舎で心身を清めます。一の鳥居をくぐり、表参道をしばらく歩くと、二ノ鳥居があり、この先に正宮(しょうぐう)があります。神聖な雰囲気です。

 正宮の右側(東側)には古殿地(20年に一度の式年遷宮の予定地)があります。2013年に遷宮が行われていますので、10年後はこちらに正宮があるはずです。正宮にいらっしゃるのは、天照大御神のお食事を司る豊受大御神です。内宮創建の500年後にいらっしゃいました。

 宮域内には、正宮の次に格の高い別宮である、多賀宮・土宮・風宮があります。なかでも、豊受大御神の荒御魂(神の荒々しい側面)を祀る多賀宮は、正宮に注ぐ大きさです。三ツ石(御装束神宝などを祓い清める「川原大祓」が行われる場所)の前を通り、亀石を渡り、長い石段の先に多賀宮があります。三ツ石はパワースポットと考える人もいて、手をかざす人がいました。神宮のHPには、遠慮してと書かれているのに。

 多賀宮の近くには下御井神社が有ります。内部に、井戸があるそうです。参拝後、石段を下ると、右側に風宮、左側に土宮があり、いずれにも古殿地が有ります。風宮は、風雨の災害が無いようにと祈りが捧げられるお社ですが、、蒙古襲来の際、ご神威によって猛風が起り、未曽有の国難をお救いになったとのことです。

 戻る際、参道を左に折れると、裏参道(元の参道)が有ります。

 表参道に戻ります。表参道手水舎の向かいに、清盛楠があります。平清盛が勅使として参向した時、冠にふれた枝を切らせたという伝承があるそうです。火除橋のそばには、休憩所があり、そこからは、勾玉池がよく見えます。

 外宮参拝後、早いですが、夕食会場に向かいます。鳥羽の長門館で、名物の「てっぱり料理」を頂きます。牡蛎、ハマグリ、ホタテ、イカなどを網で焼いて頂きます。てっぱりの意味は、「形が大きくてボリュームがある」ということのようです。

 今日の宿泊先は、志摩スペイン村です。オフシーズンのため宿泊者はそれほど多くないようです。全体は、スペインぽいです。広々としています。

<二日目>

 今日は伊勢神宮の内宮(皇大神宮)に参拝します。その前に、ホテルの温泉(ひまわりの湯、pH8.6、露天風呂からは、伊雑の浦を一望)に入り、体を清めます。その後は、ホテル周辺を散歩します。

 バスは8時出発。30分程で伊勢神宮(内宮)に到着します。五十鈴川に掛かる宇治橋(長さ100m)を渡ります。しばらく参道を歩くと、手水舎です。

 手水舎で手を清め、参道を進みます。左手に、五十鈴川御手洗場が見えてきます。川に手を浸けましたが、意外と冷たい。御手洗場の近くには、五十鈴川の守り神である瀧祭神が、祀られています。参道を進みます。

 しばらく歩くと、内宮神楽殿があります。左側がお神札授与所、右側が神楽殿(ご祈祷の神楽を行う)となっています。

 参道を進み、ようやく正宮に着きます。手前の階段を上り、天照大御神に参拝します。出口は別にあります。外宮の古殿地は見ることができましたが、内宮では古殿地方向に塀があり窺えません。階段を下った先は立入り禁止となっています。

 内宮でも、天照大御神の荒御魂を祀る荒祭宮は別宮となっています。個人的なお願いは、こちらでするように、添乗員さんに言われました。

 内宮にも、風の神を祀る別宮、風日祈宮(かざひのみのみや)があります。神楽殿の前で参道を抜け、五十鈴川の支流である島路川を渡った先にあります。外宮の風宮と同様に、ここの神様も「神風」を吹かせとのことです。

 帰路の途中には、御厩(みうまや)と参集殿(休憩所)があります。今日は、神馬に会えました。

 宇治橋の近くには、大山祇(おおやまつみ)神社と、子安神社があります。前者は、内宮の所在する神路山の入口の守護神である大山祇神をお祀りし、後者は、大山祇神の娘神である木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)をお祀りし、安産、子授けの神として崇敬されています。道の先には、神社司庁の建物がありました。

