カテゴリー
海外旅行

ミラノ

<十日目>

 いよいよ今日は最終日です。有名どころの観光地はすでに大概見ていますので、今日は、買物とミラノ散策に当てたいと思います。はじめに地下鉄2号線でガリバルディ駅に行きます。駅の周辺は、ポルタ・ヌォーバとして開発されたビジネス街で、遠くには、建物の周囲一面に木が植えられている「垂直の森」が見えます。ここで、地元の有名スーパーEsselingaに行き、イタリアの食材を買いたいと思います。売り場で、私の目を引いたのは、イタリアのワインコーナーで、ワインが地域ごとに並べられています。もっとイタリアに居られたら、これを順番に飲めたのにな、と思いました。

 次は、デパートのリナシェンテに行くため、ドゥオーモに向かいます。ドゥオーモ脇のガッレリアに入り、地面の雄牛のモザイク画の急所部分に靴のかかとを入れ、ぐるぐる回る光景を見ます。こうすると願いが叶うとされていて、前回来た際、私もしてみました。ガッレリアを出て、ドゥオーモの奥側のリナシェンテに入ります。

 買い物をしていると、お昼時となりました。今回の旅行では、パスタやリゾットなど炭水化物系が多かったので、最後は肉でガツンと行きたいと思います。例によってAIに肉が手軽に食べられるところを聞いたところ「Da Mario Steak House」を紹介されたので、行ってみます。確かにこの店はお手軽な店らしく、昼食時のサラリーマンや工事関係者など、地元の人が大勢入店してきます。アルゼンチン産アンガスビーフのスライス300g以上とチーズハンバーガーをお願いしました。肉はボリュームが多く、全部食べきれないほどでした。

 食後も、買い物を続けます。次はイタリアで750年の歴史をもつ老舗製紙会社ファブリアーノへ向います。美しい色彩と、とにかく書きやすい厚手の紙が魅力のメーカーで、日本ではなかなか無い深いグレーの表紙のノートを買いました。ミラノ中央駅に戻り、dmというドイツのドラッグストアで、イタリアでも人気でオリジナル商品がネット上で評判がよいので、いくつかボディケア商品を買ってみました。また、KIKOという、ミラノ発祥のイタリアで人気のコスメショップがあり、日本にはまだ入ってきていないので、覗いてみました。

 ミラノの最後は、ナヴィリオ地区のナヴィリオ・グランデ沿いのエリアで、アペリティーボを楽しみたいと思います。ミラノ中央駅から、地下鉄緑線(linea2)でポルタジェノバ駅で下車し、徒歩で約5分で、ミラノでは珍しくなった運河が現れます。運河沿いに、既に大勢の人々が行き来していますが、運河に架かるアルダ・メリーニ橋には愛の南京錠がぎっしりかけられ、下の部分にはステッカーが隙間無く張られています。橋のたもとには、南京錠売りが居ます。

 アペリティーボは「食前酒」という意味ですが、ここミラノ(イタリア全土かも?)でアペリティーボと言えば、ドリンク一杯とブッフェ形式の食事が食べ放題というシステムです。調子の良い呼び子に声を掛けられた事もあり、運河沿いの「La contea navigli」に入ります。アペリティーボのお酒は、イタリアの定番スプリッツをお願いしました。食事はフリーなので、ここで夕食もとることとし、ワインも追加し、暮れなずむ空を見ながら、ミラノの最後の夜を過ごしました。

カテゴリー
海外旅行

ヴェローナ

<九日目>

 今日は、小雨がぱらつくあいにくの天気ですが、本格的な雨にはならないようです。列車はミラノ中央駅を7時45分に出発し、ヴェローナ駅には9時に到着しました。駅前からバスに乗り、街の中心部にあるアレーナでおります。アレーナは、オリンピック開催に合わせ、改修工事ということで、残念ながら見学はできません。その周りは、ベラ広場ですが、まだ朝が早いので、観光客は少ないです。ブランドショップが立ち並ぶジュゼッペ・マッジーニ通りを抜け、ロミオとジュリエッタのヒロイン、ジュリエッタの家に向かいます。

 通りを左にまがり、50mほど進むと左側にジュリエッタの家という看板がありますので、そこから中に入ります。入るとすぐに、これまでテレビ等で何回も見たジュリエッタの家の風景が飛び込んできます。バルコニーには、人影が有りますが、家への入場は予約が必要で、今日は予約していません。外から見るだけです。ジュリエッタの像の前には、大勢写真を撮る人がいます。

 そこから100m位のところにロミオの家がありますが、観光客は誰もいませんでした。この近くには、せむし男で有名な、ヴェローナで最も大きいサンタ・アナスタージア教会が有りますので、行ってみます。入口から入ると直ぐに、左右の柱の聖水盤の下にせむし男がいます。これらには「キリスト教的な人間の苦痛を表現している」とか「教会に入る前に身をかがめて謙虚になれ」とか、色々な考え方があります。この教会のパンフレットには、せむし男に触れると、幸運がやってくる、と書かれてあります。主祭壇の左側には、14世紀中頃に制作された彫刻と絵画を組み合わせたコルテシア セレゴの記念碑というレリーフのような作品があります。中央で鎧を着て馬に乗っているのがコルテシアです。

 市や飲食店が多くあるエルベ広場に立つ、ランベルティの塔に登ることにします。この塔にはエレベーターが有りますので、さくっと上に登れます。塔の上からは、ヴェローナ全体が見渡せます。先ほど見てきたサンタ・アナスタージア教会や、アディジェ川の向こうの小高い丘には、これから行くサン・ピエトロ城跡も見えます。

 街の中心から、アディジェ川に架かる橋を渡り、サン・ピエトロ城跡を目指し、丘の坂道をひたすら10分程上ります。途中、林の陰からは、ヴェローナの美しい光景が、時々見えてきます。サン・ピエトロ城跡に到着し、下を見ると、期待にたがわぬ美しい光景が見えます。ところが、城跡の先を見ると、なんとケーブルカーの駅があります!ケーブルカーがあるとは知りませんでした。ですが、帰りも坂道を歩いて戻ります。

 昼食時となりました。例によって、「評判の良い店」ということでAIに聞きました。その中から、ヴェローナのワインを使って煮込むリゾットアマローネと、トウモロコシの粉で作るポレンタが食べられそうな「La Vecia Mescola」に入ることにしました。一番乗りでしたので、客はまだいません。店内は、雰囲気の良い店です。リゾットアマローネは2人前からとのことなので、2人前を頂き、ポレンタが添えられている子牛のレバーの煮込みもお願いしました。プラス、ワインと炭酸水。アマローネリゾットは見た目もそうですが、私には小豆で煮たような「おかゆの味」がしました。子牛のレバーは想像通りの味でしたが、ポレンタは、見た目では甘く見えますが、全く味がしないのにビックリしました。ヴェローナでは、良い食事の体験ができました。

 最後は、ジュリエッタの墓があるというフレスコ画博物館を見学します。物語の主人公に、お墓があるというのもなんか変な気がしますが。フレスコ画博物館に入ると、地下に降りていく階段があります。その階段を下りた先に、ジュリエットの墓がありました。元々は何だったんでしょう?

