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散歩

皇居見学

 今日は初めて皇居を見学します。事前に参観の申し込みをしています。手前の高麗門と右手の渡櫓門(わたりやぐらもん)からなる枡形門が残っている桔梗門から入り、窓明館(休所)で参観開始を待ちます。係の方から、注意事項が、日本語、英語、中国語、スペイン語、フランス語の順番に説明されます。

 外では、案内の言語毎に集合し、日本語から宮殿に向かい出発します。途中左手にある建物は、宮内庁管理部馬車課の建物です。二階に向かってスロープもあります。自動車も担当していても馬車課というんですね。

 進むと右手に富士見櫓が見えてきます。この櫓は、明暦3年(1657)の大火で天守閣が焼失した後は、その代わりの象徴とされたようです。櫓台の石垣は加藤清正が築いたそうです。名前の通り、櫓の上からは富士山はもとより、秩父連山や筑波山、東京湾などを臨むことがでたようです。

 道を更に進むと、右手に宮内庁庁舎、左手に坂下門が見えます。一般参賀の際は、この門から、皆さん宮殿東庭に入場するとのことです。

 いよいよ宮殿東庭に到着です。一般参賀の際、皆さんはここで、日の丸を振っています。下には線が引かれており、これに沿って並ぶのでしょう。皇族方がお出ましになる宮殿ベランダは、写真で見るより、かなり近くに見えます。今日は、2月13日で、23日の一般参賀に備え、準備がされています。宮殿東庭の地下は、約120台の大型乗用車を収容する駐車場になっているそうです。

 宮殿の左側は、南車寄となっており、宮殿を訪れる賓客をここでお出迎えするようです。

 その先には、中門があり、そこを抜けると正門鉄橋(二重橋)となります。普段は、石門の陰でよく見えません。

 宮殿の向かって右側には、北車寄があります。ここで、組閣後、宮中で内閣総理大臣任命の親任式及び国務大臣任命の認証式を終えた後、記念写真を撮るようです。

 宮殿北車寄の左側には豊明殿があり、ここで宮中晩餐、その他多人数の宴会の場に使用されるそうです。豊明殿の左側には、宮内庁との間の空中通路があります。担当者が、宮殿と宮内庁を行き来するのでしょう。

 通路をくぐると左手に、連翆が見えます。ここは午餐、晩餐等小人数の宴会の場に使用されます。2月9日、愛子さまが出席されたケニアのルト大統領夫妻との昼食会はここで行われました。振り返ると宮殿の屋根に小さく瑞鳥が見えます。

 参観も終了し、戻ります。山下通りを、宮内庁の裏側を見ながら進むと、蓮沼濠、その先の本丸跡にぶつかります。

 再び富士見櫓に遭遇しますが、よく見ると戦国のお城だけあって、石落としがいくつもあります。

 最後は、草明館の前で解散です。草明館の道を挟んで向こう側に旧枢密院(現皇宮警察本部)があります。帰りは桔梗門の渡櫓門をくぐり、高麗門を抜けて帰ります。渡櫓門の鉄板や石垣はさすが江戸城の入口だけあって立派です。

 昼食は、日比谷公園の松本楼で、と思いましたが、なんと今日は臨時休業とのこと。やむを得ずいつも利用している有楽町ガード下のイルバロッコへ。パスタランチとスパークリングワインを頂きました。大盛りは300gなのでお腹いっぱいです!