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散歩

亀戸天神社(藤まつり)

 亀戸天神社の藤が見頃と言うことで、天気も良いので行ってみます。ついでに来月の四国旅行に備え、納経帳を浅草で買います。JR亀戸駅で降り、亀戸天神社に向かいます。途中、亀戸餃子の前を通りましたが、お昼前でしたが、長蛇の列です。亀戸梅屋敷も覗いてみました。

 15分程で亀戸天神社に到着します。平日にもかかわらず、大勢の人が、花見?参拝?に来ています。藤まつりは今年は4月15日~5月5日までですが、温暖化のためか、今日辺りがピークのようです。太鼓橋を渡って、境内の大きな心字池に沿って藤の花を観賞していきます。

 肝心の、参拝ですが。拝殿からは順番待ちの長い列があり、断念。御朱印(記念の飴付き)だけ頂きました。

 今日は拝殿の脇で、「りゅうきと大河」の猿回しをやっていました。

 正面の鳥居から、境内を離れます。昼食は、門前横のそばや「にし田」に並びました。進捗は早くありません。10人ほどでしたが、並んで45分。着席してから10分くらいでしょうか。その代わり、天せいろを頂きましたが、天ぷらは揚げたてです。お酒を頂いて、丁度いい間合い?です。店を出るときは、閉店になっていました。帰り際に船橋屋の前を通ると、店前の藤棚がここも満開でした。

 徒歩でスカイツリーを目指します。途中、本所消防署に併設されている本所防災館に立ち寄ります。ここでは、水害、火災、地震などいろいろ体験ができるそうですが、2時間程度必要とのことで、見学だけに留めました。

 スカイツリー駅にようやく到着しましたので、地下鉄で浅草に向かいます。雷門の前は、平日にもかかわらず観光客で賑わっています。最後は、念珠堂で、目的であった四国旅行用の納経帳を買って、帰宅することとしました。

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日帰旅行

鋸山(のこぎりやま)

 今日は房総半島の先にある、鋸山に行くこととします。当初はバスツアーの予定でしたが、催行人数が集まらず、中止となったため、個人で行くことになりました。浜金谷駅には10時頃到着です。

 早いですが、まずは昼食です。ザ・フィッシュでの食事は11時からですので、10時30分から開いている、道の反対側に有る「金谷食堂」に入ります。地魚刺身定食と三色丼、それと黄金アジのフライを頂きました。刺身は大ぶりで新鮮、アジのフライも極厚でさっぱり、房総に来て良かった!

 食事後、ロープウェイ駅に向かいます。途中、「孤独のグルメ」で登場した旅館と食堂が有りました。12時開店ですが、もう並んでいます。道を左に曲がると、直ぐにロープウェイ駅です。切符を買って、さっそく乗車します。

 今日の行程ですが、ロープウェイの頂上駅から、黄、赤の線に沿って歩きます。案内図からも分かりますが、全て階段か坂道です。3時間くらいでしたが、本当に地獄巡りです。

 頂上展望台からは、房総の海や海岸と対岸の三浦半島がよく見えます。頂上にポストがありますが、「シャロン・ポストーン」といいます。ポスト(post)と石(stone)の造語に、房州石のポストが女の子であるという設定と、恋愛に強いイメージを表現するため、女優シャロン・ストーンの名前をかけているそうです。

 最初は、地獄のぞきです。日本寺の西口管理所から入場します。10分程急な坂道を登ると、空中に浮き出た、地獄のぞきがあります。下を覗くと、断崖で、何もありません。地獄のぞきへは、最後に急な坂道を登る必要がありますが、急な上に、足下が滑りやすく、ここの上り下りも怖いです。動けなくなる人もいるようです。

 次は、ひたすら階段や坂道を下っていきます。途中、石像窟をお参りしていきます。

 更に、階段を下っていきます。石山ですので、木の根は石の上をつたっていくようです。

 更に階段を下っていきます。ようやく、最後の、護摩窟まで辿り着きました。

 大仏広場までは、比較的平坦な大仏前参道を5分程歩きます。広場では、正面に、日本一の大仏(高さ31m)が鎮座しています。ちなみに奈良の大仏は18mとのこと。広場には、お願い地蔵尊ごあり、そのそばには、お願いが書かれた5㎝ほどの地蔵尊がたくさん置かれています。

 ここから15分程、一気にスタート地点である西口管理所に登ります。ハードです!今度は地獄のぞきには行かず、百尺観音方向に進みます。切り立った石切場を抜けると、巨大な百尺観音が現れます。

 百尺観音のそばにある北口管理者から寺の境内の外へ出ます。急な坂道をおり、展望台の前に、垂直に切り立った「ラピュタの壁」が現れます。展望台も、下は垂直。今度は、ここから急な階段を登ります。

 今度は岩肌をくり抜いた「岩舞台」が見えます。その右側上方には、今回、最初に行った地獄のぞきが見えます。この先はひたすら下り坂です。かつては、鋸山の山頂の石切場から切り出した石材は、この道を通って下に下ろされていました。

 坂道の途中に、観月台があります。ここからも、東京湾がよく見えます。今日はガスがかかっていて、残念ながら富士山は見えません。まだ階段は続きます。5分程でようやく終点です。この坂は、関東ふれあいの道と言うそうです。

 鋸山を下って、帰りの電車まで、ザ・フィッシュで一休みです。お酒(ザ・フィッシュ 和蔵酒造 富津市)とサザエのお造り、コーヒーフロートを頂きました。ザ・フィッシュの隣にある金谷フェリーターミナルは全国で約60カ所ある恋人の聖地の一つです。駐車場にある「幸せの鐘」を夕暮れ時にカップルで鳴らすと、永遠の恋が成就するとか。そろそろ電車の時間も近づいてきましたので、今日はこれで帰ります。

