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京都(泉涌寺、東福寺、修学院、東寺)

<一日目>

 インバウンド旅行者も増えそうなので、年の瀬も押し迫っていますが、京都に行くこととしました。まずは朝食。前田珈琲でクロワッサンサンドを頂きます・

 ホテルに荷物を預け、泉涌寺に向かいます。東福寺駅で降り、泉涌寺道を上ったところに、総門がそびえます。門をくぐり、長い参道を歩きます。

 参道をしばらく歩くと、泉涌寺の塔頭(たっちゅう)である戒光寺が左手にあります。ここは、運慶・湛慶父子の合作である丈六の大きな、総高10mの釈迦如来立像が有名です。本堂に入りさっそくお参りしました。本堂の脇の生け花は見事です。

 次は今熊野観音寺にお参りです。西国三十三所の15番目の札所です。参道をしばらく歩くと、今熊野鳥居橋があり、そこを渡ったところに山門があります。本堂の手前には、子まもり大師、ぼけ封じ観音が鎮座しています。

 ようやく泉涌寺に辿り着きました。大門の左の石碑にあるように、ここは御寺(みてら)で、皇室の菩提寺です。入り口で受付を済ませ中に入ります。初めに見えるのは、大きな仏殿と舎利殿です。仏殿の三尊仏にお参りした後、御座所に向かいます。

 御座所の門を入ると、案内所の入り口があり、受付します。皇室の菩提寺ですので、玉座等皇室関係の調度品、お部屋があります。お庭は、昭和天皇も愛でられたそうです。東山山系が借景となっています。当然ですが、御座所の御車寄せは、閉まっています。

 浴室の前を通り、楊貴妃観音像のお参りをして、今度は東福寺に向かいます。

 東福寺への道の途中には、泉涌寺の塔頭である悲田院や、清水焼の工房、工房が経営している喫茶店などがあります。20分程で東福寺、通天橋道の石碑に着きます。

東福寺の途中には、一般道である臥雲橋が架かっています。向こうには、これから行く東福寺の通天橋が見えます。紅葉の時期はさぞやきれいだったと思います。通天橋では、結婚式の撮影が行われているようです。

 日下門から入り、受付をし、通天橋に向かいます。今度は向こうに、臥雲橋が見えます。紅葉は少し残っています。11月10日〜11月30日は拝観料が高くなっていますので、その頃が見頃なのでしょう。

 木製の通路を上り、開山堂・普門院に向かいます。通路を過ぎると、開山堂・普門院の庭園に出ます。庭の手水鉢の水は凍っていますね。普門院の前庭は市松模様の石庭です。開山堂・普門院から戻り、反対側にある愛染堂をお参りします。

 通天橋をもどり、今度は方丈の八相の庭の見学です。庫裏で受付をし、順番に見学していきます。南庭は枯山水、渦巻く砂紋は八海、向こうの築山は五山を意味しています。結婚式の写真撮影が続いているようです。東庭は円柱で北斗七星、生垣で天の川を模しています。北庭、西庭は、いずれも市松模様です。

 最後は、本堂、山門を見学し、勅使門から東福寺を去ります。

 次は、京阪電鉄で伏見桃山駅に向かいます。駅を降り、駅前の大手筋を直進します。昼食は「伏見酒蔵小路」でと考えていましたが、重くなりそうなのでもう少しブラブラ歩いて探すことにしました。左に折れ、納屋町商店街を通ります。道が狭いので、アーケードが高く感じます。

 竜馬通り商店街に入ります。しばらくして寺田屋に着きました。が、なんと月曜日は定休日です。竜馬は、寺田屋事件の時、濠川を使って薩摩屋敷まで逃れたとも言われているのお思いだし、逢来橋からの豪川を眺めました。近くの黄桜記念館で、一杯と思い、行ったところこちらも、売店は営業していますが、記念館は定休日です。