 列車の時間も近づいてきましたので、歩いてヴェローナ駅に向かいます。街は「城壁」で囲まれています。ヴェローナは古来から交通の要衝で、外敵からの脅威に常にさらされているので、こうなったようです。来たときと逆に、ジュゼッペ・マッジーニ通り、ベラ広場と通ります。通りの菓子屋に、トルタ・ルッサが売られています。「ロシアのケーキ」という意味で、大きく、背が高くふわふわ、ナッツのような香りが漂うケーキのようです。これも買えば良かったです。ヴェローナからは、16時の列車に乗り、17時15分にミラノ中央駅に戻りました。

カテゴリー
海外旅行

ジェノバ その2

<八日目>

 今日はジェノバ観光の最終日です。部屋の窓から外を見ると、天気は晴天です。16時発のミラノ行きの列車に乗りますので、それまでの間、見逃した所を見ていきたいと思います。はじめは、ジェノヴァ名物のケーブルカー、一昨日も乗りましたが、ZECCA駅からRIGHI駅の区間に乗ります。約10分の区間です。下のZECCA駅では、上のRIGHI駅での展望を大々的に宣伝していますが、展望台からは木立に邪魔され、他の展望台に比べると、今一つです。

 次は、観光案内所近くにある、赤の宮殿、白の宮殿、ドーリア・トルシー宮を見学します。初日の観光では、赤の宮殿のみ見学しましたが、本来はこの三箇所は共通券でした。翌日気づきましたが、後の祭りです。今日は、三箇所きっちり見たいと思います。初めは、白の宮殿です。白の宮殿というだけあって、建物内部は白色がメインです。赤の宮殿と同じように、各部屋には絵画が展示され、それを順に観ていくことになります。屋上の中庭からは、道を隔てて、赤の宮殿が見えます。ここの1階は、ドーリア・トルシー宮に繋がっていますので、そのまま進みます。

 ドーリア・トルシー宮はジェノヴァ市が所有する絵画、彫刻、陶器等ののコレクションが展示されています。ジェノバ出身のバイオリニスト、パガニーニの部屋がありそこには、彼が愛用していたバイオリンやパガニーニが書いた楽譜が展示されています。。

 次は通りを隔てた赤の宮殿に、入ります。2回目ですので、見たかった絵を見ていきます。

 最後は、白と黒の大理石の縞々模様が美しい、サンロレンツォ教会を見学します。身廊の天井はとても高く、その下の列柱も、白と黒の縞々模様になっています。右手の壁には、ルーベンスの宗教画が、掲げられています。右側の塔は、高さ60メ-トルで、有料で階段を上って行くことが出来ます。塔の上からは、ジェノヴァの街を見渡すことが出来ます。

 昼食時となりました。ジェノヴァでの最後の昼食は、街の名前そのもののジェノヴェーゼに行きます。地元では評判がいいようです。例によって炭酸水とワインをお願いします。この店ではパンと一緒に、バターでは無くペストが付いてきました。食事は、TUCCUのラビオリ(中の詰め物は野菜ベース+濃厚な肉の煮込みソース、ジェノバの伝統料理)とぺストのニョッキをお願いしました。噂に違わず、非常に美味しい味です。食事後は預けた荷物を取りにホテルに戻ります。エスプレッソを飲みながら、列車の時間を待ちました。

 ジェノバを16時に出発し、ミラノには夕方18時頃の到着です。今日の宿泊先は、ミラノヒルトンで、ミラノ中央駅から歩いて数分の所にあります。ミラノはこれで3回目ですが、今日の夕食は、前回行ったことのある「Miscusi」でさくっと食べたいと思います。カルボナーラとペペロンチーノのラビオリ(また!)、ワインと炭酸水をお願いしました。明日は、ロミオとジュリエットで有名な、ヴェローナに行く予定です。

カテゴリー
海外旅行

チンクエッテレ

<七日目>

 ブリニョールを7時56分出発し、チンクエッテレの最初の駅であるモンテロッソには9時5分に着きます。途中、車窓からはジェノバ湾の青々とした海が見え、これからの期待をそそらせます。モンテロッソ到着後、下車してみます。モンテロッソ駅の上には、眺めのいいカフェテリアあります。ここに来るまでは、チンクエッテレ(イタリア語で5の村)には特別の観光列車が走っている、と思っていましたが、実際には、イタリア国鉄の線路でイタリア国鉄が乗り降り自由の特別区間を運営している、と言う仕組みでした。特別区間の運営(シーズン開始)は、今月14日(土曜日)からということでしたので、今回の旅行のタイミングは、非常にラッキーでした。

 駅に隣接する村の観光案内所で、特別区間の時刻表をもらい、モンテロッソ駅からチンクエッテレ最後の村、リオマジョーレに向かいます。時刻表を見ると一時間に3本くらい列車は出ているようです。リオマッジョーレ駅は、断崖の狭間にありますので、村に行くには100mほどの地下道を通っていきます。

 トンネルを抜けると、目の前に視界がぱっと開き、青い空と青い海が目の前に広がります。更に進み、岬の先から街を振り返ると、カラフルな家並みが現れ、これぞチンクエッテレという風景です。その先は、岩礁となって、ジェノバ湾となります。岬の反対側は、各岩に杭が打ち込まれており、崩れそうな感じがしましたので、進むのはやめました。

 リオマッジョーレ村の中心通りを歩いていると、遠くにリオマッジョーレ城が見えます。駅のそばにあるエレベーターで崖の上に行き、城を目指します。眼下には、山に挟まれているリオマッジョーレ駅が見えます。急峻な斜面には、BS日テレの「イタリアの小さな村」に出てくるようなレモン畑があります。Googleで道を探すのですが、城への道はなかなか見つかりません。「愛の小道のトレッキング」に11時で予約していますので、行くのをあきらめ、戻ることにします。