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日帰旅行

久能山東照宮、静岡浅間神社

 今回は、家康ゆかりの地をバスツアーで行きます。人気のツアーらしく、バスは4台で出発とのこと。そのためか、今回は東京駅近くの丸の内鍛冶橋駐車場発です。感染対策が変更になったためか、座席の透明仕切り板は無くなっています。

 早いですが、日本平の清水屋で昼食です。今日は「シラス・桜海老・鰻など8貫の寿司と鍋御膳」です。お酒は「臥竜梅」を頂きました。割とすっきりした味わいです。買い物時間はここしか無いので、お土産は、ここで買いました。

 昼食後は、直ぐそばの日本平ロープウェイに乗り、久能山東照宮に向かいます。平日にもかかわらず、ツアー客(外国人も)が多く、5分間隔で運行していましたが、ロープウェイは長蛇の列です。ここのロープウェイは下に向かうロープウェイです。ゴンドラは葵のご紋があり、姫様の籠と殿様の籠をイメージしているようです。

 久能山は、元々は武田信玄の築いた久能山城に造られているため、石垣はそのまま使われています。ロープウェイ久能山駅からは駿河湾、石垣いちごのハウスがよく見えます。さっそく楼門から中に入ります。

 楼門をくぐり、境内に入ります。鳥居がありその先に、唐門があります。唐門は、現在、閉鎖されていますので、脇の階段を登ります。途中、奉納された御神酒の樽に目が行きます。昼に頂いた、臥竜梅も有りますね。

 脇の階段を登り、御社殿にお参りします。

 御社殿左から、廟門をくぐり、廟所参道に入り、階段を登ると家康公の廟の前に出ます。雰囲気は、日光東照宮にそっくりです。

 次は家康が晩年過ごした駿府城に向かいます。現在は、巽櫓や東御門が復元されています。桜祭りが週末予定されているようで、テントが並んでいました。

 公園散策の後は、家康が元服を行った静岡浅間神社に向かいます。その前に、境内に設置された「どうする家康静岡大河ドラマ館」でドラマの紹介、衣裳等ノ展示を見学します。浜松と岡崎にも似たような施設があるようです。

 見学後は静岡浅間(せんげん)神社の参拝です。静岡浅間神社は、神部(かんべ)神社、浅間(あさま)神社、大歳御祖(おおとしみおや)神社の総称です。他に境内社として、麓山(はやま)神社、少彦名(すくなひこな)神社、八千戈(やちほこ)神社、玉鉾(たまほこ)神社の4社があります。1時間ほどで7社にお参りしたいと思います。社務所で、7社参りの御朱印札を頂き、印を受領していきたいと思います。

 まずは八千戈神社です。次は、境内の最も高いところにある麓山神社に向かいます。そのためには「百段階段」を一気に登る必要があります。手すりや踊り場はなく、ひたすら登る必要があります。途中で転げ落ちたら死ぬかもしれません。これまで、落ちた人はいないのでしょうか。登り切った後に、まだ石段があります。

 階段を戻るのは、怖いので、迂回路で下ります。下った先に、大歳御祖神社が有ります。次は、神部神社と浅間神社です。拝殿、本殿とも同じ棟にあり。右が神部神社、左が浅間神社となっています。

 最後は北回廊を抜け、少彦名神社、玉鉾神社に参拝し、これで7社参りの御朱印札が成就しました。楼門を通ってバスに戻ります。

  東京駅には8時頃に戻りました。神田まで歩き、店を探します。金曜の夜でどこもいっぱいでしたが、東京ブッチャーズ神田店が空いていましたので、入りました。名前の通り、ボリュームも多く、コスパは良かったです

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日帰旅行

諏訪大社(四社参り)

 今日は、信濃国の一の宮、諏訪大社の4社を訪れます。諏訪湖の北にある下社(秋宮・春宮)、次に南の上社(前宮(まえみや)・本宮(ほんみや))の順に参拝します。いつものように、新宿都庁前から出発です(8時発)。

 バスは、11時に下社秋宮に到着しました。早いですが、まずは昼食です。門前からの続く大社通りの「山猫亭はなれ」でお蕎麦を頂きました。地酒の高天はすっきりしておいしいですね。壁に漫画家のサインが、直接書かれているのにビックリ。

 食事後は、参拝です。国譲りの神話では、大国主神の次男である建御名方神(たけみなかたのかみ)が、国譲りに反対したものの、建御雷神に負けてしまい、諏訪まで逃れ、信濃国の国造りをしたとなっています。神橋を渡り、鳥居をくぐると、正面に樹齢800年の根入りの杉があります。諏訪大社七不思議の一つ、丑三ツ時に枝を三寸下げて眠り、幹に耳を当てるといびきが聞こえる、といわれています。

 先に進むと、幣拝殿の前に立派な神楽殿があります。正面の大注連縄(おおしめなわ)は、かつて出雲の人々の指導を受けて作られたそうで、出雲大社のものに似ていますね。幣拝殿の右に一の御柱、左に二の御柱が祀られています。三の御柱、四の御柱は時計回りにありますが、ここからは見えません。

 神楽殿の前に鎮座する狛犬は、青銅製としては日本一(身長1.7m)とのこと。境内には他に、安産ひしゃく納所、御神湯(温泉です!)などがあります。この場所は高台に有りますので、駐車場からは、諏訪湖がよく見えます。