 月桂冠はどうかな、と思い行ってみましたが、幸いに記念館は営業中。入館料を支払い中に入ります。その際、利き酒のおちょこと、コイン3枚(利き酒3回分)を渡されます。説明ビデオを見てから、記念館の内部を見学します。最後はお楽しみの利き酒です。利き酒マシンでは、一番高い笠置屋(4500円/720ml)⑥や絞りたての純米大吟醸②などを頂きました。酔い覚ましには、外にある「さかみず」の水をのむことにします。

 ところで、昼食はまだです。夕食も近いので、商店街に戻り、たこ焼きを買って公園のベンチで食べて済ますこととします。駅の反対側にある、松平筑前公園を目指し、そこで頂きました。途中、御香宮神社の鳥居の鳥居を通ります。

 駅に帰りしな、御香宮神社に参拝していきます。この神社は、鳥羽伏見の戦いの際、薩摩軍の屯所となったようです。社務所脇に積まれている酒樽は、やはり月桂冠と黄桜です。

 伏見桃山駅に向かう途中、黒田節誕生の地があったり、鳥羽伏見戦の弾痕の跡があったりで、京都には、そこら中に歴史が有るな、と感じました。

 夕食は三条駅近くの、白川放水路沿いにある「MARCO & SARA」にします。ワインビュッフェ付きのステーキのコースです。サラダ、前菜、メイン、デザートはボリュームもあり、おいしかったです。ワインビュッフェはなじみがありませんでしたが、直ぐ慣れました。注ぎ放題ですね。ここは、犬の同伴を積極的に受け入れている店で、コースターや飾りがそれっぽいです。

<二日目>

 四条烏丸のバス停から、バスに乗り、京都芸術大学前で下車します。今日のメインは修学院離宮です。当日受付は11時からですので、その前にいくつか回りたいと思います。白川通をしばらく歩き、詩仙堂に向かいます。途中に、宮本武蔵が吉岡一門と戦った下り松がありました。それに関係する八大神社の鳥居が側にあります。

 清々しい小有洞を通り、詩仙堂の受付に行きます。朝早いので、見学者はまだいません。至楽巣(読書室)、詩仙の間と建物の中を歩きます。眼前には見事に掃き清められた庭園があります。樹木の葉にはまだ霜がが残っています。ダイアナ妃もここを訪れたようです。建物見学の後、庭園を散策しますが、鹿おどしの音が風情を感じさせます。

 詩仙堂の隣に八大神社が有りますので、お参りします。参道の掲示板には、過去の宮本武蔵関係の映画等のポスターが掲示されていました。

 11時近くなりましたので、修学院離宮に行き、当日受付に並びます。30分程前に着きましたが、1番でした。11時に受付証を頂きます。

 13時30分までは時間がありますので、延暦寺の塔頭である赤山(せきざん)禅院にお参りします。ここはお寺ですが、赤山大明神がご本尊です。ここは都の東北(表鬼門)に当たることから、鬼門避けとして祀られています。拝殿の屋根に置かれているのは鬼門除けの猿です。猿は、邪気を払う力があるとされているそうです。

 昼食時となりましたので、近くの小林家で食事をとります。外は非常に寒いので、暖かい鍋焼きうどんを頼みました。壁には、科捜研の女の出演者のサインがありました。この辺りで松の内に撮影していたのでしょうね。

 まだ時間がありますので、今度は蔓殊院に向かいます。蔓殊院のHPには「小さな桂離宮」とありますが、桂離宮を完成させた兄の智忠親王のアドバイスを受け良尚(りょうしょう)法親王が造営されたとのことです。枯山水庭園が有名です。

 修学院離宮に戻る途中に、鷺森(さぎのもり)神社が有りますので、お参りしていきます。境内には、触れると良縁はもとよりたくさんの神徳が授かる「八重垣」の石がありますので、触れてきました。「八重垣」ですが、素盞嗚尊(すさのおのみこと)が読んだ和歌に由来するようです。

 時間になりましたので、修学院離宮に戻ります。受付で確認後、参観者休所で見学開始を待ちます。

 見学は、まず下離宮からです。御幸門を入りしばらく歩くと、眼前に庭園が開け、寿月観の前にでます。扁額「寿月観」は後水尾上皇の筆です。ここは、おもてなしの建物だったようです。流れの先の三角の石は小さいですが富士山を、そこからの流れは白糸の滝を表現しています。