 「愛の小道のトレッキング」とは、リオマッジョーレから隣村のマナローラへと続く海岸沿いの約1㎞の道です。昔この村の恋人がそこで愛を語ったことからそう呼ばれているそうですが、観光客が大勢押し寄せたことから、今は事前の予約が無いと通ることが出来ません。愛の小道の出発点に来たところ、一昨日の豪雨で、崖崩れが発生し、途中で引き返すことになるとのこと。了承したうえで進みます。崖に通された道は、落石防止の金網が至る所に張られ、危険なところはトンネルになっていたりで、確かに危険な気がします。全体の感じは、日本海の柱状節理の海岸沿いに進んでいるような感じがします。10分程歩くと、「地滑りのためクローズ」と書かれた地点に来ましたので、引き返します。

 お昼時となりましたので、ここリオマッジョーレで取ることにします。AIで「魚介のスパゲッティ」の食べられるところと検索したところ、ダウ・チラという店を勧めてきましたので、そこに向かいます。運の良いことに、今日は観光客が少ないため、見晴らしの良いレストランで見晴らしの良い席に座ることが出来ました。食事は、魚介のパスタとTrofiette(ジェノヴァ生まれの 、ねじねじ形のバジルペーストのショートパスタ) 、ワインは勧められたチンクエッテレを頂きます。青い空と青い海を見ながら、至福の時間を過ごしました。

 次はリオマッジョーレ駅から電車に乗り、観光客の一番多いヴェルナッツァに向かいます。車窓は、青く輝いた海が見えます。電車の掲示板には、日立のロゴが大きく掲げられています。イタリアの国鉄は大半が日立製のようです。ヴェルナッツァは、予想通りたくさんの観光客であふれています。

 ヴェルナッツァ駅から、メインストリートを通り、港を目指します。港の防波堤の突堤から街を望むと、海に突き出たジェノヴァロマネスクの教会St. Margaret of Antiochやカラフルな町並みが見えます。

 次は高台から街を見下ろしたいと思い、家と家との間の狭い坂道を通って、丘を登っていきます。丘の上からは、中世の雰囲気を残すヴェルナッツァの街が、絵はがきのように望むことができす。反対側を見ると、急峻な丘の段々畑や谷間のトンネルが見えます。

 最後は、朝、一番先に降りたモンテロッソに行きます。チンクエテッレで唯一広い砂浜のある村です。町の中心地は駅から遠くに見えるアウロラ要塞砦(現在は個人宅で見学不可)の奥にあります。駅と砦の間は、砂浜が続き、ハイシーズンはここにビーチパラソルが隙間無く並び、一大観光地となるようです。

 モンテロッソの中心地は、一般の住宅がメインのようで、観光客はあまりいません。店もハイシーズンで無いためか、大部分が閉っています。ジェラート屋があいていましたので、今回のイタリア旅行で初めて、ジェラートを買いました。帰りの列車は16時、そろそろなので駅に向かうことにします。

 今日の夕食は、昨日買ったフォッカチェリアの隣にあるパニフィッチョというフォッカチェリアで、フォッカチオを買ってみました。飲み物は、イタリアのビールを飲みたかったのですが、カルフールではハイネケンしか冷えたビールが置いていませんでしたので、泣く泣くそれを買いました。明日は、ジェノバを観光して、夕方ミラノに向かいます。

カテゴリー
海外旅行

ジェノバ

<四日目>

 今日はトリノ発ナポリ行きのバスに乗り、ジェノヴァで途中下車します。約2時間の行程です。ちなみにナポリまでは12時間!です。他の方のブログでは、トリノ・ジェノバ間の道は、かなりの山道で、カーブがきついとありましたので、酔い止めの薬を飲みました。しかし、実際は日本と同じように平坦な高速道路で、これは全くの杞憂でした。ジェノバのバス停到着後、地下鉄に乗り、ブリニョーレ駅で降りると、今日の宿泊先のスターホテルズジェノバが見えます。

 チェックイン後、街の中心地であるフェラーリ広場に向かいます。主立った観光名所はこの周辺にあります。観光案内所で24時間のシティパスを購入した後、観光案内所の目の前にある赤の宮殿を見学します。ここはもともとは貴族の館で、1874年に、この邸宅とコレクションが市に寄贈されています。館内は、絵画が多数展示されています。美術館ですね。

 ジェノバに着いて時間も立ち、お昼時ともなりましたので、そばのピッツェリアで昼食をとることとします。ピザと飲み物とエクスプレッソのセットです。ピザは香ばしく美味しかったのですが、何せボリュームが多く、半分しか食べられませんでした。

 天気予報では、明日は雨となっていますので、今日のうちに景色を見ておきたいと思います。ブログではジェノバで一番眺望の良い所というダルベルティス城に向かいます。そこは、ダルベルティスという船の船長が世界中で集めた品々を展示しており、現在は世界文化博物館となっています。地下道脇のバス停から10分程で到着します。城のベランダからの眺めは、確かに港町横浜や神戸のようです。天気も良いのでジェノバ湾まで見渡せます。

 次は城のある高台から下り、海岸に向かいます。マリーナのある旧港をしばらく歩くと、海洋博物館が見えてきます。ここでは15世紀末以降のジェノヴァ港の歴史や、過去から現在までの船の精巧な模型等が数多く展示されています。 1672年に作られたガレー船の実物大の復元模型もあり、内部に乗船できます。屋外には、実際の潜水艦も展示され、中に入って見学できます。博物館の屋上のテラスからは、先ほどまで居たダルベルティス城や山がちな斜面に建つ住宅が眺望できます。見るからに坂がきついので、住人の往来は大変だろうなと思います。

 博物館を見学した後、しばらく旧港を散策します。ジョニーディップの主演したパイレーツオブカリビアンで使われたという船やヨーロッパ最大級と言われるジェノヴァ水族館があります。港の反対側には首都高のような高速道路が見えますが、これがジェノバの街の景観を壊したと言われているそうですが、確かにそう感じます。東京の日本橋と同じように、地下化が必要ですね。帰り際カルフールで夕食を買い、今日は、ホテルの部屋でのんびりします。