 次は、徒歩で旧中山道で春宮を目指します。1㎞ほどの行程です。旧中山道にある春宮の一の鳥居を右折します。手水舎を過ぎ、二の鳥居をくぐります。

 正面には、神楽殿があり、その後ろに幣拝殿が有ります。幣拝殿の右に一の御柱、左に二の御柱が祀られています。秋宮と造りは、全く同様です。境内右側には「結びの杉」があります。恋愛のパワースポットらしいです。

 春宮のそばを、諏訪湖に注いでいる砥(と)川が流れています。ます。川の中にある島は浮島と言いますが、どんな大水でも流れないということで、これも七不思議の一つでだそうです。浮島橋を渡ると、万治の石仏が有ります。願い事を心で唱えながら石仏の周りを時計回りに三周すると叶う、ということなのでやってみました。岡本太郎は、「こんなに面白いものは見たことがない」と絶賛しています。

 上宮へは、バスで30分程です。ここは高台で、豊富な水や日照が得られる土地のため、御祭神が最初に居を構え、諏訪信仰発祥の地と言われています。

 内御玉殿から200m程坂道を登ると、前宮の御本殿があります。ここも、御本殿の左右に御柱がありますが、御本殿の左右に道があるため三の御柱、四の御柱を見ることができます。本殿の左側を、水眼の清流が流れています。

 最後は、上社の本宮です。前宮から2㎞ほどです。全国に一万余ある諏訪神社の総本社です。東参道(表参道)から入ります。御門を入ると廊下になるのですが、ここは布橋と呼ばれています。なぜ布橋というのかは、諸説有るようです。布橋の左側に、勅使殿がありますので、勅使がお出ましの際、布を引いたのでは?

 参拝所へは、塀重門を通り過ぎ、入口門から入ります。諏訪大社の社と異なり、弊拝殿の両側には御柱はあ参拝のため参拝のため弊拝殿に並んでいる途中、塀重門を覗くと、下に北参道が見えました。

 帰りは、北参道から戻ります。一の御柱はこちら側の神楽殿のそばにあります。ここにも明神湯が出ていますが、諏訪大社周辺は、下社も上社も温泉地帯のようです。奉納されている諏訪の地酒を見ると、昼に頂いた高天もありました。最後は大鳥居をくぐり、駐車場に向かいます。

 今日は、「四社参り」し、四社でそれぞれ御朱印を頂きまので、諏訪大社から記念に「小銭入れ」を頂きました。記念品は、年により変わるようです。新宿には8時頃戻りました。夕食は、ヨドバシカメラ近くの「マイアミ・ガーデン」でピザ、パスタ、ミラノカツレツを頂きました。

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国内旅行

伊勢神宮

<一日目>

 先月、東国三社を参拝しましたので、今回はいよいよ伊勢神宮です。今回のツアーは、朝10時30分新幹線乗車、豊橋でバスに乗り換え、伊勢神宮(外宮)到着は15時30分というものです。慣例通り、外宮(豊受大神宮)からの参拝となっています。最初に、表参道の衛士見張所で、案内図を頂きます。

 外宮は、左側通行です(内宮は反対)。表参道火除橋を渡り、手水舎で心身を清めます。一の鳥居をくぐり、表参道をしばらく歩くと、二ノ鳥居があり、この先に正宮(しょうぐう)があります。神聖な雰囲気です。

 正宮の右側(東側)には古殿地(20年に一度の式年遷宮の予定地)があります。2013年に遷宮が行われていますので、10年後はこちらに正宮があるはずです。正宮にいらっしゃるのは、天照大御神のお食事を司る豊受大御神です。内宮創建の500年後にいらっしゃいました。

 宮域内には、正宮の次に格の高い別宮である、多賀宮・土宮・風宮があります。なかでも、豊受大御神の荒御魂(神の荒々しい側面)を祀る多賀宮は、正宮に注ぐ大きさです。三ツ石(御装束神宝などを祓い清める「川原大祓」が行われる場所)の前を通り、亀石を渡り、長い石段の先に多賀宮があります。三ツ石はパワースポットと考える人もいて、手をかざす人がいました。神宮のHPには、遠慮してと書かれているのに。

 多賀宮の近くには下御井神社が有ります。内部に、井戸があるそうです。参拝後、石段を下ると、右側に風宮、左側に土宮があり、いずれにも古殿地が有ります。風宮は、風雨の災害が無いようにと祈りが捧げられるお社ですが、、蒙古襲来の際、ご神威によって猛風が起り、未曽有の国難をお救いになったとのことです。

 戻る際、参道を左に折れると、裏参道(元の参道)が有ります。

 表参道に戻ります。表参道手水舎の向かいに、清盛楠があります。平清盛が勅使として参向した時、冠にふれた枝を切らせたという伝承があるそうです。火除橋のそばには、休憩所があり、そこからは、勾玉池がよく見えます。

 外宮参拝後、早いですが、夕食会場に向かいます。鳥羽の長門館で、名物の「てっぱり料理」を頂きます。牡蛎、ハマグリ、ホタテ、イカなどを網で焼いて頂きます。てっぱりの意味は、「形が大きくてボリュームがある」ということのようです。

 今日の宿泊先は、志摩スペイン村です。オフシーズンのため宿泊者はそれほど多くないようです。全体は、スペインぽいです。広々としています。

<二日目>

 今日は伊勢神宮の内宮(皇大神宮)に参拝します。その前に、ホテルの温泉(ひまわりの湯、pH8.6、露天風呂からは、伊雑の浦を一望)に入り、体を清めます。その後は、ホテル周辺を散歩します。

