カテゴリー
国内旅行

伊勢神宮

<一日目>

 先月、東国三社を参拝しましたので、今回はいよいよ伊勢神宮です。今回のツアーは、朝10時30分新幹線乗車、豊橋でバスに乗り換え、伊勢神宮(外宮)到着は15時30分というものです。慣例通り、外宮(豊受大神宮)からの参拝となっています。最初に、表参道の衛士見張所で、案内図を頂きます。

 外宮は、左側通行です(内宮は反対)。表参道火除橋を渡り、手水舎で心身を清めます。一の鳥居をくぐり、表参道をしばらく歩くと、二ノ鳥居があり、この先に正宮(しょうぐう)があります。神聖な雰囲気です。

 正宮の右側(東側)には古殿地(20年に一度の式年遷宮の予定地)があります。2013年に遷宮が行われていますので、10年後はこちらに正宮があるはずです。正宮にいらっしゃるのは、天照大御神のお食事を司る豊受大御神です。内宮創建の500年後にいらっしゃいました。

 宮域内には、正宮の次に格の高い別宮である、多賀宮・土宮・風宮があります。なかでも、豊受大御神の荒御魂(神の荒々しい側面)を祀る多賀宮は、正宮に注ぐ大きさです。三ツ石(御装束神宝などを祓い清める「川原大祓」が行われる場所)の前を通り、亀石を渡り、長い石段の先に多賀宮があります。三ツ石はパワースポットと考える人もいて、手をかざす人がいました。神宮のHPには、遠慮してと書かれているのに。

 多賀宮の近くには下御井神社が有ります。内部に、井戸があるそうです。参拝後、石段を下ると、右側に風宮、左側に土宮があり、いずれにも古殿地が有ります。風宮は、風雨の災害が無いようにと祈りが捧げられるお社ですが、、蒙古襲来の際、ご神威によって猛風が起り、未曽有の国難をお救いになったとのことです。

 戻る際、参道を左に折れると、裏参道(元の参道)が有ります。

 表参道に戻ります。表参道手水舎の向かいに、清盛楠があります。平清盛が勅使として参向した時、冠にふれた枝を切らせたという伝承があるそうです。火除橋のそばには、休憩所があり、そこからは、勾玉池がよく見えます。

 外宮参拝後、早いですが、夕食会場に向かいます。鳥羽の長門館で、名物の「てっぱり料理」を頂きます。牡蛎、ハマグリ、ホタテ、イカなどを網で焼いて頂きます。てっぱりの意味は、「形が大きくてボリュームがある」ということのようです。

 今日の宿泊先は、志摩スペイン村です。オフシーズンのため宿泊者はそれほど多くないようです。全体は、スペインぽいです。広々としています。

<二日目>

 今日は伊勢神宮の内宮(皇大神宮)に参拝します。その前に、ホテルの温泉(ひまわりの湯、pH8.6、露天風呂からは、伊雑の浦を一望)に入り、体を清めます。その後は、ホテル周辺を散歩します。

 バスは8時出発。30分程で伊勢神宮(内宮)に到着します。五十鈴川に掛かる宇治橋(長さ100m)を渡ります。しばらく参道を歩くと、手水舎です。

 手水舎で手を清め、参道を進みます。左手に、五十鈴川御手洗場が見えてきます。川に手を浸けましたが、意外と冷たい。御手洗場の近くには、五十鈴川の守り神である瀧祭神が、祀られています。参道を進みます。

 しばらく歩くと、内宮神楽殿があります。左側がお神札授与所、右側が神楽殿(ご祈祷の神楽を行う)となっています。

 参道を進み、ようやく正宮に着きます。手前の階段を上り、天照大御神に参拝します。出口は別にあります。外宮の古殿地は見ることができましたが、内宮では古殿地方向に塀があり窺えません。階段を下った先は立入り禁止となっています。

 内宮でも、天照大御神の荒御魂を祀る荒祭宮は別宮となっています。個人的なお願いは、こちらでするように、添乗員さんに言われました。

 内宮にも、風の神を祀る別宮、風日祈宮(かざひのみのみや)があります。神楽殿の前で参道を抜け、五十鈴川の支流である島路川を渡った先にあります。外宮の風宮と同様に、ここの神様も「神風」を吹かせとのことです。

 帰路の途中には、御厩(みうまや)と参集殿(休憩所)があります。今日は、神馬に会えました。

 宇治橋の近くには、大山祇(おおやまつみ)神社と、子安神社があります。前者は、内宮の所在する神路山の入口の守護神である大山祇神をお祀りし、後者は、大山祇神の娘神である木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)をお祀りし、安産、子授けの神として崇敬されています。道の先には、神社司庁の建物がありました。

 参拝も終了し、おはらい町通りへ向かいます。残りは1時間弱です。まず、「くみひも平田」で組紐を買い、赤福本店で、五十鈴川を眺めながら、赤福を頂きました。一服した後、おかげ横町に入り、「ふくすけ」で伊勢うどんを頂きます。最後は、「伊勢萬(内宮前酒造場)」でお酒を買って、集合場所に戻りました。

カテゴリー
国内旅行

沖縄(座喜味城、今帰仁城、中城城、首里城)

 

<一日目>

 旅行支援を利用して、沖縄へ行くこととします。季節はまだ早春なので、お城メインに行きたいと思います。とは言え、まずは22年9月にオープンしたばかりの金武(きん)サンライズビーチに行ってみます。ガイドブックには「異国情緒ある町並み」と有りましたが、シャッターは閉まっています。ビーチも閉鎖されています。時期はまだのようです。

 近くの、道の駅「ぎのざ」に寄ってみます。沖縄本島東海岸唯一の道の駅だそうです。2003年から宜野座で阪神タイガースが春季キャンプを行っているということで、観光情報センターはタイガース一色です。隣の特産品加工直売センターではバナナやマンゴー等の特産品を販売していました。後から気がつきましたが、ここは観光地ではないので、価格は一番安いと思います。

 西海岸に抜けます。車で30分程です。万座辺りのビーチは、ほとんどがホテルのプライベートビーチになっている感じです。

 昼食は、シーサイドドライブインでステーキセット頂きました。2,200円でしたが意外とボリュームがあります。1967年に沖縄で最初にできたドライブインだそうです。

 昼食後は、そばの「おんなの駅」に立ち寄り、まるい珈琲で、コーヒーとアガラサー(蒸しパン)を頂きました。道の駅の隣は、墓地です。お墓は、非常に大きく感じます。これは、沖縄では、風葬の文化から来るようです。風葬とは、遺体の周りを石で囲って風化させる埋葬方法とのことです。風化で骨になったら、遺骨を洗浄して骨壺に入れ、それを再び石室に納骨するのが習わしだったようです。

 次は、真栄田(まえだ)岬に向かいます。東シナ海を一望できます。ダイビングとシュノーケルのスポットで、世界中からダイバーが来るらしいです。当日は風が強く波が荒れていたため、遊泳は禁止されていました。2月~3月末は、岬沖合にザトウクジラが現れるとのことですが、残念ながら見えませんでした。

 次は、残波岬に向かいます。サンセットスポットとして有名ですが、残念ながら、まだ日は高いです。風が強く、ここも、波が高いです。灯台の近くには、球王朝時代、初の進貢使として、初めて中国へ派遣された「泰期」の銅像があります。断崖の反対側は、風もなく、波は穏やかです。かつての石切場やビーチがあります。

 座喜味城に行きます。沖縄のお城は初見です。石造りが独特です。石組は、主に布積で、すきまなくきっちりなされています。120mの高台にありますので、ここから海岸が良く見えます。ここは、戦中は日本軍の高射砲基地、戦後は米軍のレーダ基地だったそうです。

 まだ時間が有りましたので、途中、道の駅「かでな」に立ち寄ります。展望台からは、嘉手納基地が一望できます。嘉手納基地は、極東で一番広い滑走路だそうです。

 宿泊先は、JALシティーで、国際通りの真ん中辺にあります。ホテルの方の紹介で、直ぐ近くの「波照間 国際通り店」に行きました。沖縄っぽい料理をいろいろ頂きました。テーブルの前の沖縄の昔の絵が、ほのぼのとした気分にさせます。帰りに、コンビニで泡盛コーヒーを買ってみましたが、微妙な味でした。

<二日目>

 今日は、島の中央部、本部町、今帰仁村方面とし、まずは、古宇利島を目指します。沖縄本島から屋我地島に入るところにある「道の駅羽地」のそばの海岸には、マングローブが広がっています。

 屋我地島にはいると、穏やかな屋我地ビーチがあります。例によって、人はまだいません。ようやく、古宇利島に近づきました。古宇利大橋は、青い海に向かって、一直線です。

 古宇利島の先には、ティーヌ浜がありますが、ここには波の浸食で削られた2つの岩があります。ハートの形に見えることから。ハートロックといわれています。パワースポット?かな。

 屋我地島と沖縄本島の間はワルミ海峡で、ワルミ大橋で結ばれています。ワルミ大橋からの眺めがとても良いので、途中で車を止めました。この辺りでは、マングローブカヤック体験ツアーが行われているようです。