<五日目>

 天気予報ではこれから雨が降るようです。ホテルから、フェラーリ広場に続くⅩⅩセッテンブレ通りを歩いて行きます。右側にオリエンターレ市場がありますので、覗いてみます。市場の中にはフードコートがあり、そこにはコイン式のワインの自動販売機がありました。越後湯沢の日本酒の自動販売機と同じですね。

 通りの左側には、城壁の上の住宅地に行くエレベーターがあります。有料ですが、シティーパスを持っていますので、乗って上に行ってみます。港町はどこも坂道が多いですが、ジェノヴァには、エレベーターやケーブルカーがたくさんあるようです。

 今日は復元されたコロンブスのすごした家を見学に来たのですが、開館時間は10時からで、若干時間があります。ソプラーナ門をくぐり、ジェズ教会とサン・ロレンツォ教会を見学します。中はいずれも荘厳ですが、ミサの最中でしたので、写真は撮りませんでした。後日、撮りたいと思います。サン・ロレンツォ教会の柱には、地元の人が犬に見える模様がある、と言うことなので、探してみました。場所がなかなかわかりませんでしたので、AIに場所を聞いて見つけることができました。

 コロンブスの家は、コロンブスが少年時代を過ごしたこの場所に、18世紀に再建されたそうです。2階建てのこぢんまりとした家で、室内に何かあるというものではないです。この家の隣には、1905年に解体されたセント・アンドリュー教会の回廊の柱が残っています。

 次は王宮を目指します。予報通り雨が強くなってきましたので、海岸沿いのポルティコ(アーケード)を進みます。港町ですので、通りには魚屋が何軒もありました。ここの王宮 ですが、本当の王宮ではなく、もともとは貴族の大邸宅です。サヴォイア家の住まいとなったため王宮と呼ばれているようです。トリノの王宮と比べようがありません。

 昼食時となりましたので、今日はネットで一番人気の「カブール21」でジェノベーゼにトライしたいと思います。開店は12時ですが15分前に行くと、我々が一番乗りでした。お昼頃になると50人ぐらいの人で店の前はごった返してきます。時間になると小柄なおばさんが出てきて、予約者の名前を大声で叫びます。15組程呼んだ後、来た順番に中に入れてくれます。ここでは本場ジェノベーゼと魚介のフライを頂きました。噂に違わずおいしい料理でした。日本人のブログで、毎日ここに来た、というのもありましたが、うなづけます。

 雨はますます強くなります。Villetta Di Negro公園(日本庭園)の頂きにあるという「キヨッソーネ東洋美術館」に向かいます。 Googleを見ても、場所は近いのですがなかなか見つかりません。何度かトライするうち、ようやく美術館にたどり着きました。美術館の中には、明治時代に、画家であるキヨッソーネが日本に滞在した時に集めたコレクションが、多数展示されています。異国で日本文化に触れると、本当に懐かしい気がします。

 フェラーリ広場に戻ってきました。ジェノバのオペラ座の見学をしようと思いましたが、今日はやっていないとのこと。残念!オペラ座の入り口の前には、この地で生まれたパガニーニの像がありました。

 雨なので、オペラ座の隣にあるドゥカーレ宮殿に入ってみます。ドゥカーレ宮とは「総督の宮殿」を意味します。現在は、この建築そのものの鑑賞以外に、議会、展覧会、講演会などが行われる多目的文化会場として使用されています。カフェやレストランや各種ショップも有ります。雨がますますひどくなってきましたので、今日はこれでホテルに戻ります。

<六日目>

 今日は、AIによるおすすめ観光ポイントの、ジェノバ灯台とその博物館に行ってみます。雨は若干ぱらついていますが、これから晴れてくるようです。歩いて向かおうと思っていましたが、途中の道は工事中で通行できないとのこと。博物館のバスで送迎しているようです。バスを降りると目の前に灯台が迫ってきます。灯台下にある博物館は、昨夜の雨で、床が水浸しになっています。

 ジェノバの灯台は1543年に建設され、世界で4番目に古い灯台です。76メートルの高さを誇るこの灯台は、40メートルの岩の上に立っており、それも入れた高さは世界で2番目になるようです。そのため、数キロ離れたところからでも見ることができる重要なランドマークとなっています。実際に上ることが出来るのは、途中の展望台までですが、それでもビルの4階になります。展望台からは、ジェノバ湾が見渡せますが、海岸沿いにコンテナが多数置かれており、ここがイタリアの重要な物流基地であるというのが実感できます。

 48時間のシティーパスの時間が迫っていますので、ジェノバの観光パンフレットに出ている展望台に行きたいと思います。途中、何げなくサンティッシマ アヌンツィアータ教会に入ってみました。天井画も、太くて立派な柱も本当に見事でした。外に出ると、入口の脇にティモシー・シュマルツ作の「When I Was Hungry and Thirsty」のブロンズ像があります。イエスが地面に座り、穴の開いた手を差し出して、食べ物と水を乞う姿は、はっとさせる程迫力があります。

 途中のパン屋のショーウィンドーを覗くと、羊の形をしたアニェッロ・バスクアーレというマジパンが並べられています。どこのパン屋さんにもありましたが、復活祭の頃に食べられる伝統的な食べ物のようです。(今にして思えば、食べてみたかった!)さて、展望台へはエレベーターがあるはずですが、どこを探しても見つかりません。やむなく急な階段を15分ほど登って行きます。展望は確かに素晴らしかったのですが、これまで何回も見ていますので、それほど感動ありません。た展望台の脇に、20~30人乗れるエレベーターがあります。それに乗って下に降りると、展望台の入り口は何とトンネルの中。これでは見つかるはずもありません。

 ついでに近くから出ているケーブルカーにも乗ってみることにします。上の終点まで行っても、特段に景色が見えませんでしたので、すぐに引き返してきました。

 お昼時となりました。今日は日曜日なので、レストランなどは休みのところが多いので、ホテル近くのオリエンターレ市場のフードコートに行きます。システムは日本と同じで、注文後、出来上がったときに手元のブザーが鳴る仕組みです。ベアーアンドグリルというハンバーガー屋でトリュフの入ったハンバーグを注文しました。ハンバーガーは見た目以上に大きく、かなりお腹がいっぱいになりました。食後は、ホテルに戻ります。

 空も晴れてきましたので、ジェノバ湾を見に行くことにします。ホテルの前の道をまっすぐ海側に進むと、15分ほどで到着しました。明日は、チンクエッテレに行きますので、この天気が続くことを祈ります。ホテルに帰る途中フォッカチェリアによって、今日の夕食のフォッカチェリを買って帰りました。