 バスは8時出発。30分程で伊勢神宮(内宮)に到着します。五十鈴川に掛かる宇治橋(長さ100m)を渡ります。しばらく参道を歩くと、手水舎です。

 手水舎で手を清め、参道を進みます。左手に、五十鈴川御手洗場が見えてきます。川に手を浸けましたが、意外と冷たい。御手洗場の近くには、五十鈴川の守り神である瀧祭神が、祀られています。参道を進みます。

 しばらく歩くと、内宮神楽殿があります。左側がお神札授与所、右側が神楽殿(ご祈祷の神楽を行う)となっています。

 参道を進み、ようやく正宮に着きます。手前の階段を上り、天照大御神に参拝します。出口は別にあります。外宮の古殿地は見ることができましたが、内宮では古殿地方向に塀があり窺えません。階段を下った先は立入り禁止となっています。

 内宮でも、天照大御神の荒御魂を祀る荒祭宮は別宮となっています。個人的なお願いは、こちらでするように、添乗員さんに言われました。

 内宮にも、風の神を祀る別宮、風日祈宮(かざひのみのみや)があります。神楽殿の前で参道を抜け、五十鈴川の支流である島路川を渡った先にあります。外宮の風宮と同様に、ここの神様も「神風」を吹かせとのことです。

 帰路の途中には、御厩(みうまや)と参集殿(休憩所)があります。今日は、神馬に会えました。

 宇治橋の近くには、大山祇(おおやまつみ)神社と、子安神社があります。前者は、内宮の所在する神路山の入口の守護神である大山祇神をお祀りし、後者は、大山祇神の娘神である木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)をお祀りし、安産、子授けの神として崇敬されています。道の先には、神社司庁の建物がありました。

 参拝も終了し、おはらい町通りへ向かいます。残りは1時間弱です。まず、「くみひも平田」で組紐を買い、赤福本店で、五十鈴川を眺めながら、赤福を頂きました。一服した後、おかげ横町に入り、「ふくすけ」で伊勢うどんを頂きます。最後は、「伊勢萬(内宮前酒造場)」でお酒を買って、集合場所に戻りました。

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国内旅行

沖縄(座喜味城、今帰仁城、中城城、首里城)

 

<一日目>

 旅行支援を利用して、沖縄へ行くこととします。季節はまだ早春なので、お城メインに行きたいと思います。とは言え、まずは22年9月にオープンしたばかりの金武(きん)サンライズビーチに行ってみます。ガイドブックには「異国情緒ある町並み」と有りましたが、シャッターは閉まっています。ビーチも閉鎖されています。時期はまだのようです。

 近くの、道の駅「ぎのざ」に寄ってみます。沖縄本島東海岸唯一の道の駅だそうです。2003年から宜野座で阪神タイガースが春季キャンプを行っているということで、観光情報センターはタイガース一色です。隣の特産品加工直売センターではバナナやマンゴー等の特産品を販売していました。後から気がつきましたが、ここは観光地ではないので、価格は一番安いと思います。

 西海岸に抜けます。車で30分程です。万座辺りのビーチは、ほとんどがホテルのプライベートビーチになっている感じです。

 昼食は、シーサイドドライブインでステーキセット頂きました。2,200円でしたが意外とボリュームがあります。1967年に沖縄で最初にできたドライブインだそうです。

 昼食後は、そばの「おんなの駅」に立ち寄り、まるい珈琲で、コーヒーとアガラサー(蒸しパン)を頂きました。道の駅の隣は、墓地です。お墓は、非常に大きく感じます。これは、沖縄では、風葬の文化から来るようです。風葬とは、遺体の周りを石で囲って風化させる埋葬方法とのことです。風化で骨になったら、遺骨を洗浄して骨壺に入れ、それを再び石室に納骨するのが習わしだったようです。

 次は、真栄田(まえだ)岬に向かいます。東シナ海を一望できます。ダイビングとシュノーケルのスポットで、世界中からダイバーが来るらしいです。当日は風が強く波が荒れていたため、遊泳は禁止されていました。2月~3月末は、岬沖合にザトウクジラが現れるとのことですが、残念ながら見えませんでした。

 次は、残波岬に向かいます。サンセットスポットとして有名ですが、残念ながら、まだ日は高いです。風が強く、ここも、波が高いです。灯台の近くには、球王朝時代、初の進貢使として、初めて中国へ派遣された「泰期」の銅像があります。断崖の反対側は、風もなく、波は穏やかです。かつての石切場やビーチがあります。

 座喜味城に行きます。沖縄のお城は初見です。石造りが独特です。石組は、主に布積で、すきまなくきっちりなされています。120mの高台にありますので、ここから海岸が良く見えます。ここは、戦中は日本軍の高射砲基地、戦後は米軍のレーダ基地だったそうです。

 まだ時間が有りましたので、途中、道の駅「かでな」に立ち寄ります。展望台からは、嘉手納基地が一望できます。嘉手納基地は、極東で一番広い滑走路だそうです。

 宿泊先は、JALシティーで、国際通りの真ん中辺にあります。ホテルの方の紹介で、直ぐ近くの「波照間 国際通り店」に行きました。沖縄っぽい料理をいろいろ頂きました。テーブルの前の沖縄の昔の絵が、ほのぼのとした気分にさせます。帰りに、コンビニで泡盛コーヒーを買ってみましたが、微妙な味でした。

<二日目>

 今日は、島の中央部、本部町、今帰仁村方面とし、まずは、古宇利島を目指します。沖縄本島から屋我地島に入るところにある「道の駅羽地」のそばの海岸には、マングローブが広がっています。

 屋我地島にはいると、穏やかな屋我地ビーチがあります。例によって、人はまだいません。ようやく、古宇利島に近づきました。古宇利大橋は、青い海に向かって、一直線です。

 古宇利島の先には、ティーヌ浜がありますが、ここには波の浸食で削られた2つの岩があります。ハートの形に見えることから。ハートロックといわれています。パワースポット?かな。