 昼食は沖縄そばとします。途中の、今帰仁村役場の辺りで、評判の良い「いち藤」に入ります。見た目とは異なり、あっさりした味ですね。

 世界遺産の今帰仁(なきじん)城へ向かいます。ここは14世紀頃に北部を治めていた北山王の居城です。15世紀には、中山王に統一され、17世紀には薩摩の攻撃で城は炎上したとのことです。昨日見た座喜味城の2倍位で、明日行く予定の首里城とほぼ同規模とのことです。ここの石垣は、相方積と野面積がメインです。高台にありますので、海が一望できます。

 日差しが強く、疲れてきましたので、途中、松田商店で冷たいものを頂きました。

 まだ日も高いので、普天間飛行場を見学することとします。嘉数高台(かかずたかだい)公園の長い階段を登ると、展望台があり、そこから飛行場がよく見えます。ここは、第二時大戦中に第七〇高地と命名され、激戦の地だったようです。周囲には、各県出身者の慰霊碑が多数点在し、陣地壕やトーチカも残っています。

 夕食は、地元料理にも疲れてきたので、駐車場の近くにあった「SUGI」に入ってみました。感じはビストロです。料理と雰囲気がマッチしていたので、ワインも2本いってしまいました。店の外観取り忘れです。明日はしんどいかも。

<三日目>

 今日は、本島南部を回りたいと思います。駐車場に行くついでに、SUGIを見ましたが閉まっています。当たり前です。

 今日のスタートは、中城(なかぐすく)城です。管理事務から城の正門まで、長い坂が続くということで、ここでは、カートで連れて行ってもらえます。ここも160mの高台にあることもあり、中城湾が一望できます。城には自衛隊員のグループがいましたが、地形を見ながら、戦術の研修をしていたようです。ここの石積は、野面積、相方積、布積の3種類があります。

 次は、今日のメイン、首里城に行きます。困ったことに、駐車場がどこも満車です。ようやく徒歩20分くらいの場所に見つけました。平日でこれですので、休日はどんなでしょう。日差しが強い中、首里城を目指します。ここは、これまで3つの城を見てきましたが、規模や石垣の美しさは、比較になりません。さすが琉球王の居所です。高台にありますので、ここからは、那覇市内や遠くの島々がよく見えます。焼失した施設は再建中で、2026年完成予定とのことなので、再度訪れたいと思いますます。

 駐車場に戻る途中に、泡盛の瑞泉酒蔵が有りましたので、立ち寄ります。係の方から、見学や飲み比べもできますといわれましたが、車ですので遠慮しました。残念!記念に、瑞泉「碧」を買いました。

 本島南部にある琉球最高の聖地、世界文化遺産でもある斎場御嶽(せーふぁうたき)に向かいます。そこへは、車では直接行けず、近くの「南城市地域物産館」で入場券を買い、500m程坂道を登ります。お腹がすきましたので、物産館で、三矢本舗のもずくの天ぷらとサーターアンダギー(揚げ菓子)を食べました。

 日差しが強い中、500mの坂道は応えます。10分ほど歩くと緑の館セーファに着きますので、そこで注意事項、マナーを確認し、御嶽を見学します。御嶽の参道には、うっそうと緑が生い茂っています。特に三庫理の巨石の前では、最も神聖な場所ということもあり、霊気を感じます。

 空港への帰路、近くのニライ橋、カナイ橋に立ち寄りました。橋を展望する場所はあるのですが、2m程のフェンスが眺望の邪魔をします。その場所は、航空自衛隊知念分屯基地に面しており、ペトリオットミサイルが見えました。

 沖縄の最後の立ち寄り先は、空港の真北にあるショッピングモール、瀬長島ウミカジテラスです。小さな島の傾斜地にありますので、店はそれほど多くないです。滑走路が直ぐそこで、飛行機がよく見えます。では飛行場に向かいます。

カテゴリー
国内旅行

鹿児島(霧島、桜島、指宿)

<一日目>

 関東は寒い日が続いています。今回は、南国、鹿児島に行くこととします。しかしながら、鹿児島空港は、意外と寒いです。気温は東京と同じくらいではないでしょうか。まずは、川内(せんだい)川の曽木の滝に向かいます。この滝は「東洋のナイアガラ」と呼ばれているそうですが、実際、この時期は水量が少ないと思いますが、それでもその迫力はこれまで見た滝の中で一番です。雨期にもう一度訪れたいものです。それにしても、この滝が全国的に余り知られていないのが、不思議です。断崖のアクリル板展望台は、下が透明でスリル満点です。

 次は、日本名水100選の「丸池湧水」に向かいます。1日6万トンの水が湧き出るとのことです。池の水は透き通っています。水汲み場で飲んでみましたが、マイルドな味でした。この水は先ほどの川内川に流れています。

 次は本日のメイン、霧島神宮です。途中、道が決壊のため通行止めとなっており、代わりの道のナビの指示はいい加減で、山の中で迷子になるかもと思いました。ようやく霧島神宮に到着。まずは、「神宮亭」で、昼食を頂きました。敷地には、民芸品を展示、販売している「民芸村」が併設されています。

 いよいよ霧島神宮参拝です。大鳥居、二ノ鳥居と歩きます。三ノ鳥居のそばには、神霊を招くというオガタマの木やさざれ石、樹齢800年といわれる御神木などがあります。拝殿の上部には、美しい装飾が施されています。神宮境内全体が、パワースポットです。神宮の標高は460m有りますので、展望所からは、遠くに錦江湾や桜島がよく見えます。

 霧島神宮は、噴火で何回か、場所を移しています。以前の霧島神宮の跡地である古宮址 (こぐうし) を参拝に行きます。霧島神宮から車で20分程上り、高千穂河原駐車場に向かいます。駐車場から10分程坂道を行くと、古宮址、天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)があります。古宮址の向こうには霧島神宮本宮、高千穂峰の頂上には天の逆鉾が有ります。往復3時間程度の道のりということなので,機会があれば行ってみたい?と思います。

 霧島神宮参拝も終わりましたので、霧島町蒸留所(明るい農村)に立ち寄ります。見学の希望の有無を聞かれましたので、即、お願いしました。係の方からこの辺りの地形から始まり、焼酎の製造工程等、懇切丁寧に教えて頂きました。日本酒と一緒で夏は発酵に適さない様で、ブルーベリーを栽培しているとのことです。

 最後は、霧島神仙峡遊歩道を歩いてみます。霧島観光案内所から徒歩で霧島大橋を渡ると、下に霧島川沿い全長1.800mの遊歩道があります。遊歩道の先に柱状節理が見られます。来る直前、1月21日のブラタモリで宮崎県の高千穂を放映していましたが、そこでも柱状節理が出ていました。九州はやはり火山島なんだなと思いました。

 今夜の宿は、霧島ホテルです。温泉の湧出量は毎分6トンとのことで、体育館のような広~いお風呂です。しかも混浴!、但し20:00~21:30は女性専用。夕食のメインは、黒豚のしゃぶしゃぶと黒毛和牛のミニステーキです。夕食の会場からは100年杉の庭園が見えます。食後は、別会場で、喫茶ができます。

<二日目>

 昨夜ライトアップされていた百年杉庭園を散策します。この杉林は、このホテルの初代が治山のため植林しました。この杉は霧島メアサ杉というそうで花粉の量が少ないそうです。朝の森林浴は清々しいですね。

 このホテルは標高770m位有ります。夏は、下界より涼しいでしょうね。途中、霧島温泉郷の丸尾滝に立ち寄ります。温泉水が集まって流れ落ちているので、湯気が出ています。

 最初は、蛭子神社に向かいます。蛭子とは、「いざなぎのみこと」と「いざなみのみこと」との間に最初に生まれた子です。しかしながら、3歳になっても足腰が立たないので、かわいそうに「いわくすふね」に乗せられ流されてしまいました。流れ着いたのがこの地とされています。訪れたときは、誰もおらず、静寂でした。

 次は、山幸彦(やまさちひこ)をお祀りする、大隅国一之宮の鹿児島神宮に向かいます。この神宮は、拝殿の天井の200以上ある植物の画が有名です。確かに圧巻です。当時の日本に無い植物もあるそうで、薩摩の密貿易の証拠という人もいます。

 大隅半島に入ります。付け根の辺り、福山町は黒酢の産地です。黒酢の壺があちこちに見えます。坂元醸造のくろず情報館に立ち寄ることとします。

 桜島に近づいてきました。昼食は道の駅「たるみず湯っ足り館」で頂くこととします。名前の通り、ここでは足湯をしながら桜島を見ることができます。特産のブリとカンパチの海鮮丼(1750円)を頂きます。それぞれ5きれづつありますが、味の違いが分かりません。窓からイルカの群れが見えます。帰りしな売店で、ブリとカンパチの切り身のパックを見ましたが、ほとんど同じに見えます。