カテゴリー
海外旅行

トリノ

<一日目>

 今回は12日間の予定で、トリノ→ジェノバ→ミラノと北イタリアを巡りたいと思います。羽田を8時半に出て、ミラノのマルペンサ空港には18時半(日本時間の翌日2時半)着き、空港からはバスでトリノに向かいます。バス停の掲示板に予約したバスの表示がなかったので、本当にバスが来るのかとても心配になりましたが、ほどなく定刻にバス乗ることができました。トリノのバス停からトラム9号線に乗り、ポルタ・ヌオーヴァ駅前で降りると、そこからは今日の宿泊先のスターホテルズが見え、ようやくひと安心です。時刻は22時(日本時間翌日6時)で、家を5時頃出ていますので、丸1日の行程でした。

<二日目>

 今日の朝は、ポルタ・ヌオーヴァ駅に行って、予約した切符の変更ができないか、チャレンジしてみます。写真にあるように(はっきり見えませんが)入力は3月18日なのですが、発行された切符は3月19日になっています。日本で購入する場合、イタリア国鉄のシステムでよく起こるエラーらしいです。ホテルから外に出ると、若干、霧がかかっています。駅の窓口に行ってシステムのエラーだから交換して欲しい旨強く主張しましたが、変更できない切符だからできないの一点張りで、交換には応じてもらえませんでした。残念ながら€37の損害です。 

 トリノ観光の前に、駅前の観光案内所でシティパスを買おうと思いましたが、そこでは販売してないとのこと。王宮前のカステッロ広場に有る観光案内所で販売しているということなので、そこからローマ通りを歩いて観光案内所に向かいます。

 シティパスを購入しましたが、今日は王宮は休館ということなので、エジプト博物館に向かいます。トリノの観光地は中心部に固まっていますので、基本的にどこも歩いて行けます。ここのエジプト博物館はサヴォイア家の古代エジプトコレクションを元に創立されたもので、ヨーロッパで最も優れたエジプトコレクションとして有名です。棺や埋葬物など数多く展示されています。エジプトから持ってこれるものを根こそぎ持ってきているような感じがして、この行為は許されるのか、という感じもします。

 次は、奇妙な形をした塔のあるモーレ・アントネッリアーナに行きます。高さが揃っているトリノの町並みの中で、167.5mのこの塔は非常に目立ちます。塔の上の展望台へはパノラマエレベーターで登るのですが、四方はガラス張りで、下もよく見えるので、非常に怖い感じがします。展望台からは、トリノの平べったい街並みが見え、遠くにはアルプスも見えます。

 同じ建物の中に、国立映画博物館がありますので、そこも見学します。映画の歴史や撮影技術、映画のポスターや使われていた物品などを見ながら散歩できるようになっています。マリリンモンローの靴や衣装も展示されていました。

 昼食は近くのラヴィオリハウスでラビオリとワインをいただきました。この店は、トリノ生まれで、チェーン展開しているようです。下の写真は、トリノの店を撮り忘れたので、ジェノバの店を載せています。

 昼食後はバスに乗り、リンゴット地区に向かいます。はじめは、フィアット創業者らの手によって作られた自動車博物館を見学します。展示は、クラシックカーやスーパーカー、車体の構造やこの地区の生産体制の歴史などイタリア語がわからなくても理解でき、楽しめる博物館となっています。特にクラシックカーについては、触ることについて制限もないので、実際に座席に座ることもできました。

 次は、フィアットの旧リンゴット工場を再開発したショッピングセンターリンゴットに行ってみます。この工場は、1923年5月竣工した地上5階建・全長500mの工場で、1フロアでの工程が終わるごとに上階に移動させ、最後に総延長約1キロメートルの屋上テストコースで走行試験を行ったあとスロープで搬出するという、世界的にもユニークな自動車工場でした。ここは1982年に操業終了し、現在、その屋上は、「ラ・ピスタ・チンクエチェント(500コース)」となって、有料で開放されています。夕方になりましたので、今日のトリノ観光はここで終了とします。

<三日目>

 今日の観光は、王宮からスタートしますが、そこに行く前に、王宮の西側にある「ポルタ・パラッツォ」と呼ばれる市場をのぞいてみます。ここはヨーロッパ最大の青空市場といわれ、メインの野菜、果物、肉や魚などの生鮮食品に加え、洋服やバッグなどの衣料品、生活に欠かせない日用雑貨まで700程度の屋台が並んでいます。市場と王宮の間には、ローマ時代の遺跡であるパラティーナ門があり、その前にはシーザーの像が立っています。

 いよいよ王宮に入ります。ここはサヴォイア王家の公式宮殿として、1865年まで使用されていました。玄関広間から階上に向かう「はさみの階段」は、天井画と一体になったバロック空間が広がっています。大広間を中心として、王宮武器庫や聖骸布の礼拝堂、サバウダ美術館を順に巡ります。じっくり見学すると、時間がいくらあっても足りません。

 王宮のあとは、高さ約18メートルの広々とした空間のGalleria Subalpinaに行き、その左側にあるトリノで最も有名な喫茶店「バラッティ&ミラノ」に入ってみます。大きな窓からは、ガレリアがよく見えます。カプチーノとビチェリン(トリノ名物、ホット・チョコレート+エスプレッソ+生クリームの3層の混合飲料)、カンノロ・ザバイオーネ(イタリアのペストリー)を頂きました。

 喫茶店を出て、カリニャーノ宮殿にあるイタリア統一博物館を見学します。ここには、フランス革命からナポレオン時代、ウィーン体制から第一次世界大戦に至るまでのイタリア史を語る資料や、遺品、武器、芸術作品などが展示されています。イタリア統一後、首都はトリノ(1861年)、フィレンツェ(1865年)、ローマ(1871年)と変遷していますが、首都であった期間の国会はここにありました。

 見学の最後は、アーマダ宮殿にある市立古典美術館です。もともと古代ローマの砦であったものを改造していますので、西側と東側では趣が全く異なります。ここの美術館の塔の上には登ることができ、王宮前の広場やトリノの市街がよく見えます。運の良いことに、この日はフェルメールの「青衣の女」が、アムステルダム国立美術館から来ており、じっくり鑑賞出来ました。

 主立った観光地はだいたい行きましたので、中心部からバスで、郊外のCONADというスーパーマーケットに行ってみます。日本のイオンやヨーカドーみたいなスーパーのようです。そこでお土産用や自宅用の食料品を買ってみました。