 屋我地島と沖縄本島の間はワルミ海峡で、ワルミ大橋で結ばれています。ワルミ大橋からの眺めがとても良いので、途中で車を止めました。この辺りでは、マングローブカヤック体験ツアーが行われているようです。

 昼食は沖縄そばとします。途中の、今帰仁村役場の辺りで、評判の良い「いち藤」に入ります。見た目とは異なり、あっさりした味ですね。

 世界遺産の今帰仁(なきじん)城へ向かいます。ここは14世紀頃に北部を治めていた北山王の居城です。15世紀には、中山王に統一され、17世紀には薩摩の攻撃で城は炎上したとのことです。昨日見た座喜味城の2倍位で、明日行く予定の首里城とほぼ同規模とのことです。ここの石垣は、相方積と野面積がメインです。高台にありますので、海が一望できます。

 日差しが強く、疲れてきましたので、途中、松田商店で冷たいものを頂きました。

 まだ日も高いので、普天間飛行場を見学することとします。嘉数高台(かかずたかだい)公園の長い階段を登ると、展望台があり、そこから飛行場がよく見えます。ここは、第二時大戦中に第七〇高地と命名され、激戦の地だったようです。周囲には、各県出身者の慰霊碑が多数点在し、陣地壕やトーチカも残っています。

 夕食は、地元料理にも疲れてきたので、駐車場の近くにあった「SUGI」に入ってみました。感じはビストロです。料理と雰囲気がマッチしていたので、ワインも2本いってしまいました。店の外観取り忘れです。明日はしんどいかも。

<三日目>

 今日は、本島南部を回りたいと思います。駐車場に行くついでに、SUGIを見ましたが閉まっています。当たり前です。

 今日のスタートは、中城(なかぐすく)城です。管理事務から城の正門まで、長い坂が続くということで、ここでは、カートで連れて行ってもらえます。ここも160mの高台にあることもあり、中城湾が一望できます。城には自衛隊員のグループがいましたが、地形を見ながら、戦術の研修をしていたようです。ここの石積は、野面積、相方積、布積の3種類があります。

 次は、今日のメイン、首里城に行きます。困ったことに、駐車場がどこも満車です。ようやく徒歩20分くらいの場所に見つけました。平日でこれですので、休日はどんなでしょう。日差しが強い中、首里城を目指します。ここは、これまで3つの城を見てきましたが、規模や石垣の美しさは、比較になりません。さすが琉球王の居所です。高台にありますので、ここからは、那覇市内や遠くの島々がよく見えます。焼失した施設は再建中で、2026年完成予定とのことなので、再度訪れたいと思いますます。

 駐車場に戻る途中に、泡盛の瑞泉酒蔵が有りましたので、立ち寄ります。係の方から、見学や飲み比べもできますといわれましたが、車ですので遠慮しました。残念!記念に、瑞泉「碧」を買いました。

 本島南部にある琉球最高の聖地、世界文化遺産でもある斎場御嶽(せーふぁうたき)に向かいます。そこへは、車では直接行けず、近くの「南城市地域物産館」で入場券を買い、500m程坂道を登ります。お腹がすきましたので、物産館で、三矢本舗のもずくの天ぷらとサーターアンダギー(揚げ菓子)を食べました。

 日差しが強い中、500mの坂道は応えます。10分ほど歩くと緑の館セーファに着きますので、そこで注意事項、マナーを確認し、御嶽を見学します。御嶽の参道には、うっそうと緑が生い茂っています。特に三庫理の巨石の前では、最も神聖な場所ということもあり、霊気を感じます。

 空港への帰路、近くのニライ橋、カナイ橋に立ち寄りました。橋を展望する場所はあるのですが、2m程のフェンスが眺望の邪魔をします。その場所は、航空自衛隊知念分屯基地に面しており、ペトリオットミサイルが見えました。

 沖縄の最後の立ち寄り先は、空港の真北にあるショッピングモール、瀬長島ウミカジテラスです。小さな島の傾斜地にありますので、店はそれほど多くないです。滑走路が直ぐそこで、飛行機がよく見えます。では飛行場に向かいます。

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日帰旅行

河津桜祭り(いちご狩り)

 今月末までが見頃ということで、一度河津桜を見に行くこととします。例によって、新宿発です。バスが出発して、添乗員さんが自己紹介します。なんと、あご勇さんでした。びっくり。途中の司会は、さすがプロで、よどみないです。

 ツアーの最初は、いちご狩りです。バスを降りて5分程歩くと、いちごハウスに到着です。ハウスの中に入ると、いちごの甘い匂いがします。時間は30分ほどありますが、いちごが大粒のせいか、10分位で満腹になってしまいました。

 いちご狩りの後は、昼食です。今回も、伊豆フリーツパーク2階の食堂です。ここを利用するツアーは多いですね。メニューは、金目尽くし御膳「金目釜飯、金目入りうどん鍋、金目の野菜あんかけ」。それと、すっきりした味わいの富士錦(富士宮市)を頂きました。

 食事が済んで、一路河津町を目指します。伊豆半島の先の方なので、1時間半ほどです。バス駐車場の手前には、河津桜の原木が有ります。この町に原木があったことから、この桜がカワヅザクラ(河津桜)と命名されたそうです。ピークの時期なので、平日でも駐車場は満杯です。休日はどうなっているのでしょう?