 昼食後、桜島に入ります。有村展望所に立ち寄ります。駐車乗には避難壕があります。展望所からは、何回かに渡る噴火が層となって見えます。この辺りは、最近、火山灰が降ったようで、係の人が灰を取り除いていました。取り除いた後は、白くなります。

 桜島港まで来ましたので、対岸の鹿児島市へフェリーで渡ります。出港してから15分くらいで接岸します。あっという間です。

 鹿児島市ではまず、定番の仙厳(せんがん)園を見学します。ここは桜島を望む島津家の雄大な庭園であっただけではなく、反射炉や水力発電用ダム等の洋式工場群でもあったようです。島津家と南九州の文化・歴史を紹介する尚古集成館は、残念ながらリニューアル中で休館でした。

 今日の最後は、鹿児島(鶴丸)城です。1874年に焼失したのちは再建さていませんが、御楼門は、2020年に復元されています。石垣の所々に西南戦争時の銃痕があります。本丸跡に鹿児島県歴史資料センター黎明館がありましたので、見学しました。締めは、城山公園展望台から、鹿児島の街を見ました。

 今夜の夕食は、鹿児島ラーメンとします。天文館の「ラーメン我流風」で頂きました。見た目とは異なり、あっさりとしています。

<三日目>

 朝食前の散歩です。昨夜、写真を取り忘れたので、同じ所に行ってみます。朝7時頃ですので、当たり前ですが印象は全く異なります。所々に銅像があります。HPで調べると、7つのシーンを巡る旅「時標(ときしるべ)」ということのようです。

 まだ時間もありますので、島津齊彬公ををお祀りしている照國神社に参拝します。社殿は西南戦争と第二次世界大戦で焼失して、1958年に復興造営され他とのことです。神門の前のイヌマキの木は齊彬公にちなんで斉鶴といわれるそうですが、本当に鶴のようですね。

 法華ホテルの朝食は、じゃらんの泊まってよかった宿大賞朝食の部2018九州地区101~300室で3位となっています。口コミの評判もいいです。和、洋、中、郷土の4種類有るので制覇は4日必要かも?今回は、郷土料理で選択してみました。

 今日は、薩摩半島を南下します。最初は、知覧特攻平和記念館です。館内は、当時の遺物と、隊員1036名の記録が展示されています。合掌。展示の唯一現存する疾風は、予想以上に大きいと感じました。屋外には、隊員が出撃されるまで起居していた三角兵舎の再現も有ります。

 次は、薩摩の小京都といわれる知覧の武家屋敷庭園を見学します。約700mの道に7軒の庭が開放されています。内、6つは枯山水式、1つは池泉式です。石垣は切石と丸石があり、切石が格式が高いそうです。武家屋敷に加え、鹿児島独特の民家も移築展示されています。二ツ家は、居住用の間をオモテ、台所や囲炉裏のある部屋をナカエといい、棟をつないでいるのを知覧型二ツ家民家というそうです。

 道の最後は森重堅庭園です。ここは、NHKの西郷どんで使用されたそうです。

 昼食は、枕崎の日本最南端の地場センターで、鰹のたたき定食と刺身定食を頂きます。刺身のえびは、薩摩の甘海老として名高い「たかえび」でした。

 枕崎漁港では、朝一で直売をしているようです。昼なので、誰もいません。

 番所鼻自然公園の突堤から眺める景色は、全国を歩いた伊能忠敬が絶賛したといわれています。ここから見える岩礁が、竜宮城の入口といわれています。

近くの近くの釜蓋神社(正式名称:射楯兵主神社 いるたてつわものぬし)に参拝してみます。釜の蓋を頭に乗せ、鳥居から賽銭箱まで落と参拝できれば参拝できれば願いが叶うそうです。トライしましたが、当日は風が非常に強く、蓋が飛ばされてしまいます。かまふた願掛け投げもありますが、これも粘土の蓋は届きそうにありません。

 海岸から15分程の場所に池田湖が有ります。当日は、菜の花が満開でした。こちらは暖かいんですね。

 指宿のパンフレットに必ずでるのがJR西大山駅の黄色いポストです。それだけなのですが、映えるモニュメントをよく考えたものです。

 浦島太郎が竜宮に旅立ったとされる地が、長崎鼻(ばな)です。ここには、乙姫様のモデルとなっている豊玉姫を祀る龍宮神社があります。そのため、この一帯は縁結びのパワースポットだそうです。薩摩半島最南端ということもあり、当日は風が非常に強く、断崖から転げ落ちそうになります。

 最後は、砂蒸し温泉です。時間があれば体験したかったのですが、今回はそばで見るだけです。

 鹿児島空港での夕食は、山形屋食堂エアポート店でカツ丼を頂きました。ナガサワワインは、後にカリフォルニアのワイナリーとなった薩摩藩英国留学生長澤鼎に因んでちなんで、山形屋オリジナルとして作られているそうです。2100円で飲めますので絶対お得と思います。

カテゴリー
国内旅行

京都(泉涌寺、東福寺、修学院、東寺)

<一日目>

 インバウンド旅行者も増えそうなので、年の瀬も押し迫っていますが、京都に行くこととしました。まずは朝食。前田珈琲でクロワッサンサンドを頂きます・

 ホテルに荷物を預け、泉涌寺に向かいます。東福寺駅で降り、泉涌寺道を上ったところに、総門がそびえます。門をくぐり、長い参道を歩きます。

 参道をしばらく歩くと、泉涌寺の塔頭(たっちゅう)である戒光寺が左手にあります。ここは、運慶・湛慶父子の合作である丈六の大きな、総高10mの釈迦如来立像が有名です。本堂に入りさっそくお参りしました。本堂の脇の生け花は見事です。

 次は今熊野観音寺にお参りです。西国三十三所の15番目の札所です。参道をしばらく歩くと、今熊野鳥居橋があり、そこを渡ったところに山門があります。本堂の手前には、子まもり大師、ぼけ封じ観音が鎮座しています。

 ようやく泉涌寺に辿り着きました。大門の左の石碑にあるように、ここは御寺(みてら)で、皇室の菩提寺です。入り口で受付を済ませ中に入ります。初めに見えるのは、大きな仏殿と舎利殿です。仏殿の三尊仏にお参りした後、御座所に向かいます。

 御座所の門を入ると、案内所の入り口があり、受付します。皇室の菩提寺ですので、玉座等皇室関係の調度品、お部屋があります。お庭は、昭和天皇も愛でられたそうです。東山山系が借景となっています。当然ですが、御座所の御車寄せは、閉まっています。

 浴室の前を通り、楊貴妃観音像のお参りをして、今度は東福寺に向かいます。

 東福寺への道の途中には、泉涌寺の塔頭である悲田院や、清水焼の工房、工房が経営している喫茶店などがあります。20分程で東福寺、通天橋道の石碑に着きます。

東福寺の途中には、一般道である臥雲橋が架かっています。向こうには、これから行く東福寺の通天橋が見えます。紅葉の時期はさぞやきれいだったと思います。通天橋では、結婚式の撮影が行われているようです。

 日下門から入り、受付をし、通天橋に向かいます。今度は向こうに、臥雲橋が見えます。紅葉は少し残っています。11月10日〜11月30日は拝観料が高くなっていますので、その頃が見頃なのでしょう。

 木製の通路を上り、開山堂・普門院に向かいます。通路を過ぎると、開山堂・普門院の庭園に出ます。庭の手水鉢の水は凍っていますね。普門院の前庭は市松模様の石庭です。開山堂・普門院から戻り、反対側にある愛染堂をお参りします。

 通天橋をもどり、今度は方丈の八相の庭の見学です。庫裏で受付をし、順番に見学していきます。南庭は枯山水、渦巻く砂紋は八海、向こうの築山は五山を意味しています。結婚式の写真撮影が続いているようです。東庭は円柱で北斗七星、生垣で天の川を模しています。北庭、西庭は、いずれも市松模様です。

 最後は、本堂、山門を見学し、勅使門から東福寺を去ります。

 次は、京阪電鉄で伏見桃山駅に向かいます。駅を降り、駅前の大手筋を直進します。昼食は「伏見酒蔵小路」でと考えていましたが、重くなりそうなのでもう少しブラブラ歩いて探すことにしました。左に折れ、納屋町商店街を通ります。道が狭いので、アーケードが高く感じます。

 竜馬通り商店街に入ります。しばらくして寺田屋に着きました。が、なんと月曜日は定休日です。竜馬は、寺田屋事件の時、濠川を使って薩摩屋敷まで逃れたとも言われているのお思いだし、逢来橋からの豪川を眺めました。近くの黄桜記念館で、一杯と思い、行ったところこちらも、売店は営業していますが、記念館は定休日です。

 月桂冠はどうかな、と思い行ってみましたが、幸いに記念館は営業中。入館料を支払い中に入ります。その際、利き酒のおちょこと、コイン3枚(利き酒3回分)を渡されます。説明ビデオを見てから、記念館の内部を見学します。最後はお楽しみの利き酒です。利き酒マシンでは、一番高い笠置屋(4500円/720ml)⑥や絞りたての純米大吟醸②などを頂きました。酔い覚ましには、外にある「さかみず」の水をのむことにします。