 次は中離宮です。松並木を歩きます。昔は畦道だったとのことです。表門ではなく、脇の出入口から入ります。中離宮には、光子内親王の御殿であった楽只軒と、東福門院(後水尾天皇の中宮、2代将軍徳川秀忠の五女)のお住まいであった客殿が有ります。客殿は、女性の住まいであったことや徳川の権勢から、楽只軒に比べ華やかな作りとなっています。

 松並木を抜け、いよいよ上離宮です。御成門の脇から中に入ります。まだ、上り坂です。登り切ったとき、後ろを振り返ると、まさに絶景。後水尾上皇の贅沢三昧の世界です。上皇の気分で、隣雲亭の縁側に腰を下ろし、上皇の気分に浸りました。

 雄大な眺めを鑑賞した後は、浴龍池に流れ込む水の流れに沿って、浴龍池まで下りていきます。上離宮の茶室である窮𨗉亭に立ち寄ります。扁額「窮𨗉」は後水尾上皇の筆です。浴龍池を回ります。この池は、かつてより水深があり、大型の船が浮かんでいたそうです。帰り際、土手を覆う大刈込が見えます。維持は大変だそうです。修学院離宮の記念に、匂い袋のセットを購入しました。

 夕食はホテルの近くの、風屋杉原に行きました。前回京都に来た折、店の前を通り、気になっていました。お料理をいろいろ頂きましたが、どれも期待通りおいしかったです。岩の原ワイン(上越市)が出されましたので、理由を伺うと、杉原さんは、以前、新潟の上越市の方で料理を研鑽されたそうです。締めは、お寿司とお蕎麦としました。大満足です。

<三日目>

 今日は12月21日です。東寺では、毎月21日、境内全域で弘法市が開かれますが、特に12月は、終い弘法(しまいこうぼう)と言われるそうなので、行ってみます。その後は、大阪で吉本の漫才を見たいと思います。京都駅から東寺に向かってしばらく歩きます。東寺慶賀門に近づくと、既に行列があり、門を入ると、境内一面出店です。

 人混みでごった返えしているエリアを抜け、門を入ると、太子堂(御影堂)のエリアになります。太子堂の中で、僧侶が護摩木を焚いています。私たちも護摩木にお願いを書いて焚いて頂くこととしました。

 太子堂の反対側の正面では、大師堂で祈願を待つ人で、混んでいました。近くに高野山遙拝所があり、ここから南方の高野山にお参りしました。。

 太子堂エリアから出ますが、いろいろな出店があります。

 有料の拝観エリアに入ります。入口の近くに茶店がありましたので、景色を見ながらお汁粉を頂きました。

 茶店の前には、不二桜がありますが、残念ながら今は冬です。五重塔(国宝)、講堂(重文)、金堂(国宝)と順に見学しました。ライトアップ設備もあり、桜の頃はとても映えるのでしょうね。

 東寺をでて、隣の観智院を見学します。ここには、床の間に宮本武蔵の水墨画があります。これは、宮本武蔵が、一日目で見た吉岡一門との決闘後、報復を逃れるためここに三年間身を潜め、その間、長谷川等伯に画を習った成果とのことです。

 この鯛焼きの出店は長蛇の列で、大量に買う人もいます。有名どころなのでしょうか。北総門から出て京都駅に向かい、大阪を目指します。

 大阪は、天王寺駅で降ります。目の前には、あべのハルカスが、遠くには通天閣が見えます。

 昼食は、天王寺公園の「SPOONBILL天王寺」でランチセットとワインを頂きました。意外とワインの量が多かったです。

 難波、よしもと漫才劇場に着きました。チケットを購入し、劇場に入ります。カウントダウンが始まり、開演です。8組でましたが、私はフースーヤが一番面白いと思いました。

 夕食のため、難波のアーケードを歩きます。551が有りましたので、入ってみました。551点心セットと麻婆豆腐(量が多い)を頂きました。

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三嶋大社、来宮神社、みかん狩り

 旅行支援も最終局面となりましたので、それを最大限活用してみることとしました。四季の旅のバスツアー、「三嶋大社と来宮神社+みかん狩り」は旅行代金6,980円ー補助金2,700円=4,280円、他に昼食、みかんのお土産付きです。