 参拝も終了し、おはらい町通りへ向かいます。残りは1時間弱です。まず、「くみひも平田」で組紐を買い、赤福本店で、五十鈴川を眺めながら、赤福を頂きました。一服した後、おかげ横町に入り、「ふくすけ」で伊勢うどんを頂きます。最後は、「伊勢萬(内宮前酒造場)」でお酒を買って、集合場所に戻りました。

カテゴリー
国内旅行

沖縄(座喜味城、今帰仁城、中城城、首里城)

 

<一日目>

 旅行支援を利用して、沖縄へ行くこととします。季節はまだ早春なので、お城メインに行きたいと思います。とは言え、まずは22年9月にオープンしたばかりの金武(きん)サンライズビーチに行ってみます。ガイドブックには「異国情緒ある町並み」と有りましたが、シャッターは閉まっています。ビーチも閉鎖されています。時期はまだのようです。

 近くの、道の駅「ぎのざ」に寄ってみます。沖縄本島東海岸唯一の道の駅だそうです。2003年から宜野座で阪神タイガースが春季キャンプを行っているということで、観光情報センターはタイガース一色です。隣の特産品加工直売センターではバナナやマンゴー等の特産品を販売していました。後から気がつきましたが、ここは観光地ではないので、価格は一番安いと思います。

 西海岸に抜けます。車で30分程です。万座辺りのビーチは、ほとんどがホテルのプライベートビーチになっている感じです。

 昼食は、シーサイドドライブインでステーキセット頂きました。2,200円でしたが意外とボリュームがあります。1967年に沖縄で最初にできたドライブインだそうです。

 昼食後は、そばの「おんなの駅」に立ち寄り、まるい珈琲で、コーヒーとアガラサー(蒸しパン)を頂きました。道の駅の隣は、墓地です。お墓は、非常に大きく感じます。これは、沖縄では、風葬の文化から来るようです。風葬とは、遺体の周りを石で囲って風化させる埋葬方法とのことです。風化で骨になったら、遺骨を洗浄して骨壺に入れ、それを再び石室に納骨するのが習わしだったようです。

 次は、真栄田(まえだ)岬に向かいます。東シナ海を一望できます。ダイビングとシュノーケルのスポットで、世界中からダイバーが来るらしいです。当日は風が強く波が荒れていたため、遊泳は禁止されていました。2月~3月末は、岬沖合にザトウクジラが現れるとのことですが、残念ながら見えませんでした。

 次は、残波岬に向かいます。サンセットスポットとして有名ですが、残念ながら、まだ日は高いです。風が強く、ここも、波が高いです。灯台の近くには、球王朝時代、初の進貢使として、初めて中国へ派遣された「泰期」の銅像があります。断崖の反対側は、風もなく、波は穏やかです。かつての石切場やビーチがあります。

 座喜味城に行きます。沖縄のお城は初見です。石造りが独特です。石組は、主に布積で、すきまなくきっちりなされています。120mの高台にありますので、ここから海岸が良く見えます。ここは、戦中は日本軍の高射砲基地、戦後は米軍のレーダ基地だったそうです。

 まだ時間が有りましたので、途中、道の駅「かでな」に立ち寄ります。展望台からは、嘉手納基地が一望できます。嘉手納基地は、極東で一番広い滑走路だそうです。

 宿泊先は、JALシティーで、国際通りの真ん中辺にあります。ホテルの方の紹介で、直ぐ近くの「波照間 国際通り店」に行きました。沖縄っぽい料理をいろいろ頂きました。テーブルの前の沖縄の昔の絵が、ほのぼのとした気分にさせます。帰りに、コンビニで泡盛コーヒーを買ってみましたが、微妙な味でした。

<二日目>

 今日は、島の中央部、本部町、今帰仁村方面とし、まずは、古宇利島を目指します。沖縄本島から屋我地島に入るところにある「道の駅羽地」のそばの海岸には、マングローブが広がっています。

 屋我地島にはいると、穏やかな屋我地ビーチがあります。例によって、人はまだいません。ようやく、古宇利島に近づきました。古宇利大橋は、青い海に向かって、一直線です。

 古宇利島の先には、ティーヌ浜がありますが、ここには波の浸食で削られた2つの岩があります。ハートの形に見えることから。ハートロックといわれています。パワースポット?かな。