 ところで、昼食はまだです。夕食も近いので、商店街に戻り、たこ焼きを買って公園のベンチで食べて済ますこととします。駅の反対側にある、松平筑前公園を目指し、そこで頂きました。途中、御香宮神社の鳥居の鳥居を通ります。

 駅に帰りしな、御香宮神社に参拝していきます。この神社は、鳥羽伏見の戦いの際、薩摩軍の屯所となったようです。社務所脇に積まれている酒樽は、やはり月桂冠と黄桜です。

 伏見桃山駅に向かう途中、黒田節誕生の地があったり、鳥羽伏見戦の弾痕の跡があったりで、京都には、そこら中に歴史が有るな、と感じました。

 夕食は三条駅近くの、白川放水路沿いにある「MARCO & SARA」にします。ワインビュッフェ付きのステーキのコースです。サラダ、前菜、メイン、デザートはボリュームもあり、おいしかったです。ワインビュッフェはなじみがありませんでしたが、直ぐ慣れました。注ぎ放題ですね。ここは、犬の同伴を積極的に受け入れている店で、コースターや飾りがそれっぽいです。

<二日目>

 四条烏丸のバス停から、バスに乗り、京都芸術大学前で下車します。今日のメインは修学院離宮です。当日受付は11時からですので、その前にいくつか回りたいと思います。白川通をしばらく歩き、詩仙堂に向かいます。途中に、宮本武蔵が吉岡一門と戦った下り松がありました。それに関係する八大神社の鳥居が側にあります。

 清々しい小有洞を通り、詩仙堂の受付に行きます。朝早いので、見学者はまだいません。至楽巣(読書室)、詩仙の間と建物の中を歩きます。眼前には見事に掃き清められた庭園があります。樹木の葉にはまだ霜がが残っています。ダイアナ妃もここを訪れたようです。建物見学の後、庭園を散策しますが、鹿おどしの音が風情を感じさせます。

 詩仙堂の隣に八大神社が有りますので、お参りします。参道の掲示板には、過去の宮本武蔵関係の映画等のポスターが掲示されていました。

 11時近くなりましたので、修学院離宮に行き、当日受付に並びます。30分程前に着きましたが、1番でした。11時に受付証を頂きます。

 13時30分までは時間がありますので、延暦寺の塔頭である赤山(せきざん)禅院にお参りします。ここはお寺ですが、赤山大明神がご本尊です。ここは都の東北(表鬼門)に当たることから、鬼門避けとして祀られています。拝殿の屋根に置かれているのは鬼門除けの猿です。猿は、邪気を払う力があるとされているそうです。

 昼食時となりましたので、近くの小林家で食事をとります。外は非常に寒いので、暖かい鍋焼きうどんを頼みました。壁には、科捜研の女の出演者のサインがありました。この辺りで松の内に撮影していたのでしょうね。

 まだ時間がありますので、今度は蔓殊院に向かいます。蔓殊院のHPには「小さな桂離宮」とありますが、桂離宮を完成させた兄の智忠親王のアドバイスを受け良尚(りょうしょう)法親王が造営されたとのことです。枯山水庭園が有名です。

 修学院離宮に戻る途中に、鷺森(さぎのもり)神社が有りますので、お参りしていきます。境内には、触れると良縁はもとよりたくさんの神徳が授かる「八重垣」の石がありますので、触れてきました。「八重垣」ですが、素盞嗚尊(すさのおのみこと)が読んだ和歌に由来するようです。

 時間になりましたので、修学院離宮に戻ります。受付で確認後、参観者休所で見学開始を待ちます。

 見学は、まず下離宮からです。御幸門を入りしばらく歩くと、眼前に庭園が開け、寿月観の前にでます。扁額「寿月観」は後水尾上皇の筆です。ここは、おもてなしの建物だったようです。流れの先の三角の石は小さいですが富士山を、そこからの流れは白糸の滝を表現しています。

 次は中離宮です。松並木を歩きます。昔は畦道だったとのことです。表門ではなく、脇の出入口から入ります。中離宮には、光子内親王の御殿であった楽只軒と、東福門院(後水尾天皇の中宮、2代将軍徳川秀忠の五女)のお住まいであった客殿が有ります。客殿は、女性の住まいであったことや徳川の権勢から、楽只軒に比べ華やかな作りとなっています。

 松並木を抜け、いよいよ上離宮です。御成門の脇から中に入ります。まだ、上り坂です。登り切ったとき、後ろを振り返ると、まさに絶景。後水尾上皇の贅沢三昧の世界です。上皇の気分で、隣雲亭の縁側に腰を下ろし、上皇の気分に浸りました。

 雄大な眺めを鑑賞した後は、浴龍池に流れ込む水の流れに沿って、浴龍池まで下りていきます。上離宮の茶室である窮𨗉亭に立ち寄ります。扁額「窮𨗉」は後水尾上皇の筆です。浴龍池を回ります。この池は、かつてより水深があり、大型の船が浮かんでいたそうです。帰り際、土手を覆う大刈込が見えます。維持は大変だそうです。修学院離宮の記念に、匂い袋のセットを購入しました。

 夕食はホテルの近くの、風屋杉原に行きました。前回京都に来た折、店の前を通り、気になっていました。お料理をいろいろ頂きましたが、どれも期待通りおいしかったです。岩の原ワイン(上越市)が出されましたので、理由を伺うと、杉原さんは、以前、新潟の上越市の方で料理を研鑽されたそうです。締めは、お寿司とお蕎麦としました。大満足です。

<三日目>

 今日は12月21日です。東寺では、毎月21日、境内全域で弘法市が開かれますが、特に12月は、終い弘法(しまいこうぼう)と言われるそうなので、行ってみます。その後は、大阪で吉本の漫才を見たいと思います。京都駅から東寺に向かってしばらく歩きます。東寺慶賀門に近づくと、既に行列があり、門を入ると、境内一面出店です。

 人混みでごった返えしているエリアを抜け、門を入ると、太子堂(御影堂)のエリアになります。太子堂の中で、僧侶が護摩木を焚いています。私たちも護摩木にお願いを書いて焚いて頂くこととしました。

 太子堂の反対側の正面では、大師堂で祈願を待つ人で、混んでいました。近くに高野山遙拝所があり、ここから南方の高野山にお参りしました。。

 太子堂エリアから出ますが、いろいろな出店があります。

 有料の拝観エリアに入ります。入口の近くに茶店がありましたので、景色を見ながらお汁粉を頂きました。

 茶店の前には、不二桜がありますが、残念ながら今は冬です。五重塔(国宝)、講堂(重文)、金堂(国宝)と順に見学しました。ライトアップ設備もあり、桜の頃はとても映えるのでしょうね。

 東寺をでて、隣の観智院を見学します。ここには、床の間に宮本武蔵の水墨画があります。これは、宮本武蔵が、一日目で見た吉岡一門との決闘後、報復を逃れるためここに三年間身を潜め、その間、長谷川等伯に画を習った成果とのことです。

 この鯛焼きの出店は長蛇の列で、大量に買う人もいます。有名どころなのでしょうか。北総門から出て京都駅に向かい、大阪を目指します。

 大阪は、天王寺駅で降ります。目の前には、あべのハルカスが、遠くには通天閣が見えます。

 昼食は、天王寺公園の「SPOONBILL天王寺」でランチセットとワインを頂きました。意外とワインの量が多かったです。

 難波、よしもと漫才劇場に着きました。チケットを購入し、劇場に入ります。カウントダウンが始まり、開演です。8組でましたが、私はフースーヤが一番面白いと思いました。

 夕食のため、難波のアーケードを歩きます。551が有りましたので、入ってみました。551点心セットと麻婆豆腐(量が多い)を頂きました。

カテゴリー
国内旅行

三嶋大社、来宮神社、みかん狩り

 旅行支援も最終局面となりましたので、それを最大限活用してみることとしました。四季の旅のバスツアー、「三嶋大社と来宮神社+みかん狩り」は旅行代金6,980円ー補助金2,700円=4,280円、他に昼食、みかんのお土産付きです。

 集合場所はいつものように、新宿都庁バス停前集合です。時間もありましたので、新美の巨人たち(12月3日)で放映されたライオンと猫の像を、改めて確認してみることとしました。最初は西口のライオン像です。銘板を読むと明治39年にロンドン水道協会から贈呈された由。隣にライオンズクラブのライオンが置かれていますがそちらの方が目立ちますね。

 次は、東口に回り、新宿の目を通り新宿住友ビルの三角広場に向かいます。広場手前のエレベーターホールに猫の玉ちゃんがいました。三角広場では、今日はベルギービールフェスタがあるようです。

 住友ビルの向こうが都庁のバス駐車場ですので、道を渡ります。バス出発後、参加者には電子クーポン3,000円が配られました!

