カテゴリー
国内旅行

鹿児島(霧島、桜島、指宿)

<一日目>

 関東は寒い日が続いています。今回は、南国、鹿児島に行くこととします。しかしながら、鹿児島空港は、意外と寒いです。気温は東京と同じくらいではないでしょうか。まずは、川内(せんだい)川の曽木の滝に向かいます。この滝は「東洋のナイアガラ」と呼ばれているそうですが、実際、この時期は水量が少ないと思いますが、それでもその迫力はこれまで見た滝の中で一番です。雨期にもう一度訪れたいものです。それにしても、この滝が全国的に余り知られていないのが、不思議です。断崖のアクリル板展望台は、下が透明でスリル満点です。

 次は、日本名水100選の「丸池湧水」に向かいます。1日6万トンの水が湧き出るとのことです。池の水は透き通っています。水汲み場で飲んでみましたが、マイルドな味でした。この水は先ほどの川内川に流れています。

 次は本日のメイン、霧島神宮です。途中、道が決壊のため通行止めとなっており、代わりの道のナビの指示はいい加減で、山の中で迷子になるかもと思いました。ようやく霧島神宮に到着。まずは、「神宮亭」で、昼食を頂きました。敷地には、民芸品を展示、販売している「民芸村」が併設されています。

 いよいよ霧島神宮参拝です。大鳥居、二ノ鳥居と歩きます。三ノ鳥居のそばには、神霊を招くというオガタマの木やさざれ石、樹齢800年といわれる御神木などがあります。拝殿の上部には、美しい装飾が施されています。神宮境内全体が、パワースポットです。神宮の標高は460m有りますので、展望所からは、遠くに錦江湾や桜島がよく見えます。

 霧島神宮は、噴火で何回か、場所を移しています。以前の霧島神宮の跡地である古宮址 (こぐうし) を参拝に行きます。霧島神宮から車で20分程上り、高千穂河原駐車場に向かいます。駐車場から10分程坂道を行くと、古宮址、天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)があります。古宮址の向こうには霧島神宮本宮、高千穂峰の頂上には天の逆鉾が有ります。往復3時間程度の道のりということなので,機会があれば行ってみたい?と思います。

 霧島神宮参拝も終わりましたので、霧島町蒸留所(明るい農村)に立ち寄ります。見学の希望の有無を聞かれましたので、即、お願いしました。係の方からこの辺りの地形から始まり、焼酎の製造工程等、懇切丁寧に教えて頂きました。日本酒と一緒で夏は発酵に適さない様で、ブルーベリーを栽培しているとのことです。

 最後は、霧島神仙峡遊歩道を歩いてみます。霧島観光案内所から徒歩で霧島大橋を渡ると、下に霧島川沿い全長1.800mの遊歩道があります。遊歩道の先に柱状節理が見られます。来る直前、1月21日のブラタモリで宮崎県の高千穂を放映していましたが、そこでも柱状節理が出ていました。九州はやはり火山島なんだなと思いました。

 今夜の宿は、霧島ホテルです。温泉の湧出量は毎分6トンとのことで、体育館のような広~いお風呂です。しかも混浴!、但し20:00~21:30は女性専用。夕食のメインは、黒豚のしゃぶしゃぶと黒毛和牛のミニステーキです。夕食の会場からは100年杉の庭園が見えます。食後は、別会場で、喫茶ができます。

<二日目>

 昨夜ライトアップされていた百年杉庭園を散策します。この杉林は、このホテルの初代が治山のため植林しました。この杉は霧島メアサ杉というそうで花粉の量が少ないそうです。朝の森林浴は清々しいですね。

 このホテルは標高770m位有ります。夏は、下界より涼しいでしょうね。途中、霧島温泉郷の丸尾滝に立ち寄ります。温泉水が集まって流れ落ちているので、湯気が出ています。

 最初は、蛭子神社に向かいます。蛭子とは、「いざなぎのみこと」と「いざなみのみこと」との間に最初に生まれた子です。しかしながら、3歳になっても足腰が立たないので、かわいそうに「いわくすふね」に乗せられ流されてしまいました。流れ着いたのがこの地とされています。訪れたときは、誰もおらず、静寂でした。

