今日は、信濃国の一の宮、諏訪大社の4社を訪れます。諏訪湖の北にある下社(秋宮・春宮)、次に南の上社(前宮(まえみや)・本宮(ほんみや))の順に参拝します。いつものように、新宿都庁前から出発です(8時発)。
バスは、11時に下社秋宮に到着しました。早いですが、まずは昼食です。門前からの続く大社通りの「山猫亭はなれ」でお蕎麦を頂きました。地酒の高天はすっきりしておいしいですね。壁に漫画家のサインが、直接書かれているのにビックリ。
山芋とろろそば
高天酒造(岡谷市)
食事後は、参拝です。国譲りの神話では、大国主神の次男である建御名方神(たけみなかたのかみ)が、国譲りに反対したものの、建御雷神に負けてしまい、諏訪まで逃れ、信濃国の国造りをしたとなっています。神橋を渡り、鳥居をくぐると、正面に樹齢800年の根入りの杉があります。諏訪大社七不思議の一つ、丑三ツ時に枝を三寸下げて眠り、幹に耳を当てるといびきが聞こえる、といわれています。
先に進むと、幣拝殿の前に立派な神楽殿があります。正面の大注連縄(おおしめなわ)は、かつて出雲の人々の指導を受けて作られたそうで、出雲大社のものに似ていますね。幣拝殿の右に一の御柱、左に二の御柱が祀られています。三の御柱、四の御柱は時計回りにありますが、ここからは見えません。
神楽殿の前に鎮座する狛犬は、青銅製としては日本一(身長1.7m)とのこと。境内には他に、安産ひしゃく納所、御神湯(温泉です!)などがあります。この場所は高台に有りますので、駐車場からは、諏訪湖がよく見えます。
次は、徒歩で旧中山道で春宮を目指します。1㎞ほどの行程です。旧中山道にある春宮の一の鳥居を右折します。手水舎を過ぎ、二の鳥居をくぐります。
(旧中山道)
正面には、神楽殿があり、その後ろに幣拝殿が有ります。幣拝殿の右に一の御柱、左に二の御柱が祀られています。秋宮と造りは、全く同様です。境内右側には「結びの杉」があります。恋愛のパワースポットらしいです。
春宮のそばを、諏訪湖に注いでいる砥(と)川が流れています。ます。川の中にある島は浮島と言いますが、どんな大水でも流れないということで、これも七不思議の一つでだそうです。浮島橋を渡ると、万治の石仏が有ります。願い事を心で唱えながら石仏の周りを時計回りに三周すると叶う、ということなのでやってみました。岡本太郎は、「こんなに面白いものは見たことがない」と絶賛しています。
上宮へは、バスで30分程です。ここは高台で、豊富な水や日照が得られる土地のため、御祭神が最初に居を構え、諏訪信仰発祥の地と言われています。
左手 十間廊
右手 内御玉殿
内御玉殿から200m程坂道を登ると、前宮の御本殿があります。ここも、御本殿の左右に御柱がありますが、御本殿の左右に道があるため三の御柱、四の御柱を見ることができます。本殿の左側を、水眼の清流が流れています。
(茅野市街)
最後は、上社の本宮です。前宮から2㎞ほどです。全国に一万余ある諏訪神社の総本社です。東参道(表参道)から入ります。御門を入ると廊下になるのですが、ここは布橋と呼ばれています。なぜ布橋というのかは、諸説有るようです。布橋の左側に、勅使殿がありますので、勅使がお出ましの際、布を引いたのでは?
(二の鳥居)
下は御手洗川
右は二の御柱
塀の向こうは参拝所
塀の先に塀重門
参拝所へは、塀重門を通り過ぎ、入口門から入ります。諏訪大社の社と異なり、弊拝殿の両側には御柱はあ参拝のため参拝のため弊拝殿に並んでいる途中、塀重門を覗くと、下に北参道が見えました。
(参拝所側)
北参道の大鳥居
帰りは、北参道から戻ります。一の御柱はこちら側の神楽殿のそばにあります。ここにも明神湯が出ていますが、諏訪大社周辺は、下社も上社も温泉地帯のようです。奉納されている諏訪の地酒を見ると、昼に頂いた高天もありました。最後は大鳥居をくぐり、駐車場に向かいます。
正面は塀重門
今日は、「四社参り」し、四社でそれぞれ御朱印を頂きまので、諏訪大社から記念に「小銭入れ」を頂きました。記念品は、年により変わるようです。新宿には8時頃戻りました。夕食は、ヨドバシカメラ近くの「マイアミ・ガーデン」でピザ、パスタ、ミラノカツレツを頂きました。
パスタ、ミラノカツレツ