 2時間ほどで、三嶋大社に到着します。この大社は、伊豆に流された源頼朝が深く崇敬し、源氏再興が成功したことで有名です。大鳥居をくぐると、参道の右側には、でんと、たたり石があります。この石は、もともとは街道(東海道と下田街道)を行き交う人の流れを整理する役目を果たした(たたり(絡垜)は糸のもつれを防ぐ具であり整理を意味する)そうです。そばには若山牧水(かつて三島に居住)の歌碑もあります

 参道を進みますが、やはり「鎌倉殿」を強く意識しています。途中に相生の松がありますが、黒松と赤松が同じ根から成長しています。次に立派な総門をくぐります。

 次には神門があります。神門と本殿の間には、舞殿があります。本殿は、総けやき素木造りで、精緻な彫刻施されています。

 参拝後、境内を散策します。神門のそばに、頼朝、政子が平家追討の心願をした際座ったという腰掛石があります。その隣には神馬舎があります。神馬は毎朝神様を乗せて箱根山に登るという伝説があるそうです。

 最後に、樹齢300年超といわれる大楠の御神木に触れ、霊気を頂くこととします。帰り際、境内の福太郎茶屋に立ち寄り、お茶セットを頂きました。

 昼食は、伊豆フルーツパークの2階の食堂で頂きます。2階は一面昼食がセットされ、団体客が、続々と到着します。土産物等で電子クーポンを使う機会はここしかないので、昼食は大分安価に提供しているのかもしれませんね。

 昼食後は、徒歩でみかん狩りの場所に向かいます。みかん畑の隣が茶畑で、静岡らしいと感じました。みかんもそんなには食べられませんね。出発の際、みかんのお土産を頂きました。

 最後は、来宮(きのみや)神社に向かいます。バスは来宮駅前の駐車場に駐車しますので、そこから5分ほど歩きます。レトロな感じの来宮駅を過ぎ、線路の下のトンネルを抜けると来宮神社があります。

 ここ来宮神社は、平安初期、征夷大将軍坂上田村麻呂公が戦の勝利をここで祈願し、各地に御分霊を祀ったと伝えられ、現在、全国四十四社のキノミヤジンジャの総社となっているそうです。まず鳥居から、参道を歩きます。本殿の手前にある参集殿(授与所)は素敵なブーランジェリーのようです。参拝の後は、樹齢2100年超といわれる大楠の御神木(本州1位の大きさだそうです)で、また気を頂きます。

 来宮弁財天にお参り後、境内を散策します。ツアーガイドさんによると、今日ほど空いていることはないそうです。普段は、人が多く、茶寮等も座るところが無いそうです。神社にはあちこちにスマホを置く台があり、二人連れ、映える、を意識していますね。

 最後に、稲荷社に参拝します。こじんまりしていますが、ここも映えるように設計されていますね。

 ツアー終了後、夕食は、新宿高島屋の13階、「ディキシーダイナー」で、ビーフ&ビーフとガーリックライスのプレートを頂きました。

カテゴリー
国内旅行

三峯神社、秩父神社、寶登山神社

 新美の巨人たち(テレビ東京10月22日)で、秩父を放映していました。まだ行ったことが無かったので、四季の旅催行のバスツアーに参加し、秩父三社を巡ってみることとしました。当日はあいにくの雨です。新宿都庁前から、朝7時に出発です。

 雨はますます、強くなっています。荒川の上流、二瀬ダムを過ぎたあたりから、道幅の狭いくねくね道になります。ようやく三峰(みねは、神社は峯、住所は峰です)駐車場に着きました。ガスがかかっている中、階段を上り、山麓亭(いもでんがくが有名)、大島屋(わらじとんかつが有名)の前を通り過ぎます。

 ほどなくすると三ツ鳥居に着きます。拝殿に行く前に、奥宮遥拝殿と日本武尊(やまとたける)像に行ってみます。参道から急な階段を上ると奥宮遥拝殿があります。晴れていれば妙法ヶ岳の奥宮が遥拝できるそうですが、今日は辺り一面真っ白です。

 参道の先に、日本武津の銅像があります。三峯神社の創始者です。東征中、碓氷峠に向かう途中で三峯神社を創建したそうです。

 参道に戻り、随身門に向かいます。門の両側には、狛犬の代わりに、神の使いである狼の像が置かれています。門の中にいらっしゃる方はどなたでしょうか(調査中)。門を過ぎると灯篭が両側にある参道となります。

 参拝を更に進みます。参道の突き当りに、拝殿への階段があります。普段は、階段から、参拝者の長い列があるそうですが、今日は幸い雨で、短い列です。

 拝殿に向かって、右側には1857年に建立された木製の大型の灯篭、左側には極彩色の1853年に建立された手水舎があります。拝殿もカラフルです。

 拝殿の左下の石畳には、2012年に突如現れたという赤い目をした龍神があります。拝殿下には、御神木があり、「氣」を頂きます。

 参拝後、お札を頂きたいと思います。記入台で、必要な頂き物を用紙にチェックし、授与所で頂きます。

 昼食は、いろいろ迷いましたが、境内の興雲閣としました。名物のしいたけ丼とひれかつ丼、そして御神酒を頂きました。秩父産キウイも買ってみました。

 昼食後は、拝殿と反対にある、縁結びの木と御仮屋宮に向かいます。道の両側の木は立派で歴史を感じさせます。縁結びの木の由来は、モミの木と檜がピッタリ寄り添っていることから来ているそうです。

 縁結びの木の先には、神の使者である狼を祀っている御仮屋宮があります。

 バスツアーの休憩時間は2時間半ですが、そろそろです。駐車場に向かいます。途中拝殿脇を通り、摂末社をお参りします。伊勢神宮をはじめ、三峯神社とゆかりのある全国23社が集結しているそうです。

 三峯神社の次は、秩父神社の参拝です。バスは秩父市の中央、秩父鉄道秩父駅(地場産業センター)駐車場に駐車します。そこから徒歩で、秩父神社に向かいます。大鳥居、神門を通って本殿に向かいます。残念ながら、本殿は改修中で、正面は見ることが出来ません。

 本殿左側に向かいます。親の心得と有名なお元気三猿「よく見て・よく聞いて・よく話す」の彫り物があります。

 次に本殿右側に向かいます。こちら側には、龍が悪さをしないように鎖で繋ぎ止めている「つなぎの龍」があります。つなぎの龍の彫刻は、左甚五郎作と言われています。

 本殿を時計回りに巡りました。覆いが無ければ、本殿正面に左甚五郎作と言われる「子宝 子育ての虎」の彫刻を見ることが出来たはずです。12月1日には可能らしいです。参拝後、神門をくぐり、大鳥居から正面の番場通りに向かいます。

 番場通りを数分歩くと、レトロな建物があります。

 最後は、寶登山(ほどさん)のふもと、長瀞駅近くにある寶登山神社に向かいます。ここも、創立のいわれは三峰神社と同じく、日本武尊にあるとのことです。滞在時間は30分だけでしたので参拝がメインとなりました。丁度紅葉は見頃です。神社からはロープウエーも出ていますので、次回は長瀞も兼ねて山頂の奥宮も訪れてみたいと思います。

 雨ということもあり、帰りの高速道路は驚くほど空いていました。そのため、18時前には新宿に到着することができました。夕食は、西新宿「Di PUNTO」で頂きました。

カテゴリー
国内旅行

京都(上賀茂神社、比叡山、桂離宮)

<一日目>

 紅葉の季節となりました。半年ぶりで、京都に行くこととします。早朝に家を出ていますので、まずは朝食です。今回は、錦市場そばの小川珈琲堺町錦店で頂くこととします。町屋をリノベしたカフェで、落ち着いた中庭があります。九条ネギとシラスの卵サンドとクロックムッシュをお願いしました。コーヒーはなみなみ2杯分です。

 食後、地下鉄で上賀茂神社に向かいます。北大路駅で降り、賀茂川に向かいます。北大路橋を渡り、加茂川沿いに歩きます。土手沿いにけや木並木があり、黄葉しています。土手のけや木も黄葉です。

 北大路大橋の近くに、歩行可能な飛び石があります。本来は、川床の安定のためにあるようです。途中ひし形の大きな石がありますが、それはすれ違い用とか。川を渡ってみましたが、大変心地よかったです。そばにはシロサギが大勢いました。

 土手をさらに歩きます。遠くには五山の送り火の船形が見えます。足元には、ピンクのハナカタバミの花が咲いています。

 20分程で上賀茂神社に到着します。大鳥居と一の鳥居が出迎えます。

 参道を進み、二の鳥居の前に神馬(しんめ)舎があります。ここは、乗馬発祥の地と言われています。鳥居をくぐって中に入ると陰陽の白砂の山があります。よく見るとてっぺんには松の葉が刺さっており神様はこれを目印に降りてきます。楼門をくぐって直来殿でお参りします。特別拝観の日は、中に入って、国宝の本殿、権殿が拝観できます。

 境内を流れる川は合流して、ならの小川となり、境内の外では明神川となり社家町を流れます。傍らに紫式部の歌碑があります。神社の東に神宮寺山という小山があり、そこに二葉姫稲荷神社がお祭されています。高いところにあるため、大文字山等も見えます。

