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国内旅行

舞鶴、琴引浜、余部

<二日目>

 朝食前に、ホテル周辺の散策します。ここは直ぐ近くが舞鶴高(東港)の近くです。目の前は、昔は枯木浦と呼ばれていたようです。西港が漁港メインに対し、こちら側は軍港メインです。海上自衛隊の艦船が多数停泊しています。対岸に見える赤レンガパークもかつては軍の施設でした。

 アマービレ舞鶴を出発します。初めは、田辺城址に向かいます。この城は、関ヶ原の戦いで、古今伝授を継承している細川幽斎がこの城に籠城し、幽斎の戦死を恐れた後陽成天皇の仲介で西軍は攻撃をするのをやめた、ということで有名です。現在の田辺城跡は舞鶴公園になっており、模擬復興されています。

 次は赤れんがパークです。これらは旧海軍舞鶴鎮守府の砲弾等の軍需品保管倉庫を保存・活用した物です。赤れんが3号棟は海上自衛隊関連グッズや舞鶴の特産品のショップとなっています。

 次は一路、日本海、網野の琴引浜を目指します。ここは鳴砂で有名です。砂浜への入場には、1台1000円の管理費が必要です。砂の上で靴を滑らしたり、手の中に砂を入れ強くもんだりすると、キュッと音がします。青い海と白い砂だけ見ると、外国のビーチにも見えますね。赤い旗が立っているところがよく鳴くよ、と、管理者に言われました。

 海岸沿いにドライブを続け、城崎マリンワールドに駐車します。ここで昼食と日和山海岸の見学をします。外の景色を見ながら、カレーを頂きました。食事後は、日和山海岸の見学です。海岸は、山陰海岸国立公園に属しており、日本海の激しい波風で浸食され複雑に入り組んでいます。遠くにみえる後ケ島は、浦島太郎伝説の島として、言い伝えでは、浦島太郎が玉手箱を開けた場所と言われているようです。

  更に海岸線を行くと、はさかり岩があります。二つの岩中に挟まり、丸い岩が落ちそうで落ちないので、合格祈願で訪れる人も多いとか。この地方で挟まることを「はさかる」と言うことから,「はさかり岩」と名付けられましたとのこと。

 海岸線を更に進み、香住の大乗寺に参拝します。この寺には、円山応挙やその一門の画家たちの襖絵などが数多くあり、応挙寺とも呼ばれています。客殿の正面には、丸山応挙の像がデンとあります。見学者は客殿左側の入口から中に入ります。仏間の十一面観音を中心に13の部屋があり、各部屋毎の障壁画を、スタッフの方に案内頂きます。

 今日の最後は、余部鉄橋です。コンクリート橋に変わりましたが、かつての鉄橋も一部が保存されています。トンネルは、そのまま使用しているため、途中からS字にカーブしています。道の駅で、餡ドーナッツとコーヒーを頂きました。

 1986年12月28日昼、回送中の列車が、日本海からの突風にあおられ、橋梁から転落し、真下の水産加工工場を直撃し、従業員の女性5名と車掌1名の計6名が死亡するという事故がありました。その慰霊碑が橋梁下にあります。合掌。新余部鉄橋は安全対策が強化されています。鉄橋には「空の駅」がありますので、さっそく見学してみます。高さ47mのエレベーターに乗って、展望施設に上ります。展望施設には、休息?眺望?のためのベンチがありますが、足下はスリットで、下が丸見えのため、恐怖を覚えます。

 鉄橋を山側に進むとホームがあります。丁度、上りの電車が停車しま反対に反対にトンネル方向の先端に進むと、旧線路は途中で切れています。新線路はトンネル方向にカーブしているのがよく分かります。

 夕食は、浜坂駅前の浜っ子を予約しています。まずはビールと地元の香住鶴をお願いし、おでんや焼き鳥、お造りを注文しました。まずおでんの分量の多さに感動、その後おつくりがなかなか出てこないので、どうしたのかなと思っていると、出されたお皿をみて腰を抜かしました。食べきれないほどです。食べ終わってお勘定をお願いしましたが、申し訳ない気がしました。

 浜坂駅前から湯村温泉に向かいます。一風呂浴びて、温泉街を散策してみました。ここには、あの、とび太君がいました。