 次は、山幸彦(やまさちひこ)をお祀りする、大隅国一之宮の鹿児島神宮に向かいます。この神宮は、拝殿の天井の200以上ある植物の画が有名です。確かに圧巻です。当時の日本に無い植物もあるそうで、薩摩の密貿易の証拠という人もいます。

 大隅半島に入ります。付け根の辺り、福山町は黒酢の産地です。黒酢の壺があちこちに見えます。坂元醸造のくろず情報館に立ち寄ることとします。

 桜島に近づいてきました。昼食は道の駅「たるみず湯っ足り館」で頂くこととします。名前の通り、ここでは足湯をしながら桜島を見ることができます。特産のブリとカンパチの海鮮丼(1750円)を頂きます。それぞれ5きれづつありますが、味の違いが分かりません。窓からイルカの群れが見えます。帰りしな売店で、ブリとカンパチの切り身のパックを見ましたが、ほとんど同じに見えます。

 昼食後、桜島に入ります。有村展望所に立ち寄ります。駐車乗には避難壕があります。展望所からは、何回かに渡る噴火が層となって見えます。この辺りは、最近、火山灰が降ったようで、係の人が灰を取り除いていました。取り除いた後は、白くなります。

 桜島港まで来ましたので、対岸の鹿児島市へフェリーで渡ります。出港してから15分くらいで接岸します。あっという間です。

 鹿児島市ではまず、定番の仙厳(せんがん)園を見学します。ここは桜島を望む島津家の雄大な庭園であっただけではなく、反射炉や水力発電用ダム等の洋式工場群でもあったようです。島津家と南九州の文化・歴史を紹介する尚古集成館は、残念ながらリニューアル中で休館でした。

 今日の最後は、鹿児島(鶴丸)城です。1874年に焼失したのちは再建さていませんが、御楼門は、2020年に復元されています。石垣の所々に西南戦争時の銃痕があります。本丸跡に鹿児島県歴史資料センター黎明館がありましたので、見学しました。締めは、城山公園展望台から、鹿児島の街を見ました。

 今夜の夕食は、鹿児島ラーメンとします。天文館の「ラーメン我流風」で頂きました。見た目とは異なり、あっさりとしています。

<三日目>

 朝食前の散歩です。昨夜、写真を取り忘れたので、同じ所に行ってみます。朝7時頃ですので、当たり前ですが印象は全く異なります。所々に銅像があります。HPで調べると、7つのシーンを巡る旅「時標(ときしるべ)」ということのようです。

 まだ時間もありますので、島津齊彬公ををお祀りしている照國神社に参拝します。社殿は西南戦争と第二次世界大戦で焼失して、1958年に復興造営され他とのことです。神門の前のイヌマキの木は齊彬公にちなんで斉鶴といわれるそうですが、本当に鶴のようですね。

 法華ホテルの朝食は、じゃらんの泊まってよかった宿大賞朝食の部2018九州地区101~300室で3位となっています。口コミの評判もいいです。和、洋、中、郷土の4種類有るので制覇は4日必要かも?今回は、郷土料理で選択してみました。

 今日は、薩摩半島を南下します。最初は、知覧特攻平和記念館です。館内は、当時の遺物と、隊員1036名の記録が展示されています。合掌。展示の唯一現存する疾風は、予想以上に大きいと感じました。屋外には、隊員が出撃されるまで起居していた三角兵舎の再現も有ります。

 次は、薩摩の小京都といわれる知覧の武家屋敷庭園を見学します。約700mの道に7軒の庭が開放されています。内、6つは枯山水式、1つは池泉式です。石垣は切石と丸石があり、切石が格式が高いそうです。武家屋敷に加え、鹿児島独特の民家も移築展示されています。二ツ家は、居住用の間をオモテ、台所や囲炉裏のある部屋をナカエといい、棟をつないでいるのを知覧型二ツ家民家というそうです。

