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海外旅行

トリノ

<一日目>

 今回は12日間の予定で、トリノ→ジェノバ→ミラノと北イタリアを巡りたいと思います。羽田を8時半に出て、ミラノのマルペンサ空港には18時半(日本時間の翌日2時半)着き、空港からはバスでトリノに向かいます。バス停の掲示板に予約したバスの表示がなかったので、本当にバスが来るのかとても心配になりましたが、ほどなく定刻にバス乗ることができました。トリノのバス停からトラム9号線に乗り、ポルタ・ヌオーヴァ駅前で降りると、そこからは今日の宿泊先のスターホテルズが見え、ようやくひと安心です。時刻は22時(日本時間翌日6時)で、家を5時頃出ていますので、丸1日の行程でした。

<二日目>

 今日の朝は、ポルタ・ヌオーヴァ駅に行って、予約した切符の変更ができないか、チャレンジしてみます。写真にあるように(はっきり見えませんが)入力は3月18日なのですが、発行された切符は3月19日になっています。日本で購入する場合、イタリア国鉄のシステムでよく起こるエラーらしいです。ホテルから外に出ると、若干、霧がかかっています。駅の窓口に行ってシステムのエラーだから交換して欲しい旨強く主張しましたが、変更できない切符だからできないの一点張りで、交換には応じてもらえませんでした。残念ながら€37の損害です。 

 トリノ観光の前に、駅前の観光案内所でシティパスを買おうと思いましたが、そこでは販売してないとのこと。王宮前のカステッロ広場に有る観光案内所で販売しているということなので、そこからローマ通りを歩いて観光案内所に向かいます。

 シティパスを購入しましたが、今日は王宮は休館ということなので、エジプト博物館に向かいます。トリノの観光地は中心部に固まっていますので、基本的にどこも歩いて行けます。ここのエジプト博物館はサヴォイア家の古代エジプトコレクションを元に創立されたもので、ヨーロッパで最も優れたエジプトコレクションとして有名です。棺や埋葬物など数多く展示されています。エジプトから持ってこれるものを根こそぎ持ってきているような感じがして、この行為は許されるのか、という感じもします。

 次は、奇妙な形をした塔のあるモーレ・アントネッリアーナに行きます。高さが揃っているトリノの町並みの中で、167.5mのこの塔は非常に目立ちます。塔の上の展望台へはパノラマエレベーターで登るのですが、四方はガラス張りで、下もよく見えるので、非常に怖い感じがします。展望台からは、トリノの平べったい街並みが見え、遠くにはアルプスも見えます。

 同じ建物の中に、国立映画博物館がありますので、そこも見学します。映画の歴史や撮影技術、映画のポスターや使われていた物品などを見ながら散歩できるようになっています。マリリンモンローの靴や衣装も展示されていました。

 昼食は近くのラヴィオリハウスでラビオリとワインをいただきました。この店は、トリノ生まれで、チェーン展開しているようです。下の写真は、トリノの店を撮り忘れたので、ジェノバの店を載せています。

 昼食後はバスに乗り、リンゴット地区に向かいます。はじめは、フィアット創業者らの手によって作られた自動車博物館を見学します。展示は、クラシックカーやスーパーカー、車体の構造やこの地区の生産体制の歴史などイタリア語がわからなくても理解でき、楽しめる博物館となっています。特にクラシックカーについては、触ることについて制限もないので、実際に座席に座ることもできました。

 次は、フィアットの旧リンゴット工場を再開発したショッピングセンターリンゴットに行ってみます。この工場は、1923年5月竣工した地上5階建・全長500mの工場で、1フロアでの工程が終わるごとに上階に移動させ、最後に総延長約1キロメートルの屋上テストコースで走行試験を行ったあとスロープで搬出するという、世界的にもユニークな自動車工場でした。ここは1982年に操業終了し、現在、その屋上は、「ラ・ピスタ・チンクエチェント(500コース)」となって、有料で開放されています。夕方になりましたので、今日のトリノ観光はここで終了とします。

<三日目>

 今日の観光は、王宮からスタートしますが、そこに行く前に、王宮の西側にある「ポルタ・パラッツォ」と呼ばれる市場をのぞいてみます。ここはヨーロッパ最大の青空市場といわれ、メインの野菜、果物、肉や魚などの生鮮食品に加え、洋服やバッグなどの衣料品、生活に欠かせない日用雑貨まで700程度の屋台が並んでいます。市場と王宮の間には、ローマ時代の遺跡であるパラティーナ門があり、その前にはシーザーの像が立っています。

 いよいよ王宮に入ります。ここはサヴォイア王家の公式宮殿として、1865年まで使用されていました。玄関広間から階上に向かう「はさみの階段」は、天井画と一体になったバロック空間が広がっています。大広間を中心として、王宮武器庫や聖骸布の礼拝堂、サバウダ美術館を順に巡ります。じっくり見学すると、時間がいくらあっても足りません。

 王宮のあとは、高さ約18メートルの広々とした空間のGalleria Subalpinaに行き、その左側にあるトリノで最も有名な喫茶店「バラッティ&ミラノ」に入ってみます。大きな窓からは、ガレリアがよく見えます。カプチーノとビチェリン(トリノ名物、ホット・チョコレート+エスプレッソ+生クリームの3層の混合飲料)、カンノロ・ザバイオーネ(イタリアのペストリー)を頂きました。

 喫茶店を出て、カリニャーノ宮殿にあるイタリア統一博物館を見学します。ここには、フランス革命からナポレオン時代、ウィーン体制から第一次世界大戦に至るまでのイタリア史を語る資料や、遺品、武器、芸術作品などが展示されています。イタリア統一後、首都はトリノ(1861年)、フィレンツェ(1865年)、ローマ(1871年)と変遷していますが、首都であった期間の国会はここにありました。

 見学の最後は、アーマダ宮殿にある市立古典美術館です。もともと古代ローマの砦であったものを改造していますので、西側と東側では趣が全く異なります。ここの美術館の塔の上には登ることができ、王宮前の広場やトリノの市街がよく見えます。運の良いことに、この日はフェルメールの「青衣の女」が、アムステルダム国立美術館から来ており、じっくり鑑賞出来ました。

 主立った観光地はだいたい行きましたので、中心部からバスで、郊外のCONADというスーパーマーケットに行ってみます。日本のイオンやヨーカドーみたいなスーパーのようです。そこでお土産用や自宅用の食料品を買ってみました。

 トリノの最後の夕食は、地球の歩き方に出ている「イル・ヴィーコロ」に行ってみます。時間がありましたので、その前に、ポー川に行ってみます。夜のポー川は、昼に比べかなり美しく見えますね。店では、リゾット2種類、カツレツ、野菜サラダを頼みましたが、リゾット二皿は我々には多いので一皿で十分といわれ、更に取分け皿も出してくれました。この対応はヨーロッパでは初めての体験ですが、地球の歩き方に出ていることもあり、この店には日本人がよく来るのでしょうか。