 桜を鑑賞するため、河津川に沿って、海岸の方に進みます。今日は7部咲きくらいかな?それでも、堤防の桜並木はやはりきれいですね。今年は例年より開花が遅く、桜祭りは2月末までから、3月5日まで延長になったようです。

 川沿いに歩くと、海岸に到着です。向こうに、大島などの伊豆七島が見えます。散策時間は一時間ほどで、集合時間も近づいていますので、河津駅の前を通って、帰ります。駅前の伊豆の踊り子像は、まだマスクをしていますね。

 バスは16時に帰途につき、新宿に着いたのは21時でした。高速にのるまでが、非常に混んでいました。伊豆の先は遠いですね。夕食は、新宿の南口方向を歩き、ジョルノに入ってみました。店の名前の通り、店内はジョジョ関係の絵が多く飾られていました。こじんまりとして、気楽に入れるお店です。

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散歩

梅祭り(小石川後楽園、湯島天神、神田明神)

 2月の中旬は、梅の見頃です。梅の名所を訪れてみました。初めは、水戸藩の江戸上屋敷跡にある小石川後楽園です。3月10日まで梅祭りです。東門から入り、内庭、唐門を通り、庭園の中心である大泉水に向かいます。途中には、光圀が農民の苦労を教えるために作った稲田があります。

 梅林はその先にあります。梅の木は、36種類、約100本あるそうです。白梅、紅梅、それぞれ丁度満開です。花ごよみを見ると、「光圀」が一番早く咲くようです。

 小石川後楽園を一時間ほど散策した後、昼食は隣の後楽園ホールにある後楽園飯店とし、ランチセットとビールを頂きました。麻婆豆腐は思った以上にピリ辛でした。

 昼食の後は、神田川沿いに、湯島天神を目指します。川沿いに早桜が咲いていました。道を左に曲がり、慈恵会病院と東京医科歯科大学病院の間の、サッカー通りに入ります。日本サッカーミュージアムは、残念ながら、平日はお休みでした。

 しばらく歩き、春日通りの切通坂に、湯島天神の大鳥居(鉄鳥居)が有ります。唐門をくぐると、境内です。ここも梅祭りで、3月8日までです。湯島といえば、白梅ですね。花の下では、新婚さんの撮影が行われていました。参拝の後、銅鳥居を通り、神田明神を目指します。

 神田明神へは裏参道の階段を登って行きます。ここも、白梅、紅梅が咲いています。御神殿に参拝した後で、文化交流館の「いなせ茶屋」で一休みです。お汁粉と御神酒を頂きました。「金婚」は東村山、豊島酒造のお酒で、明治天皇の「銀」婚式をお祝いする願いを込めて命名されたとのこと。ここと明治神宮の御神酒だそうです。

 表参道を通って、お茶の水に向かいます。帰り際、聖橋手前の、湯島聖堂に立ち寄ると、ここも梅の花が満開でした。

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日帰旅行

東国三社巡り

 江戸時代、お伊勢参りの後、禊ぎの「下三宮巡り」として東国三社(鹿島神宮、息栖(いきす)神社、香取神宮)を参拝する風習が有ったそうです。来月、伊勢神宮参拝を予定していますので、順序は逆になりますが、旅行支援を利用して、バスツアーで、下三宮巡りに行ってきました。

 鹿島に着くと、バスの窓から、鰐川の川岸に、鹿島神宮の西の一之鳥居が見えます。駐車場を降りると、直ぐに大鳥居が有り、その後ろに、日本三大楼門といわれる立派な楼門があります。後の二つは、筥崎宮(福岡市)、阿蘇神社(阿蘇市)とのこと。阿蘇神社は、昨年7月11日に行きましたが、楼門は熊本地震の被害で、残念ながら修復中でした。鹿島神宮の拝殿も、現在修復中です。古い風習では、摂社の高房舎から先にお参りするとのことなので、それに従いました。その後、奧参道に進みます。

 奥参道の端に、奥宮が有ります。参拝後、右奥の道を進み、要石に参拝です。石の頭が少し出ています。水戸光圀公がどこまで埋まっているか確かめようと、7日7晩にわたって掘らせたものの、いつまで経っても辿り着くことができなかったと言われています。奥宮に戻り、反対側の御手洗池に向かい、急な坂を下ります。池の脇には、茶屋が有り、すべての料理に神宮の湧水を使用しているとのことなので、また後で、来ることとします。

 昼食は、門前の通りの鈴章でナマズ料理を頂きます。造りは、コリコリしてあっさりしています。泥臭さは有りません。お酒は、潮来、愛友酒造の「夢のしずく」を頂きました。

 昼食後は、御手洗池に戻り、神宮の湧水を使用した白玉ぜんざいを頂きます。バスの時間も迫ってきましたので、長い急な坂道を戻ります。

 次は、息栖神社に向かいます。常陸利根川沿いに、一の鳥居があり、その両脇に二つの四角い井戸「忍潮井(おしおい)があります。それぞれの井戸の中に小さな鳥居が建てられ、二つの瓶(かめ)があります。「男瓶(おがめ)」と「女瓶(めがめ)」と呼ばれ、1000年以上もの間、清水を湧き出し続けてきたとされています。これは、伊勢(三重)の明星井(あけぼのい)、山城(京都)の直井と並び、日本三霊泉の一つに数えられるそうです。

 二の鳥居をくぐると、左側に稲荷神社が有ります。神門の先に社殿がありますが、今回は、ツアー会社の計らいで、社殿内でご祈祷をして頂きました。 

 境内のパワースポットを巡ります。初めは、御神木(夫婦杉)、次は招霊(おがたま)の木、1円玉のモチーフだそうです。次は、ナギの木です。穏やかな海を凪(ナギ)と言いますが、穏やかにすべてが円満に収まる治るとして、和らぎのパワーがあるようです。ナギの葉は、葉脈が丈夫で切れないことから「男女の縁が切れないように」という意味もあるようです。最後は、薄緑色の花が咲く御衣黄桜です。どんな花か見たいものです。