 屋我地島と沖縄本島の間はワルミ海峡で、ワルミ大橋で結ばれています。ワルミ大橋からの眺めがとても良いので、途中で車を止めました。この辺りでは、マングローブカヤック体験ツアーが行われているようです。

 昼食は沖縄そばとします。途中の、今帰仁村役場の辺りで、評判の良い「いち藤」に入ります。見た目とは異なり、あっさりした味ですね。

 世界遺産の今帰仁(なきじん)城へ向かいます。ここは14世紀頃に北部を治めていた北山王の居城です。15世紀には、中山王に統一され、17世紀には薩摩の攻撃で城は炎上したとのことです。昨日見た座喜味城の2倍位で、明日行く予定の首里城とほぼ同規模とのことです。ここの石垣は、相方積と野面積がメインです。高台にありますので、海が一望できます。

 日差しが強く、疲れてきましたので、途中、松田商店で冷たいものを頂きました。

 まだ日も高いので、普天間飛行場を見学することとします。嘉数高台(かかずたかだい)公園の長い階段を登ると、展望台があり、そこから飛行場がよく見えます。ここは、第二時大戦中に第七〇高地と命名され、激戦の地だったようです。周囲には、各県出身者の慰霊碑が多数点在し、陣地壕やトーチカも残っています。

 夕食は、地元料理にも疲れてきたので、駐車場の近くにあった「SUGI」に入ってみました。感じはビストロです。料理と雰囲気がマッチしていたので、ワインも2本いってしまいました。店の外観取り忘れです。明日はしんどいかも。

<三日目>

 今日は、本島南部を回りたいと思います。駐車場に行くついでに、SUGIを見ましたが閉まっています。当たり前です。

 今日のスタートは、中城(なかぐすく)城です。管理事務から城の正門まで、長い坂が続くということで、ここでは、カートで連れて行ってもらえます。ここも160mの高台にあることもあり、中城湾が一望できます。城には自衛隊員のグループがいましたが、地形を見ながら、戦術の研修をしていたようです。ここの石積は、野面積、相方積、布積の3種類があります。

 次は、今日のメイン、首里城に行きます。困ったことに、駐車場がどこも満車です。ようやく徒歩20分くらいの場所に見つけました。平日でこれですので、休日はどんなでしょう。日差しが強い中、首里城を目指します。ここは、これまで3つの城を見てきましたが、規模や石垣の美しさは、比較になりません。さすが琉球王の居所です。高台にありますので、ここからは、那覇市内や遠くの島々がよく見えます。焼失した施設は再建中で、2026年完成予定とのことなので、再度訪れたいと思いますます。

 駐車場に戻る途中に、泡盛の瑞泉酒蔵が有りましたので、立ち寄ります。係の方から、見学や飲み比べもできますといわれましたが、車ですので遠慮しました。残念!記念に、瑞泉「碧」を買いました。

 本島南部にある琉球最高の聖地、世界文化遺産でもある斎場御嶽(せーふぁうたき)に向かいます。そこへは、車では直接行けず、近くの「南城市地域物産館」で入場券を買い、500m程坂道を登ります。お腹がすきましたので、物産館で、三矢本舗のもずくの天ぷらとサーターアンダギー(揚げ菓子)を食べました。

 日差しが強い中、500mの坂道は応えます。10分ほど歩くと緑の館セーファに着きますので、そこで注意事項、マナーを確認し、御嶽を見学します。御嶽の参道には、うっそうと緑が生い茂っています。特に三庫理の巨石の前では、最も神聖な場所ということもあり、霊気を感じます。

 空港への帰路、近くのニライ橋、カナイ橋に立ち寄りました。橋を展望する場所はあるのですが、2m程のフェンスが眺望の邪魔をします。その場所は、航空自衛隊知念分屯基地に面しており、ペトリオットミサイルが見えました。

 沖縄の最後の立ち寄り先は、空港の真北にあるショッピングモール、瀬長島ウミカジテラスです。小さな島の傾斜地にありますので、店はそれほど多くないです。滑走路が直ぐそこで、飛行機がよく見えます。では飛行場に向かいます。