 トリノの最後の夕食は、「地球の歩き方」に出ている「イル・ヴィーコロ」に行ってみます。時間がありましたので、その前に、ポー川に行ってみます。夜のポー川は、昼に比べかなり美しく見えますね。店では、リゾット2種類、カツレツ、野菜サラダを頼みましたが、リゾット二皿は我々には多いので一皿で十分といわれ、更に取分け皿も出してくれました。この対応はヨーロッパでは初めての体験ですが、地球の歩き方に出ていることもあり、この店には日本人がよく来るのでしょうか。

カテゴリー
海外旅行

ボルドー、パリ(4)

<6日目>

 今日はボルドーSaint Jean駅9:46発、モンパルナス駅11:55着のTGVで、パリに向かいます。予約は日本でし、QRコードが送られてきます。列車はノンストップで、ほぼ定刻に到着しました。今年から、パリの公共交通機関の料金体系が変更になっていますので、Navigo easyカードの入手は必須です。駅員に聞き、地下鉄モンパルナス駅の改札付近の自販機で、Mobilis(1日乗車券)と併せて購入しました。カードの磁気が弱いためか、当日エラーで地下鉄に入場できないことがありましたので、クレームするためにも領収書は携帯しましょう。

 ホテルにチェックインした後、ボンマルシェに行ってみます。今月23日まで、ブラジル人芸術家Ernesto NetoのLe La Serpent(蛇)の空間展示をしていました。訪問者は、木の下で瞑想し、思いついたことを黒板に書いていくようです。

 街をブラブラした後、夕食はいつものパリ8区、シャンゼリゼ通りをセーヌ川の方に入った、Le Relais de l’Entrecote に行きます。開店は18:30からですが、30分早めには行きましたが、いつもの行列です。但し、ここであれば、開店と同時に入店できます。メニューはステーキだけですので、焼き方を言うだけです。ここには何回か来ていますが、その度に肉の食感が変化しています。だんだん柔らかめになっているような気がします。食後は、シャンゼリゼ大通りを歩いてみますが、ボルドーとは異なり超寒いので早々に退散です。

<7日目>

 今日は、ブローニュの森の敷地内にあるルイヴィトン美術館を見学します。2014年に出来た当初は予約も取れませんでしたが、今は普通に予約できます。帆船をイメージしているそうですが、側面、正面もまさに帆を張った帆船です。今回のテーマはPop Foreverでよく知られているポップ作品が展示されています。特に、村上隆の花のテーマは、現在ルイヴィトンとコラボしているため、屋外の巨大モニュメントやパンフレットに使われていました。

 ホテルの前の通りに、2年前には無かったおにぎりの店が出ています。欧米人は海苔は食べないと思っていましたので意外でした。メニューは、日本と同じですが、店はいつも満員です。

 夕方、ラファイエットを訪れます。ここはいつ来ても華やかですね。買い物をした後、ここのカフェテリアでで軽く夕食を頂くことにします。晴れていますので、食後屋上に上がって、周囲を眺めます。遠くにエッフェル塔や、オペラ座の屋根にある黄金の彫像と並んでモンパルナスタワーも見えます。

 最後のフランスの夜ですので、日が暮れるのを待って、エッフェル塔を見に行きます。よく写真に写るのは、シャイヨー宮からの景色ですが、個人的にはセーヌ川からの方がそれっぽいと感じるのですが。

<8日目>

 帰りのJALは夕方の便ですので、昼にロワシーバスでオペラを出発します。午前中、時間がありますので、徒歩でオペラ周辺をぐるっと一周したいと思います。最初は、マドレーヌ教会です。この教会はナポレオンの指示で、フランス軍の名誉を讃える目的で設計されているため、神殿ギリシャ神殿を思わせる様式になっています。正面のロワイヤル通りを抜けるとコンコルド広場で、ここは、シャンゼリゼ大通りの東の起点です。

 コンコルド広場を抜けるとセーヌ川に突き当たります。ここからは昨日も見た、エッフェル塔が見えます。レオポール・セダール・サンゴール橋で対岸に渡ります。橋の上からは、オルセー美術館が見え、振り返ると、遠くに、パリオリンピックでフェンシング会場となったグランパレが見えます。

 オルセー美術館の入口付近に来ました。オフシーズンですが、長蛇の列です。予約は必須ですね。今度は対岸にルーブル美術館が見えてきます。カルーゼル橋を渡って、ルーブル美術館の入口、ガラスのピラミッド辺りに来ましたが、ここも長蛇の列。並んでいる人は、いつ入館できるのでしょうね。ちょっと前までは、当日来ても入館できたのですが。ルーブル美術館の正面のパレロワイヤル広場に、鏡張りの建物があります。反対側の建物が反射して、一つの建物のように見えます。これは駐輪場でした。さすが芸術の都!

 パレロワイヤルの南側の中庭には、ビュラン作の白黒ストライプの円柱のオブジェが有り、その周りを囲む回廊には、アンティークショップやギャラリーが入っています。北側は庭園となっていますが、今は冬で、緑はありません。公園のベンチをよく見ると、背には、有名な詩の一節が書かれています。オペラ地区に戻ると、ラファイエットが見えてきます。屋上に、多くの人影がありますが、昨日は、そこに居たんですね。これで、予定通り一周しました。これから、バスに乗って、飛行場に行きます。

カテゴリー
海外旅行

ボルドー、パリ(3)

<4日目>

 今日は、ピラ砂丘とアルカションへの個人ツアーを予約しています。天気は幸いなことに、これまでの雨がちの天気から打って変わり、快晴です。ホテルの窓からは、初日に行ったPey Brland塔やSaint-André 教会がよく見えます。

 ピラ砂丘へは車で1時間ほどです。オフシーズンですので道は空いています。ハイシーズンは、大混雑で到着に時間がかかるので、このツアーは実施しないそうです。案内所で地図を頂き、売店・カフェの横を通り過ぎると、目の前にどーんと砂丘があります。高さはヨーロッパで一番、100~120mもありますので、上るのに一苦労。頂上からは、青々とした大西洋が目の前に広がります。海まで行きたかったのですが、戻るのが一苦労で、時間も迫っているので、途中までにしました。砂丘の回りを森林が囲んでいますが、風の影響で毎年1~5m森林を浸食しているそうです。

 次はアルカッションの街に行きます。ここはボルドーのリゾート地で、住宅の様式はVilla Arcachonnaiseとして知られ、カラフルな装飾、木製のバルコニー、中二階(使用人の部屋)などが特徴です。街の全体像を見るため、公共のエレベーターで上に行き、高台の公園に行ってみます。高い建物は無く、オレンジ色の屋根の向こうに、海が見えます。

 公園を下りて少し歩くと、リゾート客や観光客向けのお店が並びます。軽井沢の雰囲気ですね。しばらく行くと海岸に出ます。アルカッションは、カキの産地としても有名で、散策の途中にも何軒かのオイスターバーが有りました。時間があれが入りたい!