 最後は、香取神宮参拝です。参道を行くと大鳥居(二の鳥居)が有ります。一の鳥居は利根川に面して立っているそうです。三ノ鳥居を抜け、総門を行くと、鹿島神宮と同じような立派な楼門があります。この先に拝殿が有ります。拝殿上部には極彩色の装飾が有ります。

 参道の左手の坂道を上ると、護国神社があります。参拝後、急な坂を上ります。坂の上に要石あります。ここの要石も、鹿島神宮同様に、水戸光圀公がこれを掘らせましたが、根元を見ることが出来なかったそうです。旧道を進むと、奥宮が有りますので、参拝します。

 参拝後は、参道の亀甲堂で、草だんご団子を頂きました。メニューに紙が貼られており、最近値上げしたんでしょうね。

 東京駅に戻りました。夕食は、神田駅近くまで歩き、PASTA FRESCAで、軽く頂きました。店名のPASTA FRESCAは生パスタのことだそうです。パスタはボリュームがありました。パスタの写真は、二人で取り分けた量です。

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国内旅行

鹿児島(霧島、桜島、指宿)

<一日目>

 関東は寒い日が続いています。今回は、南国、鹿児島に行くこととします。しかしながら、鹿児島空港は、意外と寒いです。気温は東京と同じくらいではないでしょうか。まずは、川内(せんだい)川の曽木の滝に向かいます。この滝は「東洋のナイアガラ」と呼ばれているそうですが、実際、この時期は水量が少ないと思いますが、それでもその迫力はこれまで見た滝の中で一番です。雨期にもう一度訪れたいものです。それにしても、この滝が全国的に余り知られていないのが、不思議です。断崖のアクリル板展望台は、下が透明でスリル満点です。

 次は、日本名水100選の「丸池湧水」に向かいます。1日6万トンの水が湧き出るとのことです。池の水は透き通っています。水汲み場で飲んでみましたが、マイルドな味でした。この水は先ほどの川内川に流れています。

 次は本日のメイン、霧島神宮です。途中、道が決壊のため通行止めとなっており、代わりの道のナビの指示はいい加減で、山の中で迷子になるかもと思いました。ようやく霧島神宮に到着。まずは、「神宮亭」で、昼食を頂きました。敷地には、民芸品を展示、販売している「民芸村」が併設されています。

 いよいよ霧島神宮参拝です。大鳥居、二ノ鳥居と歩きます。三ノ鳥居のそばには、神霊を招くというオガタマの木やさざれ石、樹齢800年といわれる御神木などがあります。拝殿の上部には、美しい装飾が施されています。神宮境内全体が、パワースポットです。神宮の標高は460m有りますので、展望所からは、遠くに錦江湾や桜島がよく見えます。

 霧島神宮は、噴火で何回か、場所を移しています。以前の霧島神宮の跡地である古宮址 (こぐうし) を参拝に行きます。霧島神宮から車で20分程上り、高千穂河原駐車場に向かいます。駐車場から10分程坂道を行くと、古宮址、天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)があります。古宮址の向こうには霧島神宮本宮、高千穂峰の頂上には天の逆鉾が有ります。往復3時間程度の道のりということなので,機会があれば行ってみたい?と思います。

 霧島神宮参拝も終わりましたので、霧島町蒸留所(明るい農村)に立ち寄ります。見学の希望の有無を聞かれましたので、即、お願いしました。係の方からこの辺りの地形から始まり、焼酎の製造工程等、懇切丁寧に教えて頂きました。日本酒と一緒で夏は発酵に適さない様で、ブルーベリーを栽培しているとのことです。

 最後は、霧島神仙峡遊歩道を歩いてみます。霧島観光案内所から徒歩で霧島大橋を渡ると、下に霧島川沿い全長1.800mの遊歩道があります。遊歩道の先に柱状節理が見られます。来る直前、1月21日のブラタモリで宮崎県の高千穂を放映していましたが、そこでも柱状節理が出ていました。九州はやはり火山島なんだなと思いました。

 今夜の宿は、霧島ホテルです。温泉の湧出量は毎分6トンとのことで、体育館のような広~いお風呂です。しかも混浴!、但し20:00~21:30は女性専用。夕食のメインは、黒豚のしゃぶしゃぶと黒毛和牛のミニステーキです。夕食の会場からは100年杉の庭園が見えます。食後は、別会場で、喫茶ができます。

<二日目>

 昨夜ライトアップされていた百年杉庭園を散策します。この杉林は、このホテルの初代が治山のため植林しました。この杉は霧島メアサ杉というそうで花粉の量が少ないそうです。朝の森林浴は清々しいですね。

 このホテルは標高770m位有ります。夏は、下界より涼しいでしょうね。途中、霧島温泉郷の丸尾滝に立ち寄ります。温泉水が集まって流れ落ちているので、湯気が出ています。

 最初は、蛭子神社に向かいます。蛭子とは、「いざなぎのみこと」と「いざなみのみこと」との間に最初に生まれた子です。しかしながら、3歳になっても足腰が立たないので、かわいそうに「いわくすふね」に乗せられ流されてしまいました。流れ着いたのがこの地とされています。訪れたときは、誰もおらず、静寂でした。

 次は、山幸彦(やまさちひこ)をお祀りする、大隅国一之宮の鹿児島神宮に向かいます。この神宮は、拝殿の天井の200以上ある植物の画が有名です。確かに圧巻です。当時の日本に無い植物もあるそうで、薩摩の密貿易の証拠という人もいます。

