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国内旅行

伊勢神宮

<一日目>

 先月、東国三社を参拝しましたので、今回はいよいよ伊勢神宮です。今回のツアーは、朝10時30分新幹線乗車、豊橋でバスに乗り換え、伊勢神宮(外宮)到着は15時30分というものです。慣例通り、外宮(豊受大神宮)からの参拝となっています。最初に、表参道の衛士見張所で、案内図を頂きます。

 外宮は、左側通行です(内宮は反対)。表参道火除橋を渡り、手水舎で心身を清めます。一の鳥居をくぐり、表参道をしばらく歩くと、二ノ鳥居があり、この先に正宮(しょうぐう)があります。神聖な雰囲気です。

 正宮の右側(東側)には古殿地(20年に一度の式年遷宮の予定地)があります。2013年に遷宮が行われていますので、10年後はこちらに正宮があるはずです。正宮にいらっしゃるのは、天照大御神のお食事を司る豊受大御神です。内宮創建の500年後にいらっしゃいました。

 宮域内には、正宮の次に格の高い別宮である、多賀宮・土宮・風宮があります。なかでも、豊受大御神の荒御魂(神の荒々しい側面)を祀る多賀宮は、正宮に注ぐ大きさです。三ツ石(御装束神宝などを祓い清める「川原大祓」が行われる場所)の前を通り、亀石を渡り、長い石段の先に多賀宮があります。三ツ石はパワースポットと考える人もいて、手をかざす人がいました。神宮のHPには、遠慮してと書かれているのに。

 多賀宮の近くには下御井神社が有ります。内部に、井戸があるそうです。参拝後、石段を下ると、右側に風宮、左側に土宮があり、いずれにも古殿地が有ります。風宮は、風雨の災害が無いようにと祈りが捧げられるお社ですが、、蒙古襲来の際、ご神威によって猛風が起り、未曽有の国難をお救いになったとのことです。

 戻る際、参道を左に折れると、裏参道(元の参道)が有ります。

 表参道に戻ります。表参道手水舎の向かいに、清盛楠があります。平清盛が勅使として参向した時、冠にふれた枝を切らせたという伝承があるそうです。火除橋のそばには、休憩所があり、そこからは、勾玉池がよく見えます。

 外宮参拝後、早いですが、夕食会場に向かいます。鳥羽の長門館で、名物の「てっぱり料理」を頂きます。牡蛎、ハマグリ、ホタテ、イカなどを網で焼いて頂きます。てっぱりの意味は、「形が大きくてボリュームがある」ということのようです。

 今日の宿泊先は、志摩スペイン村です。オフシーズンのため宿泊者はそれほど多くないようです。全体は、スペインぽいです。広々としています。

<二日目>

 今日は伊勢神宮の内宮(皇大神宮)に参拝します。その前に、ホテルの温泉(ひまわりの湯、pH8.6、露天風呂からは、伊雑の浦を一望)に入り、体を清めます。その後は、ホテル周辺を散歩します。

 バスは8時出発。30分程で伊勢神宮(内宮)に到着します。五十鈴川に掛かる宇治橋(長さ100m)を渡ります。しばらく参道を歩くと、手水舎です。

 手水舎で手を清め、参道を進みます。左手に、五十鈴川御手洗場が見えてきます。川に手を浸けましたが、意外と冷たい。御手洗場の近くには、五十鈴川の守り神である瀧祭神が、祀られています。参道を進みます。

 しばらく歩くと、内宮神楽殿があります。左側がお神札授与所、右側が神楽殿(ご祈祷の神楽を行う)となっています。

 参道を進み、ようやく正宮に着きます。手前の階段を上り、天照大御神に参拝します。出口は別にあります。外宮の古殿地は見ることができましたが、内宮では古殿地方向に塀があり窺えません。階段を下った先は立入り禁止となっています。

 内宮でも、天照大御神の荒御魂を祀る荒祭宮は別宮となっています。個人的なお願いは、こちらでするように、添乗員さんに言われました。

 内宮にも、風の神を祀る別宮、風日祈宮(かざひのみのみや)があります。神楽殿の前で参道を抜け、五十鈴川の支流である島路川を渡った先にあります。外宮の風宮と同様に、ここの神様も「神風」を吹かせとのことです。

 帰路の途中には、御厩(みうまや)と参集殿(休憩所)があります。今日は、神馬に会えました。

 宇治橋の近くには、大山祇(おおやまつみ)神社と、子安神社があります。前者は、内宮の所在する神路山の入口の守護神である大山祇神をお祀りし、後者は、大山祇神の娘神である木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)をお祀りし、安産、子授けの神として崇敬されています。道の先には、神社司庁の建物がありました。

 参拝も終了し、おはらい町通りへ向かいます。残りは1時間弱です。まず、「くみひも平田」で組紐を買い、赤福本店で、五十鈴川を眺めながら、赤福を頂きました。一服した後、おかげ横町に入り、「ふくすけ」で伊勢うどんを頂きます。最後は、「伊勢萬(内宮前酒造場)」でお酒を買って、集合場所に戻りました。