 昼食は、ガイドさんの勧めに従い、アルカッションから車で15分程の所にあるる Les Viviersで、カキと白ワイン、メインはタラのソテー、鶏肉とソーセージの煮込みを頂きました。レストランの目の前の漁港にも多数のカキ漁の船が停泊しています。アルカッションのカキは、日本のカキと深いつながりがあります。1970年、アルカション湾のカキが病気で全滅したとき、対応として日本から宮城の真牡蠣を輸入したそうで、今度は逆に東日本大震災の津波で大きな被害を受けた宮城や岩手にお返しの支援をしています。

 ボルドーに戻る途中、Grave地区のBouscautというシャトーを見学します。見学者は我々だけでしたので、じっくり案内して頂けました。ここのシャトーは赤ワインが大半ですが、白もロゼも造っています。試飲してみましたが、以外と白がすっきりして飲みやすいと感じました。樽代が結構高いこと、瓶詰はシャトー内で行う必要があることから、瓶詰業者が各シャトーを巡回して行っていることが印象に残りました。今日の観光は、以上です。

<5日目>

 今日がボルドー最終日。快晴です。観光案内所で遊覧船ツアーを予約し、それまでの間、Quinconces広場周辺を散策します。数日前には設置中だった観覧車も、外輪は完成したようで、これからはゴンドラの取り付けです。公園のガロンヌ川の縁には2本のColonnes rostrales(海戦勝利の記念柱)が立っていて、各柱の頂部には貿易 と航海の寓意像が載せられています。今日は日曜日で天気も良いということで、この辺りには、サイクリングや散策する人が大勢居ます。

 出航予定時刻も近くなりましたので、乗船します。入口に、カヌレが置かれていましたので、一つ頂きます。船室に入ると、後ろにバーのカウンターがあります。船は川下に向かって進みます。初日に通ったコースを川側から観光します。最後は、ガロンヌ川の最も河口側の橋であるAquitaine橋の下を通り、ボルドー港まで来たところで、Uターンします。ここまで30分、帰りは倍の1時間かかります。ここでドリンクの時間が始り、ワインが出されます。ボルドーですね。

 船はChartrons地区に発着します。この辺りは、歴史的にワイン貿易の中心地で、ワイン商が住んでいたため、建物には、一階はワイン貯蔵庫、二階以上は住居で細長い窓、鉄製のバルコニーにはアール・ヌーボーなどのデザインが施される等の特徴が有ります。近くで開かれているマーケットもBord’eau Villageも、人でごった返していました。近くの、CAPC現代美術館を見学してみます。ここはかつての羊毛倉庫を改装した美術館で、広大な空間を生かした展示、と言うのが特徴とのことですが、現代芸術なので素人には良く分からないと言うのが感想です。

 今日の最後は、そばにある、葡萄酒とネゴス(仲介業)の博物館を訪れます。試飲付きとのこと。中に入ると、日本語のガイドブックを渡され、地下の昔のワインセラーを活用した展示コーナーに行くように指示されます。ここの名前の通り、ワインとその貿易についての展示がメインです。ワインセラーであったため、湿度が高く少しかび臭いです。1階は売店と試飲コーナーですが、ぶどうの産地や品種について、飲む前にじっくりフランス語?で説明を受ける必要がありあそうなので、試飲は諦め退出しました。

 とうとうボルドー最後の夜を迎えました。思い出にホテルの周囲を散策してみます。春めいた陽気の土曜の夕方と言うことも有り、多くの人が、繰り出しています。どこもテーブルが埋まっています。ガロンヌ川沿いを歩いて戻ります。《翌日はパリに行くのですが、最低気温はマイナスで極寒!!》

カテゴリー
海外旅行

ボルドー、パリ(2)

<ボルドー 3日目>

 今日は、昨日予約したバスツアーが11時30分から有りますので、その間、街を観光します。初めにゴシック建築の傑作といわれているSaint-Michel大聖堂に向かいます。途中、1775年に建設されたメルヘンチックな大鐘楼の下を通りますが、その鐘の重さは7750kgもあります。この鐘は毎年6回の祭日と、毎月第1日曜日の正午しか鳴らないそうです。しばらく歩くと、大聖堂に着きます。その尖塔は高さ114メートルで、ルーアン、ストラスブールに次ぐフランスで3番目の高さです。工事中なので上れません。尖塔の頂上には大天使サン=ミシェルの銅像があるはずですが、高くてよく見えません。この教会は、サンティアゴ・コンポステーラの巡礼路の一つで、教会の中にホタテ貝がシンボルのサン・ジャック(聖ヤコブ)の像があります。ちなみにフランス語でホタテ貝をサンジャックというのはこの聖人からきています。

 バスの出発地のカンコンス広場に戻ります。広場には、高さ43mの自由の女神が翼を広げて立つジロンド記念碑が有ります。ボルドーを拠点としていたジロンド派を称えるためのモニュメントです。ジャコバン派との対立で多くが処刑されています。下にある彫刻群はナチスの金属供出令で溶かされてしまい、1983年に復元されたものです。公園では、移動遊園地の設置工事が本格化しています。公園近くのNotre-Dame教会で、ゴヤの葬儀が行われたそうで、教会の前にはゴヤの銅像があります。そうこうするうちに時間となりましたのでバスに向かいます。

 昨日2階の席を予約していましたので、今日の雨は大丈夫かなと心配しましたが、布製の屋根が付いていて安心しました。バスは、市役所や裁判所などの官庁街を見た後、ガロンヌ川沿いに進み、昨日は靄っていたCité du Vin側のJacques Chaban Delmas橋を渡って川の対岸に渡ります。この橋は2013年に開通したヨーロッパで最も高い垂直昇降橋です。高さ77メートルの4本のパイルで2600トンの中央スパンを53メートルの高さまで持ち上げます。実際の昇降シーンを見たいものですね。ガロンヌ川の対岸は、現在再開発の真っ最中です。今度は旧市街地にPierre橋を渡って戻ります。約1時間のツアーですが、ボルドーの街の構造が良く分かります。

