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国内旅行

多久、唐津

<二日目>

 今日は佐賀から唐津に向かいます。はじめは、多久聖廟です。ここは、多久の領主であった多久茂文が、1708年、孔子像を安置し、領民に「敬」の心を培わせるために建てた孔子廟で、足利学校(栃木県)、閑谷学校(岡山県)に次ぐ古い建物です。足利学校は、昨年11月に訪問しています。学問の廟である事にちなんで、敷地内には五角の門・合格の門がありました。

 そこから車で数分の場所に、西渓公園があります。ここは多久家の家老屋敷跡を、肥前の炭鉱王と呼ばれた高取伊好(これよし)が、私費を投じて整備した公園です。高取伊好の旧宅が唐津で公開されていますので後で見学します。公園は桜と紅葉の名所です。公園の隣は、多久家が寄進した多久神社と多久八幡神社があります。八幡神社には、市の天然記念物となっている巨大な三本杉がありました。

 途中の、道の駅 、厳木「風のふるさと館」で一休みします。厳木は 「きゅうらぎ」 と読み、難読地名です。団子やみかん、小城のの羊羹など色々買ってみました。この道の駅には、土台が2m、本体12mの巨大な佐用姫の像があります。佐用姫とは厳木町にいたとされる豪族の娘で、悲恋の物語が伝説として語られており、風のふるさとの象徴です。後で知ったのですが、この像は15分に1回、回転しているそうです、

 ガイドブックに、「わざわざ行きたい絶景スポット」として「環境芸術の森」がありましたので、行ってみることにします。ここは、環境芸術家の鶴田正明が、40年かけて作った森とのこと。入り口近くにある風遊山莊2階の、漆のテーブルに、森の自然が映り込んだ様は確かに幻想的です。普段は赤い絨毯、ましてや籐の椅子には座れないそうなのですが、今日はオフシーズンで誰もいませんでしたので、係の方に、座った姿を撮って頂きました。

 最後は、日本の滝百選の見帰りの滝です。 6月は、伊岐佐川の遊歩道沿いに、50種4万株のあじさいが咲き誇るそうですが、残念ながら今はかれています。山あり谷ありの遊歩道を、15分ほど進むと、見帰りの滝があります。今の季節にしては水量も多く、辺りはマイナスイオンに溢れていました。

 唐津市内に入りました。昼食は、ちゃんぽんにしようと思い、住宅街にある長福に入ります。具沢山でおいしく頂きました。無料の「つくだ煮」「辛味きくらげ」もあります。

 唐津は、唐津城からスタートします。、唐津城は、松浦川が唐津湾に注ぐ河口の左岸に位置し、天守のある本丸は唐津湾に面する海城です。近づくと、天守まではかなり登りそうに見えましたので、石垣の下にあるエレベーターに乗り本丸に向かうことにします。一人100円で、石垣に沿って登りますので、ケーブルカーのように斜めに上ります。天守は1966年に完成していますので、近代的なビルの中に居るようです。天守からは、唐津湾や市街が一望できます。

 唐津城を出て、松浦川に架かる城内橋を渡り、15分程歩くと、旧唐津銀行に着きます。行内に入ると、小樽の旧日本銀行支店の雰囲気に似ています。壁面の説明文を読むと、やはり辰野金吾が設計していました。ここの 2階は、佐賀出身の偉人、辰野金吾記念館となっています。

 もう少し市内を歩きます。次は、午前に多久市の西渓公園にあった銅像の人物、炭鉱経営者として財をなした高取伊好の旧邸を見学します。2300坪もありますので、入口に行くまで長い土塀が続きます。旧高取邸は、来賓をもてなす施設でもあったので、杉戸絵、欄間等の意匠に手が込んでいる上に、大広間に能舞台も設けられています。2024年の1月には、ここで、人間国宝大槻文藏の能と野村萬斎の狂言が公演されたそうです。残念ながら邸内は撮影禁止なので、建物の外側を撮影します。お風呂は離れにあります。冬は寒そうですね。

 今日の宿は唐津シーサイドホテルです。窓から唐津湾が見えますが、なんとなくハワイの風景に似てますね。今日はここでゆっくり過ごしたいと思います。