 上賀茂神社の境内をでると、神社関係者の住まいである社家町に出ます。明神川が家の脇を流れていますが、お清めのため、家の中に引き込まれているそうです。ブラタモリで通った道です。道の反対側には、なりた上賀茂本店がありましたので、名物のすぐき漬を買いました。

 途中、藤木社があります。明神川の守護神です。御神木の楠は樹齢500年とか。

 道を進むと、上賀茂神社の境外摂社の太田神社があります。賀茂地区最古の社で上賀茂神社より古いそうです。本殿わきの御神木は見上げる大きさです。神社の傍には北大路魯山人生誕の碑があります。

 地下鉄の駅に向かう途中には、すぐき畑があちこちに有ります。露地栽培もあればハウス栽培もあります。もうすぐ収穫のようです。途中の公園には、すぐき発祥の地の石碑があります。

 地下鉄に乗り、今出川で降ります。お腹も空きましたので、堀川通に面したタコ焼屋で、へんこ焼きを頂きました。

 食事の後、歩いて清明神社に向かいます。期待が大きかったせいか、第一印象は、思ったほどパワースポット感が無い、というものでした。授与品の種類は多いです。

 次は、御金(みかね)神社に参拝します。金の鳥居が出迎えます。平日にもかかわらず、多くの参拝者がいます。お札やお守りをなどの授与品を求める人が並んでいます。御神木の銀杏の葉を模した絵馬が、束になっています。

 夕食まで時間がありますので、買い物を少し。まず、創業慶応元年という「かづら清老舗」に行き、ハンドクリームとリップクリームを買いました。

 次は、創業200年といわれる「齋(いつき)造酢店」に行きます。戸が閉まっており入りにくいのですが、思い切って入ります。ポン酢とすし酢を買いました。

 最後は、1200年の木版画技術を継承するという「竹笹堂」で布巾とポチ袋を買いました。(青と白の市松模様は三日目の桂離宮の茶室にもあります)

 夕食は、河原町のJumelle(ジュメル)29にします。ジュメルはフランス語で双子という意味ですが、オーナーのお子さんにちなんでいるそうです。29は肉。大通りから離れているため、静かで落ち着いたビストロです。ワインは、ハンガリーワインを頂きました。

 今日は、延暦寺に行きますが、その前に、八瀬比叡山口にある瑠璃光院に立ち寄ります。叡山電鉄の八瀬比叡口駅の周辺や、駅の下の高野川の両岸も、すでに紅葉が始まっていました。

<二日目>

 瑠璃光院の予約時間は10時です。早めに着いたので、近くの御蔭(みかげ)神社に参拝することとします。ここは下鴨神社の境外摂社です。山道を15分ほど登ったところにあります。不便なところにあるせいか、誰も居ません。深い森の中にありますので、空気はすがすがしいです。パワースポット感は有ります。

 予約時間も近づいてきましたので瑠璃光院に戻ります。予約者は並んでいます。時間が来ましたので、門をくぐります。窓から山の紅葉がよく見えます。いよいよ書院二階、写経机に始まったばかりの紅葉が反射しています。参拝者は皆さん机の前で写真を撮ります。瑠璃光院は廊下を含め何処もつるつるに磨きこまれています。参拝者全員に写経セットが配布されますので、書経している人も大勢います。私は次があるのでパスしました。

 拝観も一通り終わりましたので、抹茶セット(1500円/人)を頂くこととします。掛け軸には、「無事これ貴人」とあります。

 瑠璃光院を後にして、ケーブルカー、ロープウエーと乗り継ぎ、比叡山頂駅からシャトルバスで延暦寺バスセンターに向かいます。

 バスセンターのそばに、東塔巡拝受付がありますので、そこから中に入ります。まず大講堂があり、近くに鐘楼があります。鐘の下には「冥加料1打50円、連打不可」とありますので叩いてみました。

 昼食時ですので、延暦寺会館で頂くこととします。食堂は二階にあり、眼下に琵琶湖が一面に広がっています。

 昼食後、拝観を続けます。まず文殊院。延暦寺会館の高さから、20メートルほど急な階段を上ります。

 次は根本中堂ですが、今度は急な階段を下っていきます。現在、根本中堂は2026年まで10年をかけて大掛かりな改修を行っています。不滅の法灯がある内部は撮影禁止ですが、工事部分は撮影可能です。ARで完成予想図も配信しています。

 東塔方面に向かいます、根本中堂の階段を上った先に、蕎麦屋を兼ねた一隅会館(休憩所)や大黒堂があります。

 東塔の前には、戒壇院があります。戒律を授ける(授戒)ことで正式な僧として認められるので、この施設は大変重要な場所です。東塔に行くのもまた急で長い階段があります。阿弥陀堂東塔はいずれも昭和の時代に建立されています。次は、バスセンターからシャトルバスに乗り、横川(よかわ)地区に向かいます。

 横川は、延暦寺の3エリアでは一番下のほうにありますが、それでも紅葉は始まっています。参道を抜けると、横川中堂があります。ここは落雷で全焼し、1971年に再建されています。

 途中、鐘楼がありました。特段の説明書きもありませんでしたので、鐘を打ってみました。

 元三大師堂は慈恵大師(元三大師)良源の住居跡と伝えられています。また、良源が現在のおみくじの形を考えたといわれ、おみくじの元祖となっています。

 横川地区参拝を終え、西塔地区にシャトルバスで向かいます。両側が、常行堂と法華堂になっているにない堂を抜け、長い階段を下ると釈迦堂があります。延暦寺最古の建物が釈迦堂とのことです。鐘楼は長い階段を上らないといけないので、今回は打つのをやめました。にない堂は、弁慶が担ったという言い伝えからにない堂と呼ばれるようになったようです。

 西塔地区の特別展示は椿堂のご本尊(千手観世音菩薩像)です。椿堂の由来は、聖徳太子が比叡山に登った時に使った椿の杖が地に挿されたまま残され、やがて芽を出し大きく育ったという伝説によるとのこと。

 西塔地区からの帰りは、シャトルバスに乗らず、徒歩でロープウエー比叡山頂駅を目指すこととします。途中には伝教大師最澄の御廟がある浄土院があります。このあたりは延暦寺で最も清浄な聖域と言われています。そこから上りの長~い坂道が続きます。

 長~い坂道の先には、延暦寺第5代座主円珍が住んでいたといわれる山王院堂があります。ここから東海自然歩道を、ロープウエーの比叡山頂駅まで20分ほど更に登っていきます。開けたところに展望台があり、大原方面がよく見えます。

 比叡山頂駅からは、来た時とは逆に、ロープウエー、ケーブルカーと乗り継ぎます。叡山電鉄では途中の一条寺で降り、啓文社一条寺店で、オリジナルノートとボールペンを買いました。

 食事場所は、河原町界隈をぶらぶらしながら探します。当日は月食で、上も見ながら歩きます。明るいイタリアンの店があったので入ってみました。従業員が2週間南イタリアで研修してきたとのことで、それにちなんだメニューがあります。値段が書いていないので若干不安ではありましたが、いくつか頼んでみました。食器類もイタリア製で、全体的に雰囲気が良いお店です。

<三日目>

 今日は、桂離宮9:00で予約しています。早めにホテルを出て、桂駅前のオークフードで朝食を頂きます。

 9時近くなりましたので入場することとします。入り口近くには当日予約の列がありました。

 ガイドの方先頭に、10人程度の集団で見学開始です。参観者で入口から入り、御幸道を御幸門まで歩きます。表門は特別の時以外は開かないとのこと。表門に向かって先が狭くなっており遠近感を強調しています。

 訪れた客は、御幸門をくぐり、待合腰掛である外腰掛に向かいます。吹き曝しなので、冬は寒そうです。対面は蘇鉄山で、蘇鉄は薩摩藩からの献上品です。入り口近くに灯籠がありますが、桂離宮の灯籠は、月見のため、皆丈は低いです。

 桂離宮で最も格の高い松琴亭(茶室)に向かいます。途中には岬の灯台に見立てた灯籠や天橋立に見立てた石橋があります。一の間の襖の青と白の大胆な市松模様は今でも通用します。水辺には船着き場があり、船で訪れる場合もあったようです。

 次は池の中島にある築山を登ります。登りきった所に、峠の茶屋風の賞花亭があります。消夏のための小亭です。深山のイメージです。賞花亭の近くに園林(おんりん)堂があります。かつては宮家代々の位牌が安置されていましたが、今は何も置かれていません。

 中島から土橋を渡り、笑意軒に向かいます。田舎風の茶室です。扁額も笑っているような書体ですね。円窓や下地窓もそれぞれ組み方が微妙に異なっています。腰壁も市松模様に稲妻風の金箔と意匠が斬新です。

