<九日目>
今日は、小雨がぱらつくあいにくの天気ですが、本格的な雨にはならないようです。列車はミラノ中央駅を7時45分に出発し、ヴェローナ駅には9時に到着しました。駅前からバスに乗り、街の中心部にあるアレーナでおります。アレーナは、オリンピック開催に合わせ、改修工事ということで、残念ながら見学はできません。その周りは、ベラ広場ですが、まだ朝が早いので、観光客は少ないです。ブランドショップが立ち並ぶジュゼッペ・マッジーニ通りを抜け、ロミオとジュリエッタのヒロイン、ジュリエッタの家に向かいます。


モニュメント


通りを左にまがり、50mほど進むと左側にジュリエッタの家という看板がありますので、そこから中に入ります。入るとすぐに、これまでテレビ等で何回も見たジュリエッタの家の風景が飛び込んできます。バルコニーには、人影が有りますが、家への入場は予約が必要で、今日は予約していません。外から見るだけです。ジュリエッタの像の前には、大勢写真を撮る人がいます。

という看板



そこから100m位のところにロミオの家がありますが、観光客は誰もいませんでした。この近くには、せむし男で有名な、ヴェローナで最も大きいサンタ・アナスタージア教会が有りますので、行ってみます。入口から入ると直ぐに、左右の柱の聖水盤の下にせむし男がいます。これらには「キリスト教的な人間の苦痛を表現している」とか「教会に入る前に身をかがめて謙虚になれ」とか、色々な考え方があります。この教会のパンフレットには、せむし男に触れると、幸運がやってくる、と書かれてあります。主祭壇の左側には、14世紀中頃に制作された彫刻と絵画を組み合わせたコルテシア セレゴの記念碑というレリーフのような作品があります。中央で鎧を着て馬に乗っているのがコルテシアです。


教会




記念碑
市や飲食店が多くあるエルベ広場に立つ、ランベルティの塔に登ることにします。この塔にはエレベーターが有りますので、さくっと上に登れます。塔の上からは、ヴェローナ全体が見渡せます。先ほど見てきたサンタ・アナスタージア教会や、アディジェ川の向こうの小高い丘には、これから行くサン・ピエトロ城跡も見えます。

ランベルティの塔



サンタ・アナスタージア教会
サンピエトロ城跡
街の中心から、アディジェ川に架かる橋を渡り、サン・ピエトロ城跡を目指し、丘の坂道をひたすら10分程上ります。途中、林の陰からは、ヴェローナの美しい光景が、時々見えてきます。サン・ピエトロ城跡に到着し、下を見ると、期待にたがわぬ美しい光景が見えます。ところが、城跡の先を見ると、なんとケーブルカーの駅があります!ケーブルカーがあるとは知りませんでした。ですが、帰りも坂道を歩いて戻ります。






昼食時となりました。例によって、「評判の良い店」ということでAIに聞きました。その中から、ヴェローナのワインを使って煮込むリゾットアマローネと、トウモロコシの粉で作るポレンタが食べられそうな「La Vecia Mescola」に入ることにしました。一番乗りでしたので、客はまだいません。店内は、雰囲気の良い店です。リゾットアマローネは2人前からとのことなので、2人前を頂き、ポレンタが添えられている子牛のレバーの煮込みもお願いしました。プラス、ワインと炭酸水。アマローネリゾットは見た目もそうですが、私には小豆で煮たような「おかゆの味」がしました。子牛のレバーは想像通りの味でしたが、ポレンタは、見た目では甘く見えますが、全く味がしないのにビックリしました。ヴェローナでは、良い食事の体験ができました。



ワインと炭酸水


ポレンタ添え

最後は、ジュリエッタの墓があるというフレスコ画博物館を見学します。物語の主人公に、お墓があるというのもなんか変な気がしますが。フレスコ画博物館に入ると、地下に降りていく階段があります。その階段を下りた先に、ジュリエットの墓がありました。元々は何だったんでしょう?




列車の時間も近づいてきましたので、歩いてヴェローナ駅に向かいます。街は「城壁」で囲まれています。ヴェローナは古来から交通の要衝で、外敵からの脅威に常にさらされているので、こうなったようです。来たときと逆に、ジュゼッペ・マッジーニ通り、ベラ広場と通ります。通りの菓子屋に、トルタ・ルッサが売られています。「ロシアのケーキ」という意味で、大きく、背が高くふわふわ、ナッツのような香りが漂うケーキのようです。これも買えば良かったです。ヴェローナからは、16時の列車に乗り、17時15分にミラノ中央駅に戻りました。