 カンコンス広場でバスを降ります。ボルドーに来ていますので、道の反対側に有るÉcole du Vin(ワイン学校)にあるLe Bar à Vinで、昼食がてらワインの試飲に挑戦してみます。つまみはプレート1人前を頼みましたが、チーズが山盛りです。味は分かるはずも有りませんが、赤を3種類、白を1種注文しました。

 Sainte-Catherine通りのラファイエットの道の反対側に、ボルドーで唯一のパサージュであるGalerie Bordelaiseが有ります。1834年4月に一般公開されています。パリのパサージュと同様に、歩行者専用、ガラスの天井、人工照明、豊かな装飾、多くの小さな店、2つの通りをつなぐ、ですが、ここのパサージュの特徴は、街区を斜めに切り抜けるという珍しい点です。

 ボルドーには3,000種類以上のマスカロン(顔の彫刻)があり、街のファサードや噴水の装飾に貢献しています。特に、ここガンベッタ広場に面した全方向の建物の各窓の上には女性の顔のマスカロンが付いています。理由をツーバスでは説明していましたが、忘れてしまいました。

 今日は、2月14日のバレンタインデーと言うことも有り、夜になると街の賑わいは益々盛り上がってきました。夕食後ホテルを出ると、ホテル前の路地にある飲食店はどこもカップルで一杯です。少し行ったところの広場も同じ状況。今日の夜は2月にしては暖かく、日本の桜の頃の陽気なので、ガロンヌ川沿いを散策してみます。途中、日本の居酒屋風の店が有りましたが、長蛇の列でした。かなりそれっぽいですね。

カテゴリー
海外旅行

ボルドー、パリ(1)

 <ボルドー 1日目>

 今回は、フランスのボルドーに行くこととします。東京~パリ14時間半、パリ~ボルドー約1時間の長丁場です。朝、日本を出て、ボルドーには、19時半(現地時間)到着です。手荷物受取所には、さっそくワインのモニュメントが。この地は、雨が多いとのことですが、当日も小雨です。空港の目の前にあるトラムA線から直接市の中心部に、そこから10分程歩いてホテルに到着しました。空港へのアクセスは抜群です。

<ボルドー 2日目> 

 朝食前にホテル周辺を散策します。まだ霧雨の状態です。ボルドー一賑やかなサン・カトリーヌ通りも人影はまばらです。水鏡で有名なブルス広場に行ってみますが、オフシーズンは水が張られていないので、鏡には見えません。但し、雨のおかげで、それらしい雰囲気はあります。通りを歩くと、ラーメン店が何軒があり、既に仕込みをしている店もありました。

 朝食後、観光案内所に行き、2日有効のCITYPASSを購入します。これには、交通機関のフリーパスとツアーが1つ付いています。その場で、翌日のバスツアーを予約しました。今日は、まずはCité du Vinに、船に乗って行くこととします。向こう岸のStalingradを経由して、Stalingradに到着しました。向こう岸へ行って戻ってくるだけですので、乗っている時間は、正味10分程です。

 桟橋を下りると、ガロンヌ川沿いに、ボルドーヴィラージュBord’eau Villageと呼ばれる、倉庫跡を改装したショッピングセンターがあります。外観は元々の四角い倉庫型を残しつつも、中はレストラン、衣料品や家庭用品店、チョコレート屋など400m程続きます。川沿いを進むと遠くに、霧にかすんだacques Chaban Delmas橋が見えます。霧のロンドンみたいですね。更に進むと目的地Cité du Vinに到着します。受付の天井はぶどうの蔓のイメージなのでしょうか。

 館内には、ワインのテイスティングルームや、ぶどうやワインの歴史、製法、香りの体験コーナや飲み方等ワインに関する多種多様な展示があります。ワインに造詣があればずーっと居られるのでしょうが、只の飲むのが好きなだけの人なので、見学もそこそこに、試飲コーナーのある8階にエレベーターで向かいます。試飲コーナーへは、早めに行ったので、客は我々だけでした。眼下に、霧雨で曇るガロンヌ川を見ながら、試飲しました。帰りがけ、館内の売店をのぞきましたが、さすがワインの殿堂だけあって、ボルドー産を初め、ワインがうずたかく展示販売されていました。

 昼食のためCité du Vinをでて、近くのフードコートに行きました。ベーグル、肉、魚、チーズ等色々なお店がありその場で食べることができます。平日の昼の早い時間でしたが、近くに勤務する人?でかなり賑わっていました。なんとなく落ち着かないので、Cité du VinのレストランLatitude20で頂くこととします。アントレとメインの定食、お任せワイン3杯のセットを頂きました。爽やかな味のムタバル(焼きなすのペースト)もパンにのせて頂けますし、牛肉のカレー風味も以外とあっさりして有りかなと思いました。

 Cité du Vinの近くにはドイツの旧潜水艦基地があり、今は港湾になっています。周囲にはその基地を活用したデジタルアートセンターや美術館があるのですが、オフシーズンで残念ながら休館です。Musée Mer Marine(海洋博物館)は開いていましたので、行ってみます。館内には、軍艦を含めた船舶模型が多数展示され、海運の歴史が解説されています。港湾の上に宇宙船のアートがありますが、ボルドー市はトラム開業に合わせ「街の芸術」事業をし、16作品を展示したそうですが、その内の一つです。

 帰りはトラムで旧市街に戻ります。Saint-André教会は、Palais Rohanというボルドー市庁舎の目の前にあります。その教会の鐘楼であるPey Berlandの塔は、最上階(地上50m)までは229段もの階段を登る必要がありますが、そこからはボルドーの街並みが一望できます。但し、階段は狭く、すれ違いも一苦労で、延々と続きます。

 次はトラムで対岸に渡り、スターリングラード広場で下ります。ここにも、「街の芸術」事業の一環のライオンの作品があります。Pierre橋を渡って旧市街に戻ります。ガロンヌ川に沿ってホテルに向かいますが、川に向かって、いくつかの門がありますが、川から来る敵に備えていたのでしょうか。途中、ボルドー名物のカヌレの店がありましたので、買って帰りました。カヌレは店によって値段はピンキリです。買った店は、比較的安価な店です。今日の観光はこれで終了。