 3棟からなる書院は現在補修工事の最中です。左の新御殿は、工事が終了したようです。

 最後は月波楼です。池辺の高みにあり、月見(池の反映も)のための茶亭です。屋根裏の竹の垂木で舟のような形に組んでいます。仮設感を出すためとか。

 ようやく出発点に戻ってきました。正面に住吉の松がありますが、庭の全体を一度に見せない趣向とのことです。それでは入ってきた木戸から参観者休憩所に戻ります。

 最後に売店で鏡付きの脂取り紙を買いました。当日申込ですが、今日はまだ空きがあるようです。

 桂から阪急で嵐山に向かいます。まずは、駅そばの法輪寺に参拝です。山門は紅葉が映えます。本堂の右手には舞台と呼ばれる見晴台があり、ここからは、渡月橋や東山がよく見えます。石段の中ごろに電電宮、電電塔があります。電電明神にちなんで建立されたようです。

 渡月小橋を渡って、渡月橋に向かいます。休日は渡月橋大混雑!と聞いていましたが、今日は平日で、それ程でもありませんでした。嵐山の紅葉はまだのようです。

 渡月橋を渡り、まずは天龍寺への参拝です。当日は、法堂の天井に描かれた加山又造「雲龍図」が特別展示されていました。雲龍図を見た後、庫裏から天龍寺に入ります。玄関正面の達磨図(前管長、平田精耕老師の筆)が出迎えます。天龍寺と言えば、夢窓国師作の曹源池庭園です。曹源池の右には嵐山、中央正面には巨岩の龍門の滝が見えます。

 曹源池庭園をじっくり観賞した後は、庭園の反対側(こちらが大方丈の正面)を見つつ、小方丈、後醍醐天皇の尊像を祀っている多宝殿を見学しました。

 次は竹林を抜け、縁結び・子宝のパワースポット、野宮神社に向かいます。かつて皇族の方も来られているようです。ここの鳥居は、クヌギの樹皮を剥かずにそのまま使用した「黒木の鳥居」です。保存の難しさや、原木のクヌギの入手が困難なことから、現在日本で唯一とのことです。

 昼食は、丸太町通りに面した、ル・ブション・ティ・マサコで、鮭と京野菜サラダ・おばんざいのボウルセットを頂きました。

 前回、壬生を訪れたとき、新選組隊士の墓地がある光縁寺を参拝していませんでした。今回は、表札には「見物・見学お断り」とありますが、思い切って中に入ってみます。中で、目的は隊士の墓参りと伝えると、住職は親切に、隊士の墓があるいわれを教えて頂きました。当時壬生地区では乱暴者の新選組は嫌われていましたが、当時の住職と新選組隊長の山南啓介が懇意だったためこの寺で弔って頂いたようです。

 京都の最後は、関西圏の喫茶チェーンのホリーズカフェで抹茶のホットケーキを頂きました。

カテゴリー
国内旅行

白樺湖、勝沼ぶどう狩り

 今回はぶどう狩りに行くこととします。HISのツアー、『黄金色に輝く「黄金アカシアの丘」絶景空中散歩と蓼科牛のすき焼き御膳!巨峰狩り食べ放題&シャインマスカット1房お土産♪』(長いタイトル!)に参加。新宿7時発です。

 初めに、一番遠い目的地の白樺湖に向かいます。天候も良く、少し紅葉のはじまった緑が美しいまずは、展望リフトで絶景空中散歩?に出発です。リフトの下は、コルチカムの花が満開です。

 黄金アカシアの丘の頂上では、ハロウィンにちなんで、ピーターラビットのイベントが開催されていました。ピーターラビットのジオラマが展示されています。

 頂上からは、下り坂を散策していきます。多くの種類のコスモスや黄色く色付いたアカシアを眺めていきます。チョコレートコスモスの花弁はココアの香りがします。

 昼食は池の平レイクサイドプラザの2階です。池の平ホテル本館は4月までリニューアル工事をしています。蓼科牛のすき焼き鍋御膳です。長野の地酒神渡(みわたり)も頂きました。

 昼食の後は、蓼科高原チーズケーキ工房に向かいます。コロナ前は売店の前の庭のベンチでケーキを頂けたそうですが今日は不可です。残念。帰り際、ツアー名にある通り、シャインマスカットとクッキーを渡されました。

 次は清泉寮です。清泉寮建設の条件は、日本の象徴である富士山が見える場所、という通り、富士山がよ~く見えます。食べ物では特に、清泉寮ソフトクリームは有名です。時間があれば足湯をしながら頂けたのに。

 終戦後、荒廃した清泉寮の再建に尽力したのがポール・ラッシュ博士ということで博士の銅像があります。

 ツアーの最後はお待ちかね、勝沼の一古園でのぶどう狩りです。バスを降りて、はさみとかご、そして食べかすを入れるビニール袋を渡されます。ぶどう園へは数分です。見渡す限り巨峰、食べ放題とは言うものの、大きい一房で満腹です。

 夕方、5時近くということで、一古園の内にはほとんど客はいません。最盛期はぶどう棚のバーベキュー場も満員になるのかしら。ワイン売り場で勧められるままに日本酒に似た香りのワインとナイアガラ種のワインを買いました。

 新宿到着は19時頃。帰りは、西口の居酒屋「北九州酒場」に立ち寄り軽く飲んで帰りました。刺身ですが、量はほどほどにあるのですが、お皿が大きすぎて、一見少なく見えるのが残念。お酒は北九州の地酒「天心」です。

カテゴリー
国内旅行

碓氷峠、富岡製糸場

 テレビ東京、ぶらぶら美術館(9月13日)で世界遺産、富岡製糸場を見ました。まだ、行ったことが無いので、はとバスツアー(碓氷峠と富岡製糸場)に参加し、明治の遺産を見学することとします。

 ツアーの最初は、碓氷峠鉄道文化むらです。1997年、長野新幹線の開通と同時に碓氷線は廃線となりましたが、横川駅に隣接する横川運転区の跡地にこの施設は1999年に開業しています。

 入り口左側に、鉄道資料館(旧運転区の建物を活用)があり、HOゲージ、列車約100両の大きなジオラマがあります。また、電車でGOのビデオゲームや鉄道関係のガチャガチャのコーナーもあります。走行音付き電車運転台を買ってみました。

 屋外展示スペースには、電車が多く展示されています。D51やDD53-1に連結された除雪車もありました。

 園内にはEF63のシミュレーターがあります。更には、講習を受けると旧信越本線400mの運転体験ができるそうです。鉄道博物館の壁には、運転体験資格習得者の名札がかけられています。

 次は、碓氷峠にかかる碓氷第三橋梁(通称めがね橋)の見学です。駐車場から5分ほど歩くとめがね橋の下に着きます。碓氷線の開通した1893年からアプトの旧線が廃線となる1963年まで使用されたとのことです。橋の上までは約100段登ります。

 斜面上には、アプト廃線後の信越本線(新線)の橋が見えます。橋の反対側には6号トンネル(546m)があります。橋の下には碓氷川が流れています。紅葉は美しそうですね。

 丁度、お昼となりました。10分程で、峠の釜めし「おぎのや」に到着です。例によって釜めしを頂きました。

 食事の後は、いよいよ今日の目的地の富岡製糸場です。入り口

 解説員(ボランティア)から、富岡製糸場の概略の説明を受け、順に見学です。初めは、繰糸所です。現在ある設備は製、片倉工業が1987年まで使用していた設備(日産製)です。

 創業当時の先進性の一環として、診療所・病室があったことが挙げれれています。技術指導を行った仏人ブリューナは破格の待遇で、大きな屋敷と大臣並みの報酬が支払われていたとのこと。

 見学の最後は西置繭所(国宝)です。製糸場の歴史や構造などが展示されています(なぜか撮影禁止)。正面向かって右側は多目的ホールとなっており、借りることが出来るとのこと(半日55,000円)。当日は結婚式がされていました。

 帰路ですが、3連休の最終日、事故も数件重なり、新宿着18時の予定が、20時となってしまいました。夕食は、西新宿をぶらぶらし、クアルト西新宿へ。3品注文しましたが、味もしっかりし、ボリュームもあり、コスパがよいと感じました。

カテゴリー
国内旅行

小樽、札幌、層雲峡、美瑛

<一日目> 

9月に入りまだ暑い日が続きます。今回は、北海道(道央)に行くこととします。千歳空港から高速道路で小樽に向かいます。小樽の駐車場ですが、最初、かま栄蒲鉾の駐車場に入れましたが、近くの駐車場との料金の差が結構ありましたので入れ直すことにしました。

 まずは例によって運河沿いに歩くこととします。運河の左端には老朽化で一時解体の危機にあった旧北海製缶小樽工場第3倉庫があります。そこから右に向かって、運河沿いに倉庫群が続きます。

 倉庫群と運河を挟んで道路沿いにも倉庫があります。その一角に小樽市総合博物館運河館があります。小樽の歴史が解説され、北前船、それで運んだ物資の模型が展示されています。小樽の倉庫群の特徴は、地元の凝灰岩の壁、松の柱、若狭の瓦、鯱とロの字の配置だそうです。ゴールデンカムイですが小樽地区は杉本佐一のはずですがなんで鶴見中尉がお出迎えなのでしょう?