 大隅半島に入ります。付け根の辺り、福山町は黒酢の産地です。黒酢の壺があちこちに見えます。坂元醸造のくろず情報館に立ち寄ることとします。

 桜島に近づいてきました。昼食は道の駅「たるみず湯っ足り館」で頂くこととします。名前の通り、ここでは足湯をしながら桜島を見ることができます。特産のブリとカンパチの海鮮丼(1750円)を頂きます。それぞれ5きれづつありますが、味の違いが分かりません。窓からイルカの群れが見えます。帰りしな売店で、ブリとカンパチの切り身のパックを見ましたが、ほとんど同じに見えます。

 昼食後、桜島に入ります。有村展望所に立ち寄ります。駐車乗には避難壕があります。展望所からは、何回かに渡る噴火が層となって見えます。この辺りは、最近、火山灰が降ったようで、係の人が灰を取り除いていました。取り除いた後は、白くなります。

 桜島港まで来ましたので、対岸の鹿児島市へフェリーで渡ります。出港してから15分くらいで接岸します。あっという間です。

 鹿児島市ではまず、定番の仙厳(せんがん)園を見学します。ここは桜島を望む島津家の雄大な庭園であっただけではなく、反射炉や水力発電用ダム等の洋式工場群でもあったようです。島津家と南九州の文化・歴史を紹介する尚古集成館は、残念ながらリニューアル中で休館でした。

 今日の最後は、鹿児島(鶴丸)城です。1874年に焼失したのちは再建さていませんが、御楼門は、2020年に復元されています。石垣の所々に西南戦争時の銃痕があります。本丸跡に鹿児島県歴史資料センター黎明館がありましたので、見学しました。締めは、城山公園展望台から、鹿児島の街を見ました。

 今夜の夕食は、鹿児島ラーメンとします。天文館の「ラーメン我流風」で頂きました。見た目とは異なり、あっさりとしています。

<三日目>

 朝食前の散歩です。昨夜、写真を取り忘れたので、同じ所に行ってみます。朝7時頃ですので、当たり前ですが印象は全く異なります。所々に銅像があります。HPで調べると、7つのシーンを巡る旅「時標(ときしるべ)」ということのようです。

 まだ時間もありますので、島津齊彬公ををお祀りしている照國神社に参拝します。社殿は西南戦争と第二次世界大戦で焼失して、1958年に復興造営され他とのことです。神門の前のイヌマキの木は齊彬公にちなんで斉鶴といわれるそうですが、本当に鶴のようですね。

 法華ホテルの朝食は、じゃらんの泊まってよかった宿大賞朝食の部2018九州地区101~300室で3位となっています。口コミの評判もいいです。和、洋、中、郷土の4種類有るので制覇は4日必要かも?今回は、郷土料理で選択してみました。

 今日は、薩摩半島を南下します。最初は、知覧特攻平和記念館です。館内は、当時の遺物と、隊員1036名の記録が展示されています。合掌。展示の唯一現存する疾風は、予想以上に大きいと感じました。屋外には、隊員が出撃されるまで起居していた三角兵舎の再現も有ります。

 次は、薩摩の小京都といわれる知覧の武家屋敷庭園を見学します。約700mの道に7軒の庭が開放されています。内、6つは枯山水式、1つは池泉式です。石垣は切石と丸石があり、切石が格式が高いそうです。武家屋敷に加え、鹿児島独特の民家も移築展示されています。二ツ家は、居住用の間をオモテ、台所や囲炉裏のある部屋をナカエといい、棟をつないでいるのを知覧型二ツ家民家というそうです。

 道の最後は森重堅庭園です。ここは、NHKの西郷どんで使用されたそうです。

 昼食は、枕崎の日本最南端の地場センターで、鰹のたたき定食と刺身定食を頂きます。刺身のえびは、薩摩の甘海老として名高い「たかえび」でした。

 枕崎漁港では、朝一で直売をしているようです。昼なので、誰もいません。

 番所鼻自然公園の突堤から眺める景色は、全国を歩いた伊能忠敬が絶賛したといわれています。ここから見える岩礁が、竜宮城の入口といわれています。

近くの近くの釜蓋神社(正式名称:射楯兵主神社 いるたてつわものぬし)に参拝してみます。釜の蓋を頭に乗せ、鳥居から賽銭箱まで落と参拝できれば参拝できれば願いが叶うそうです。トライしましたが、当日は風が非常に強く、蓋が飛ばされてしまいます。かまふた願掛け投げもありますが、これも粘土の蓋は届きそうにありません。

 海岸から15分程の場所に池田湖が有ります。当日は、菜の花が満開でした。こちらは暖かいんですね。

 指宿のパンフレットに必ずでるのがJR西大山駅の黄色いポストです。それだけなのですが、映えるモニュメントをよく考えたものです。

 浦島太郎が竜宮に旅立ったとされる地が、長崎鼻(ばな)です。ここには、乙姫様のモデルとなっている豊玉姫を祀る龍宮神社があります。そのため、この一帯は縁結びのパワースポットだそうです。薩摩半島最南端ということもあり、当日は風が非常に強く、断崖から転げ落ちそうになります。

 最後は、砂蒸し温泉です。時間があれば体験したかったのですが、今回はそばで見るだけです。

 鹿児島空港での夕食は、山形屋食堂エアポート店でカツ丼を頂きました。ナガサワワインは、後にカリフォルニアのワイナリーとなった薩摩藩英国留学生長澤鼎に因んでちなんで、山形屋オリジナルとして作られているそうです。2100円で飲めますので絶対お得と思います。