 道の最後は森重堅庭園です。ここは、NHKの西郷どんで使用されたそうです。

 昼食は、枕崎の日本最南端の地場センターで、鰹のたたき定食と刺身定食を頂きます。刺身のえびは、薩摩の甘海老として名高い「たかえび」でした。

 枕崎漁港では、朝一で直売をしているようです。昼なので、誰もいません。

 番所鼻自然公園の突堤から眺める景色は、全国を歩いた伊能忠敬が絶賛したといわれています。ここから見える岩礁が、竜宮城の入口といわれています。

近くの近くの釜蓋神社(正式名称:射楯兵主神社 いるたてつわものぬし)に参拝してみます。釜の蓋を頭に乗せ、鳥居から賽銭箱まで落と参拝できれば参拝できれば願いが叶うそうです。トライしましたが、当日は風が非常に強く、蓋が飛ばされてしまいます。かまふた願掛け投げもありますが、これも粘土の蓋は届きそうにありません。

 海岸から15分程の場所に池田湖が有ります。当日は、菜の花が満開でした。こちらは暖かいんですね。

 指宿のパンフレットに必ずでるのがJR西大山駅の黄色いポストです。それだけなのですが、映えるモニュメントをよく考えたものです。

 浦島太郎が竜宮に旅立ったとされる地が、長崎鼻(ばな)です。ここには、乙姫様のモデルとなっている豊玉姫を祀る龍宮神社があります。そのため、この一帯は縁結びのパワースポットだそうです。薩摩半島最南端ということもあり、当日は風が非常に強く、断崖から転げ落ちそうになります。

 最後は、砂蒸し温泉です。時間があれば体験したかったのですが、今回はそばで見るだけです。

 鹿児島空港での夕食は、山形屋食堂エアポート店でカツ丼を頂きました。ナガサワワインは、後にカリフォルニアのワイナリーとなった薩摩藩英国留学生長澤鼎に因んでちなんで、山形屋オリジナルとして作られているそうです。2100円で飲めますので絶対お得と思います。

カテゴリー
散歩

荏原七福神

 今年の七福神巡りはは、品川区の荏原に行ってきました。これは、町おこしのため1991年に生まれたそうです。スタートは、東急目黒線の西小山駅です。西小山商店街を抜け、10分程歩くと、1番目の小山八幡神社(大黒天)に到着します。ここは、小高い丘の上にあり、眼下に品川の住宅街が一望できます。ここで、朱印を押す色紙を頂きます(2000円)。

 次は、哲学者の散歩道と命名された,細い坂道を下り、摩耶寺(寿老人)に向かいます。

 ここまではグーグルを使って来ましたが、以降は道に案内板があり、それに従っていくことができます。次は法連寺(恵比寿)です。昭和大学の前を通り、旗の台駅で三間通り商店街に入ります。しばらく歩くと、道案内の看板がありますので、左に曲がると法連寺は直ぐそこです。

 お参りを済ますと、13時頃ですので、昼食とします。三間通り商店街に面した「BISTRON」で頂くこととします。ランチセットですが+100円でソフトドリンクをワイン(スパークリング含む)に変更できる!ので、牡蛎とほうれん草のペペロンチーノとスパークリングワインをお願いしました。ここは、大人の隠れ家レストランに選ばれているようです。夜も来てみたい感じです。

 昼食後は、案内板に沿って、蛇窪神社(弁財天)に向かいます。この辺りは、1932年、東京に市制が引かれる前は、蛇窪と呼ばれていたようです。それに合わせ、蛇窪駅も戸越公園駅に改称されたとのことです。蛇窪は、蛇行が著しい水路に由来するようです。ここ蛇窪神社には、法密稲荷、蛇窪龍神社、白蛇弁財天等多くのお社が有るほか、願掛け水掛宝珠、おもかる狐石、撫で白蛇、銭回し、銭洗い所等いろいろなアトラクション?が有ります・

 次は、養玉院(布袋尊)です。ここには、「大井の大仏(おおぼとけ)」と呼ばれる、大日如来を中心とした五体の大きな(3m)如来像が横一列に安置されています。

 15時近くになってきましたので、先を急ぎます。次は東光寺(毘沙門天)です。

 いよいよ最後は、大井蔵王権現神社(福禄寿)です。大井駅近くのビルの一角にあります。ここの押印で色紙完成。社色紙に色紙に確認の「開運招福」の印と絵馬を頂きました。「もう一つの七福神めぐり」(キャラクター版)も完成しました。

 最後は、神社の側の「hinata cafe」で珈琲(ケニヤ)を頂き、帰宅しました。