 次は、小樽の金融街、その中心の日本銀行旧小樽支店に向かいます。正面を入ると、カウンターがあります。その上には、アイヌの伝説の守り神としてのフクロウのレリーフがあります。大金庫が公開されており、入り口を入ると、お札が積まれています。イミテーションですが。

 昼時になりましたの。小樽といえば、お寿司屋さんです。旧手宮線跡を抜け、「おたる都通り」アーケードを通り、魚真に向かいます。ところがなんと今日は臨時休業とのこと。

 特に当てもなく、別のお店を探します。「サンモール一番街」のアーケードを抜け、寿司屋通りを横断(何軒かありましたが、少し高そうなので、更にトライ)し、函館本線の高架下に「きた家」を見つけました。特上で税込み2310円也です。ビールと辛口純米柴田(札幌)を頂きました。

 食事の後は、線路沿いに、少し歩きます。小樽駅に着きました。上野駅とは同時期に造られているため似ていますね駅前から中央通りを下り、おたる都通りのアーケードを抜け、屋台村のあるレンガ横丁を通り、堺町通りを目指します。

 途中、似鳥美術館があります。次回来た時、入りたいと思います。遠くに出抜小路のシンボルの火の見櫓が見えます。小樽芸術村の一角にウニソフトの店がありましたので立ち寄ってみました。バニラの味が強く、ウニの味はあまりしません。ソフトの茶色はチョコではなく醤油です。

 やっと堺町通りに到着です。定番ですが、北一硝子を見学し、石油ランプの北一ホールで休憩です。幻想的な空間ですが、やはり石油のにおいがします。

 小樽観光の後は、札幌、大倉山ジャンプ競技場に向かいます。ジャンプ場の頂上までは、長いエスカレーターと、リフトで到着します。頂上からは札幌市内が良く見えます。ジャンプ台の助走路は見た目直角で上からは見えません。

 ジャンプ台の後は、札幌オリンピックミュージアムを見学します。スキージャンプ、ボブスレイ、アイスホッケーのシミュレーターやスケートのトレーニング台があり結構楽しめます。札幌オリンピックのジャンプで金銀銅を獲得した笠谷、金野、青地各選手のスキー板も展示されていました。

 夕食は、当日、大通公園で「さっぽろオータムフェスト2022」が開催されていましたのでそこで軽く取ることとします。10丁目会場、Oh!ドーリファーム“お肉じゅっ丁目”であずまジンギスカン本舗の塩コロジンギスカンとおたるナイアガラスパークリングワインを頂きました。

 夕食後は、晴れているので、夜景観賞とします。会場傍から市電でロープウエー入口駅へ、そこから徒歩で、もいわロープウエー駅に向かいます。もいわ山山頂展望台へはロープウエーとミニケーブルカーで到着します。確かに札幌の街並みが一望でき「日本新三大夜景」と言えますね。あとは、北九州と長崎だそうです。

 市電ですすきのに戻り、ラーメン横丁へ。なんとなくで天鳳に入ります。B’zのプロモーションビデオ(love me,I love you)に出ているそうです。醤油とみそ、餃子とビールを頂きました。オーソドックスな味と思います。夜も更けましたが、宿までは歩いて帰ります。長い1日でした。

<二日目>

 ホテルの窓からは本来は、レンガ作りの北海道庁旧本庁舎が見えるはずでしたが、補修工事中でネットで覆われています。

 朝は北海道大学からスタートします。南門から入りましたが、構内は広々とし、緑一杯です。勉学に打ち込めそうです。クラーク像、新渡戸稲造像、ポプラ並木を見学しました。大学から出て、札幌駅を越え、定番の時計台をちらりと観察。

 札幌の最後は、ホテルの前の北海道庁旧本庁舎の見学です。正門からは庁舎が見えますが、残念ながら工事中です。左右に池がありますが、都会の真ん中とは思えない、モネ風の池です。

 札幌の日差しは思ったより強いので、早めに層雲峡に向かうこととします。札幌から車で3時間ほどで、大雪山層雲峡の黒岳ロープウエー駅に着きます。そこから7分ほどで黒岳5合目(標高1300M)に到着です。そこでリフトに乗り換えます。紅葉もちらほら見え、下にはりんどうの花が咲いています。ここまでくるとかなり涼しく、サマーセーターを羽織りました。

 リフトに15分揺られると、黒岳7合目(標高1520M)に着きます。7合目からは朝暘山をはじめ、北見山地の山々が見えます。ロッジでココアを頂きました。

 7合目のロッジから、「黒岳カムイの森の道」を行くとあまりょうの滝があります。340M、往復30分とのことですが、アップダウンがあり、かなり疲れます。

 ロープウエー駅に戻ると雷雨で、運転停止となっています。先ほどまで晴天でしたが、急に雲が湧いています。30分ほど待ちましたが、運転再開です。ロープウエーは雨雲に入りましたが、下界に来ると視界が開けます。

 今日の宿は、朝暘リゾートホテルです。石狩川に面し対岸は大雪山系です。窓からも石狩川が樹木の間から見えます。食事はビュッフェで、北海道の屋根と呼ばれる大雪山系をヨーロッパのアルプスになぞらえたアルプス周辺4ヶ国風のアレンジ料理でした。

<三日目>

 朝の散歩では、層雲峡温泉街に向かいます。層雲峡の柱状節理が道(石狩川)の両側によく見えます。昨日は気が付きませんでしたが、ロープウエー駅も柱状節理の真下にあります。朝の7時ですが、すでに観光客が来ています。(この時期は6時から営業)ビジターセンターは工事中でした。帰りがけ、層雲峡神社に立ち寄り、安全を祈願しました。

 朝食はビュッフェです。帰りがけ、酒の自動販売機を見ましたが、350㎖缶が250円でほぼ定価です。安いですね。

 層雲峡を石狩川沿いに進み、長い銀河トンネルを抜けると、石狩川を堰き止めている層雲峡発電所本流ダムがあります。ダム湖の周辺は紅葉がはじまっています。時間の都合もあり、この先の大雪ダムへは行かず引き返します。

 銀河トンネルの手前から、国道を脇に入ると、銀河の滝(落差120m)、流星の滝(落差90m)を見ることが出来ます。日本の滝百選に選ばれているそうで、落差も大きく、水量も豊富で壮観です。下からは片方ずつしか見えませんが、双瀑台からは両方の滝が一緒に見えるようです。が、登り片道20分ということなので断念しました。

 青い池に行く途中、道の駅びえいに立ち寄り、昼食をとります。ハンバーガーショップは混んでいましたので、キッチンカーのカレーを頂きました。

 昼食後、青い池に向かいます。この池は1988年に噴火した十勝岳の堆積物による災害を防ぐため建設された堰堤に水が溜まったもので、人工の池です。とは言え、白緑色に白樺の立ち木は神秘さを感じます。

 この界隈は白樺街道と呼ばれていますが、確かに道の両側は白樺並木です。

 白髭の滝を目指しますが、それらしき看板はなく、探すのに一苦労でした。車を白金観光センターに停め、ブルーリバー橋に向かいます。橋の上からのぞくと、確かに青い川に白い髭のような滝が注いでいます。水は伏流水なので注ぐ川はありません。

 十勝岳望岳台に向かいます。あいにく十勝岳(2077m)は雲に覆われ見えませんが、望岳台(930m)からは、美瑛の町が一望できます。ここから頂上までは往復6時間とのことです。駐車場の隣に、防災シェルターがあります。年表をみると30年周期くらいで噴火していますのでそろそろかもしれません。

 十勝岳を下って、四季彩の丘に向かいます。遠くから、原色の畑が目に飛び込んで来ます。入園料(500円)は7~9月のみ、ということなので、今が見どころということでしょうか。男爵イモコロッケをほうばりました。

 とうもろこし畑の真ん中の赤い屋根の家。多くのカメラマンが、美瑛を象徴する風景として好んで撮影する有名なフォトスポットだそうです。

 丘の町美瑛には、多くの有名な丘があります。ふれあい牧場に隣接し、映画「糸」のロケ地にもなった千代田の丘展望台もその一つです。牧場からの登り道は超悪路、穴ぼこです。しかし、2階の展望台からは、美瑛の美しい景色や大雪山・十勝岳連峰の景色が堪能できます。ロマンティックな雰囲気がありますので、新婚さんもいらっしゃいました。

 三愛の丘は、高台にこじんまりとした赤い屋根の展望所を設置する公園です。ここからも美瑛の広大な丘陵地帯を一望することができます。

 夕方になりました。美瑛最後は、CM等で有名な木の見学です。初めは、愛のスカイラインの「ケンとメリーの木」、その近くにはケンとメリーというペンションがありますね。続いでセブンスターの木、最後は親子の木です。

 旅行最後の食事は、車を美瑛駅前に置き、近くの「やきとり七福」で軽く一杯。旭川空港到着時の気温は14℃!、寒いくらいでした。