カテゴリー
散歩

鎌倉

 今日は久しぶりに鎌倉を散歩します。江ノ電長谷駅で下車し、大仏のある高徳院方向に向かいます。あいにく今日の天気は小雨が降ったり止んだりです。

 しばらく歩くと高徳院の仁王門が見えてきました。門をくぐり、券売所で参拝券を頂き、手水舎で手を清めると、正面に大仏がデンと構えています。しかし、大仏殿が無いのには、どこか違和感を感じます。

 大仏の背面に回ると、明かり取りの窓が見えます。大仏の脇から胎内へ入ることが出来ますので、早速入ってみます。狭い階段を上ると、そこは大仏の胎内です。外側からは見えませんが、内部からは鋳造時に出来た線がはっきり見えます。

 次は来た道を戻り、長谷寺に向かいます。参道途中の旅館「對僊閣」は、2階の高欄や欄間窓など100年の歴史を感じますね。参道の突き当たりが長谷寺です。妙智池脇の石段を上ると、本殿の観音堂です。中に安置されている像高9mの十一面観音立像は、間近で見ると圧巻です(撮影は禁止)。

 観音堂のある見晴台からは相模湾が一望出来ます。ビール販売!一切経が収められている経蔵を横切り、眺望散策路に進みます。あじさいの季節はここは大賑わいになるようですが、今は何もありません。散策路を下りていくと、海光庵(お食事処)の方向から、カレーの匂いがしてきます。

 石段を下り、千体地蔵を横切ると、弘法大師が参籠したと伝わる弁天窟の入口が見えてきます。早速中に入ります。天井が低いので、ずうっと前屈みで進みます。洞窟を出て、妙智池を鑑賞しながら、長谷寺を出ます。

 お昼になりました。昼食は長谷寺脇の小道にあるWITH KAMAKURAで、鮭とハンバーグの定食を頂きました。店内の造りは、白川郷から古民家を移築し、リノベーションしたとのことで、落ち着いた空間です。

 昼食後、近くの御霊(ごりょう)神社に参拝します。参道が江ノ電の線路を横切ります。鳥居より先は撮影禁止とのことです。この神社は権五郎景政をお祀りしていますが、権五郎の力自慢の逸話に因んで、神社そばの「力餅家」では、権五郎力餅を販売しています。

 相模湾の方向に向かいます。途中、極楽寺坂切通を通りますが、かつて鎌倉幕府滅亡の際、ここを新田の軍勢が通ったとのことです。極楽寺に参拝します。参道は桜並木になっています。江ノ電極楽寺駅の手前にはトンネルがありますが、煉瓦張りのトンネルは貴重だそうで、土木遺産に登録されています。

 道を進むと、玉子かけご飯で話題の古民家?カフェ「ヨリドコロ」の前を通ります。結構並んでいますね。国道134号線を横切ると、目の前は相模湾です。左の方には、稲村ヶ崎が見えます。国道をしばらく進むと、江ノ島が見えてきました。

 七里ヶ浜しばらく歩くと、スラムダンクのシーンで有名になった鎌倉高校前の踏切が見えてきます。観光客が大勢います。交通整理員も2名います。江ノ島はまだ先ですので、今日はここから鎌倉に引き返します。

 鎌倉駅に戻り、最後は鶴岡八幡宮に参拝することにします。平日にもかかわらず、小町通りは大賑わいです。例により二ノ鳥居から神社に向かい、段葛を進みます三の鳥居から境内に入ります。

 三の鳥居を入ると、左に平家池、右に源氏池が有り、それらをを繋ぐ水路には石造の太鼓橋が架けられています。その橋は柵で締め切られいますので、その脇を通り、長い参道を進みます。舞殿に突き当たりますが、ここにはかつて頼朝に所望され静御前が舞った若宮回廊がありました(1191年焼失)。大石段を一気に上り、本宮に参拝します。帰りは、脇の緩やかな石段で戻ります。

 最後は、「サンタクルーズ発でリアルカリフォルニアスタイル」というVERVE鎌倉で、タルトとコーヒーを頂きました。