 集合場所はいつものように、新宿都庁バス停前集合です。時間もありましたので、新美の巨人たち(12月3日)で放映されたライオンと猫の像を、改めて確認してみることとしました。最初は西口のライオン像です。銘板を読むと明治39年にロンドン水道協会から贈呈された由。隣にライオンズクラブのライオンが置かれていますがそちらの方が目立ちますね。

 次は、東口に回り、新宿の目を通り新宿住友ビルの三角広場に向かいます。広場手前のエレベーターホールに猫の玉ちゃんがいました。三角広場では、今日はベルギービールフェスタがあるようです。

 住友ビルの向こうが都庁のバス駐車場ですので、道を渡ります。バス出発後、参加者には電子クーポン3,000円が配られました!

 2時間ほどで、三嶋大社に到着します。この大社は、伊豆に流された源頼朝が深く崇敬し、源氏再興が成功したことで有名です。大鳥居をくぐると、参道の右側には、でんと、たたり石があります。この石は、もともとは街道(東海道と下田街道)を行き交う人の流れを整理する役目を果たした(たたり(絡垜)は糸のもつれを防ぐ具であり整理を意味する)そうです。そばには若山牧水(かつて三島に居住)の歌碑もあります

 参道を進みますが、やはり「鎌倉殿」を強く意識しています。途中に相生の松がありますが、黒松と赤松が同じ根から成長しています。次に立派な総門をくぐります。

 次には神門があります。神門と本殿の間には、舞殿があります。本殿は、総けやき素木造りで、精緻な彫刻施されています。

 参拝後、境内を散策します。神門のそばに、頼朝、政子が平家追討の心願をした際座ったという腰掛石があります。その隣には神馬舎があります。神馬は毎朝神様を乗せて箱根山に登るという伝説があるそうです。

 最後に、樹齢300年超といわれる大楠の御神木に触れ、霊気を頂くこととします。帰り際、境内の福太郎茶屋に立ち寄り、お茶セットを頂きました。

 昼食は、伊豆フルーツパークの2階の食堂で頂きます。2階は一面昼食がセットされ、団体客が、続々と到着します。土産物等で電子クーポンを使う機会はここしかないので、昼食は大分安価に提供しているのかもしれませんね。

 昼食後は、徒歩でみかん狩りの場所に向かいます。みかん畑の隣が茶畑で、静岡らしいと感じました。みかんもそんなには食べられませんね。出発の際、みかんのお土産を頂きました。

 最後は、来宮(きのみや)神社に向かいます。バスは来宮駅前の駐車場に駐車しますので、そこから5分ほど歩きます。レトロな感じの来宮駅を過ぎ、線路の下のトンネルを抜けると来宮神社があります。

 ここ来宮神社は、平安初期、征夷大将軍坂上田村麻呂公が戦の勝利をここで祈願し、各地に御分霊を祀ったと伝えられ、現在、全国四十四社のキノミヤジンジャの総社となっているそうです。まず鳥居から、参道を歩きます。本殿の手前にある参集殿(授与所)は素敵なブーランジェリーのようです。参拝の後は、樹齢2100年超といわれる大楠の御神木(本州1位の大きさだそうです)で、また気を頂きます。

 来宮弁財天にお参り後、境内を散策します。ツアーガイドさんによると、今日ほど空いていることはないそうです。普段は、人が多く、茶寮等も座るところが無いそうです。神社にはあちこちにスマホを置く台があり、二人連れ、映える、を意識していますね。

 最後に、稲荷社に参拝します。こじんまりしていますが、ここも映えるように設計されていますね。

 ツアー終了後、夕食は、新宿高島屋の13階、「ディキシーダイナー」で、ビーフ&ビーフとガーリックライスのプレートを頂きました。